ベガスの恋に勝つルール
2008, 08. 14 (Thu) 17:47

ウォール街で働くジョイ(キャメロン・ディアス)は、完璧主義な性格が災いしフィアンセにフラれてしまう。
親友と気晴らしにラスベガスへと繰り出し、ホテルの部屋のダブルブッキングがきっかけで出会ったお気楽男のジャック(アシュトン・カッチャー)と意気投合。
泥酔のあげく、勢いで結婚してしまう。
翌日、事の次第に気付いた2人は婚姻の無効手続きをしようとした矢先、ジャックがジョイの25セントを投入したスロットマシンで300万ドルの大金を当てる。
賞金の所有権を譲らない2人は、その決着を法廷に委ねるが…。
ラスベガスで電撃婚をしてしまった男女が、カジノで稼いだ大金をめぐり、大バトルを繰り広げるロマンチック・コメディー。

先行上映で観てきました♪
キャメロン・ディアスのラブコメは、もう間違いないって感じかな♪
チャーミングでスタイル良くて、クチャと崩した顔も見せてくれるし(笑)
いつも元気をもらえます。
アシュトン・カッチャーは「バタフライ・エフェクト」「守護神」と真面目な作品が続いていたけど、
お下品ネタも健在で(笑)久しぶりにハジケた彼が観れて楽しかった。
二人の息の合った掛け合いに何度も笑わせてもらいました!


前半はドタバタと過ぎて笑いどころもいっぱいですが、後半はしっとりと流れていきます。
アシュトンのお得意のお下劣ネタとテンポの良さ、
キャメロンは時々しわっぽさが目立つけど、そんなの気にしてないって感じで体全体で表わす喜怒哀楽に好感持てます!
2人のバトルはストレートで、まるで小学生のふざけ合いみたい。
子供じみたレベルの低いことで優位に立とうとするジャックに対して、
ジョイはジャックの両親を味方にして足元から固めていきます。
やはりこうなるとしたたかで賢いのは女の方よねぇ…な~んて、ほくそ笑みたくなる。
笑える楽しい喧嘩シーンです(笑)

保養地のシーンから少しずつ風向きが変わって行きます。
何故かジャックの下ネタがジョイの上司に気に入られ、どんどんジョイの株が上昇。
タキシード姿のジャックも普段と違い素敵です。
お互いを意識している自分に気づきながらの一夜の空気は、こちらにも伝わってきました!
ラブコメは脇のキャラも大事ですが、今回もまたまた癖のある人たちが登場して笑いを誘います。
特にジャックの友人で弁護士の(ハゲの)スティーヴと、ジョイの気の強い友人。
小ネタ色々仕込んで、良い味を出してます(笑)
既婚者の私には、カウンセラーのクイーン・ラティファ、裁判長のご意見は御もっとも!!と思えて(笑)
男女の価値観は違うものですが、お互いに譲り合うとか歩み寄るとか努力をしながら、時には我慢ばかりせず、言いたいことを言い合いそれを聞く寛容さも大切で…
勢いとノリだけで結婚してしまったけど、お互いの利益の為に汚い本心を露骨に出しながら、でもどこか人間性に溢れた部分にも触れていくと~さて、どうなっちゃう…みたいな逆なパターン。
ケンカする程仲が良い…きっとこんな感じで幸せに続いていきそうなカップルでした!

エンドロールも「おまけあり」ですから、最後まで観てくださいね。
元フィアンセへの逆襲はスッキリしま~す(笑)
アシュトン・カッチャーのコメディは、
「ゾルタン★星人」「ジャスト・マリッジ」
先日亡くなったバーニー・マックとのバトルが面白かった「ゲス・フー/招かれざる恋人」が好きです♪
2008年 8/16公開 アメリカ映画
監督 トム・ヴォーン