恋とスフレと娘とわたし
2008, 07. 28 (Mon) 19:54

若くして夫と死別したダフネ(ダイアン・キートン)は、女手ひとつで3人の娘を育て上げた。
長女と次女は無事結婚し、あとは男運の悪い三女のミリー(マンディ・ムーア)に幸せな結婚をと願い、
内緒で花婿募集のウェブ広告を出す。
末娘の身を案じ、おせっかいな母親が結婚相手探しに奔走するロマンチック・コメディ。

お決まりの展開、気楽に観れるラブコメと言っても、これは私には酷い内容だった!
3人姉妹は個性的で仲良しで、その筆頭のような位置づけの母親もチャーミングで、
ファッションや小物もスイーツもカラフルで可愛らしいけど、何故か好きになれないこの一家…
娘を案じる母親の気持ちは解るけど、構い過ぎで押し付けがましい。
そんな母親に娘達も不満はあるけれど、それでも成り立っているのは親子だから当たり前かなぁ。
悩みの違いはあるけど、
親子であるからこればっかりは仕方がないと受け入れてる事は、誰にでもあると思うし。

それよりも、この親子の会話が訳解らない?!
母親が娘達の肉体関係の事とか、聞いていられるの?
私は古いのか、あんまり親とそんな話はしたくないし聞きたくもないけど(苦笑)
ミリーは同時に素敵な男性とめぐり合い、結局二股をかけるんだけど、
その一人、ジョニー(ガブリエル・マクト)の息子君は可愛いのに凄い単語を発するし、ダフネの愛犬もこれまた凄い!
数々飛び出す下ネタが、露骨なのか何となく不愉快で居心地が悪くて笑えない。
「恋愛適齢期」の時のような、老いてからの微妙な恋心や可愛らしいと思える老年じゃないんだなぁ。
ショッピングセンターで、靴を試着しながらパイを食べたりソファーに寝そべったりって、
日本じゃ考えられない!!
アメリカって、自由なんだぁ~~(お行儀悪い~笑)と、またまた文化の違いに驚いた(汗)

ダイアン・キートン、ラジー賞にノミネートされたんですね。
終わってみれば、泣いたり騒いだりドタバタと一人舞台みたいだった…
ちょっと大袈裟だったかも。
健康で人生謳歌するのはとっても良いことだけど、なんだかなぁ~
老人のお料理教室がとんだ事にもなっちゃうし、ラストの式までも肯けること全くなしでした。
ガブリエル・マクトは素敵でした~♪
2007年 9/1公開 アメリカ映画
監督 マイケル・レーマン