ハンコック
2008, 08. 31 (Sun) 00:56

強大な力を持つ酒浸りで自堕落なヒーロー、ハンコック(ウィル・スミス)は、
事件現場に駆けつけ一応の解決はするが、乱暴なやり方で周囲へ大損害を与える。
反省しないぶっきらぼうな態度は人々から非難の的。
そんなハンコックに踏切事故から助けられたPRマンのレイ(ジェイソン・ベイツマン)は、イメージ・アップ計画を持ちかけ真のヒーローになってもらうべく戦略を練る。
嫌われ者のハンコックが愛されるヒーローを目指す。

今年はヒーロー映画が多いですが、これはアメコミなどではなくオリジナルな脚本だそう。
登場からだらしない酔っ払いで、子供にすら「クズ」と言われる一風変わったヒーローのハンコック。
「クズ」の一言でキレるし、後先考えずに色んな物を壊す壊す!!!
この傍若無人っぷりは善なのか~悪なのか(苦笑)
YouTubuの動画もブーイングの嵐で、損害賠償まで発生するヒーローって…
汚い服装でおまけに生身なんだもの~なんか笑える!


獄中入りしてから、レイの助けもあり少しずつ変わっていきます。
「Good job」を教えられるなんて子供みたい(笑)無精髭の剃り方も凄い♪
ユニフォーム(笑)に身を包み、
人に好かれるように気を使い、ぎこちなく警察官たちに接しながら銀行強盗を退治するのも笑える。
でもカッコ良いのよねえ~不死身で強いもの!!

以下、少しネタバレ…
ハンコックにはどうしてこのような能力があるのか、誰もが知りたいところですが、
レイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)とハンコックが出会った時、何かがあるとすぐに察知できるけど、
後半の展開はチョット空気が違ってきました…
生まれ変わったヒーローが大活躍するのかと思いきや、だんだんとシリアスな方向にいってしまったのではないでしょうか~
だからと言って詰まらないわけではないのですが、予告で使われた以外、手に汗握るようなアクションシーンもなかったし、回想シーンもなかったし、コメディかシリアスか(欲張らず)どちらかの路線にすれば良かったかも。
どっちつかずって印象で違和感は残る終わりではありました。
あと続編でも期待できるような“これ”と言う悪役が出てきても良かったかも知れません。
とてつもないパーワーのヒーローなのに嫌われ者とか、アメリカを皮肉ってるようではありました。


ウィル・スミスとシャーリーズ・セロンの存在感で楽しめます~。
キッチンに立つ主婦なセロンは可愛いですね~いつもミートボールだったけど(笑)
レイ役は「キングダム/見えざる敵」「ジュノ」のジェイソン・ベイトマン。
終始、人の良さが感じられる男性でした。
2008年 8/30公開 アメリカ映画
監督 ピーター・バーグ