カンフー・パンダ
2008, 07. 30 (Wed) 21:53

中国の桃源郷「平和の谷」
“龍の巻物”の奥義を得た者は史上最強の“龍の戦士”になれるという伝説があった。
その伝説を信じるパンダのポーは、熱狂的なカンフーおたく。
食いしん坊でメタボな腹に運動神経もゼロだけど、カンフーの達人になりたいという夢を持っていた。
そんな時、極悪カンフー戦士のタイ・ランが刑務所を脱獄し、龍の巻物を狙って谷に向かっているという。
古代中国を舞台に、カンフーマスターを目指すことになったパンダの修行の日々を、
ドリームワークスがユーモアたっぷりに描き出す。
声の出演は、ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェンなど。


夏休みということで、劇場は子供であふれていました。
エントランスではポップコーン片手に走り回りあちこちでクラッシュ!
鑑賞中の楽しそうな笑い声は可愛らしいけど、
トイレへ出たり入ったりと何となく落ち着きませんでした(苦笑)
字幕版は少ないうえに時間も合わない…
うちの娘も「Hey!Say!JUMP」のエンドロールが良いと言うので(泣く泣く)吹き替えに。
キャラクターは個性的で善悪はっきりしてるし、
笑いもメッセージも解りやすくてテンポが良かったです。
私は詳しくないですがキャラに合った型は、武術の技から逆にキャラにしたって感じなんでしょうか…
カマキリなんて、昔々の関根勤が“か~ま~きぃ~り~ぃ!”ってやってた感じです(知ってる人、いるかな~汗)
アニマル・カンフーはそれなりに迫力があって、力が入っちゃいました!
導師が去り、老師が過去に育てたタイ・ランは悪の道へと堕ちていくって、「スターウォーズ」みたい。
シーフー老師はまるでヨーダのよう(笑)
タイ・ランの脱獄シーンとマスター・ファイブとの戦いシーンは、なかなか見応え合って面白かった~!!


中国の雰囲気ある色使いや背景、動物の毛並みに滑らかな動き。
ポーのお腹のぶよぶよが可愛いですよぉ。
毎回観る度、アニメって凄いなあ~と思わされます。
本家はとても豪華な声優ですが、
吹き替えの方はポーの山口達也、シーフー老師の笹野高史、 タイ・ランの中尾彬は良かったです♪
笹野高史さんなんて、ホント、凄く上手でしたし、中尾彬さんもキャラ的に雰囲気ピッタリです。
山口君は「鉄腕DASH」などでも、何をさせても無難にこなす器用な人なので安心して観れました。
もう少しハチャメチャな感じがあっても良かったも~ジャック・ブラックはきっとはじけてそうなので(笑)
木村佳乃 、MEGUMI は特に必要ないでしょう…
声優さんを使った方が良かったと思います。

パンダのお父さんはパンダじゃないんだよね~(笑)
最後まで謎のままだけど、良い親子でした♪
小さいお子様でも退屈にならない程度の上映時間なので、夏休みご家族で楽しんで下さい♪
2008年 7/26公開 アメリカ映画
監督 マーク・オズボーン ジョン・スティーブンソン
恋とスフレと娘とわたし
2008, 07. 28 (Mon) 19:54

若くして夫と死別したダフネ(ダイアン・キートン)は、女手ひとつで3人の娘を育て上げた。
長女と次女は無事結婚し、あとは男運の悪い三女のミリー(マンディ・ムーア)に幸せな結婚をと願い、
内緒で花婿募集のウェブ広告を出す。
末娘の身を案じ、おせっかいな母親が結婚相手探しに奔走するロマンチック・コメディ。

お決まりの展開、気楽に観れるラブコメと言っても、これは私には酷い内容だった!
3人姉妹は個性的で仲良しで、その筆頭のような位置づけの母親もチャーミングで、
ファッションや小物もスイーツもカラフルで可愛らしいけど、何故か好きになれないこの一家…
娘を案じる母親の気持ちは解るけど、構い過ぎで押し付けがましい。
そんな母親に娘達も不満はあるけれど、それでも成り立っているのは親子だから当たり前かなぁ。
悩みの違いはあるけど、
親子であるからこればっかりは仕方がないと受け入れてる事は、誰にでもあると思うし。

それよりも、この親子の会話が訳解らない?!
母親が娘達の肉体関係の事とか、聞いていられるの?
私は古いのか、あんまり親とそんな話はしたくないし聞きたくもないけど(苦笑)
ミリーは同時に素敵な男性とめぐり合い、結局二股をかけるんだけど、
その一人、ジョニー(ガブリエル・マクト)の息子君は可愛いのに凄い単語を発するし、ダフネの愛犬もこれまた凄い!
数々飛び出す下ネタが、露骨なのか何となく不愉快で居心地が悪くて笑えない。
「恋愛適齢期」の時のような、老いてからの微妙な恋心や可愛らしいと思える老年じゃないんだなぁ。
ショッピングセンターで、靴を試着しながらパイを食べたりソファーに寝そべったりって、
日本じゃ考えられない!!
アメリカって、自由なんだぁ~~(お行儀悪い~笑)と、またまた文化の違いに驚いた(汗)

ダイアン・キートン、ラジー賞にノミネートされたんですね。
終わってみれば、泣いたり騒いだりドタバタと一人舞台みたいだった…
ちょっと大袈裟だったかも。
健康で人生謳歌するのはとっても良いことだけど、なんだかなぁ~
老人のお料理教室がとんだ事にもなっちゃうし、ラストの式までも肯けること全くなしでした。
ガブリエル・マクトは素敵でした~♪
2007年 9/1公開 アメリカ映画
監督 マイケル・レーマン
「ダークナイト」快進撃!
2008, 07. 25 (Fri) 23:59

これまでの歴代オープニング3日間興行収入
第1位「スパイダーマン3」1億5100万ドル
第2位「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」1億3100万ドル
7月18日に全米公開されたクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」は、
史上最多の4,366館で公開され、オープニング3日間の興行収入が1億5,534万ドル(約165億円)に達し、
歴代1位の「スパイダーマン3」の記録を塗り替えるスタートとなった!
ワーナー・ブラザースの発表によると、
23日時点で北米興行収入は約2億2100万ドル(約238億円)で、
前作「バットマン・ビギンズ」は、北米での4カ月間興行の総収入が2億530万ドル(約220億円)だったそう。
これまで全米興行収入2億ドル超え達成の最短記録は、
「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」 の8日間だったが、
「ダークナイト」はすでに公開5日目で同額を達成し、こちらの記録も塗り替えた。
評論家やマスコミからは「シリーズ最高の出来」との呼び声が高く、
ジョーカーを演じたヒース・レジャーの最後の作品となった怪演ぶりは、早くもアカデミー賞助演男優賞の声も挙がるほどの注目を浴びている。

14日おこなわれた、ニューヨーク・ワールド・プレミアは、ヒースへの弔意を表しカーペットは赤ではなく黒。
監督やキャストも黒や濃紺の衣裳を身にまとい、誰もがヒースへの哀悼のコメントを表わした。
ロンドン、バルセロナに続き、
7月28日、29日にジャパン・プレミアでクリスチャン・ベール、アーロン・エッカート、マギー・ギレンホール、監督クリストファー・ノーランらが来日。
クリスチャン・ベールの気になるニュースも飛び込んできましたが、来日には変わりがないそう…
シネマカフェより

前作「バットマン・ビギンズ」のラスト、トランプのジョーカーが舞い降りてきて、
次はあのジョーカーで続編ね♪
なんて思っていたら、そのジョーカーをヒースが…というニュースに驚きと期待!?
ネットで初めて観たヒース・ジョーカーの画像は、これはニコルソンと全く別物な悲壮で狂気でダークなものを感じました。
楽しみで楽しみで待っていた作品が、まさかこんなことになろうとは想像もしなかったけど、
観られた多くの方の絶賛とこの興行収入が単なる話題だけではないと確信して公開を待ちます。
日本公開 8月9日
8月2日・3日 先行上映あります!!
お疲れさまでした!
2008, 07. 24 (Thu) 23:58
6月末日「パブリック・エネミーズ」がクランク・アップしました。

2009年7月の公開予定だそうですが、さて日本ではいつになるのでしょうか。
いずれにしてもまだ1年近くあるんだなあ~~(´_`。)グスン
ここ数年、良いペースで公開されてきたけど、今度はトッドさんから随分と待たされるのね。

ロケが多い撮影でした。
訪れた各地でジョニーがサインをした数は、およそ1000人ぐらいとのこと。
ファンを大切にするジョニーらしい♪
疲れていても時間を惜しまずに、長時間待っていたファンを思いやれるあたたかい人です。
色々な動画でそのコミュニケーションを見せてもらいましたが、ほんと、羨ましい!!
ゆっくりお話したり一緒に写真に納まったり、ハグしてもらったり+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
いいなぁ~いいなぁ~~~
次はわたしも…なんて~笑(o^∇^o)

スタッフ、共演者達とビールで乾杯など…

ジョニー、お疲れさま!
しばらくはOFFモードでゆっくりと♪
映画、楽しみにしているよ♪o(^-^)o

2009年7月の公開予定だそうですが、さて日本ではいつになるのでしょうか。
いずれにしてもまだ1年近くあるんだなあ~~(´_`。)グスン
ここ数年、良いペースで公開されてきたけど、今度はトッドさんから随分と待たされるのね。

ロケが多い撮影でした。
訪れた各地でジョニーがサインをした数は、およそ1000人ぐらいとのこと。
ファンを大切にするジョニーらしい♪
疲れていても時間を惜しまずに、長時間待っていたファンを思いやれるあたたかい人です。
色々な動画でそのコミュニケーションを見せてもらいましたが、ほんと、羨ましい!!
ゆっくりお話したり一緒に写真に納まったり、ハグしてもらったり+。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
いいなぁ~いいなぁ~~~
次はわたしも…なんて~笑(o^∇^o)

スタッフ、共演者達とビールで乾杯など…

ジョニー、お疲れさま!
しばらくはOFFモードでゆっくりと♪
映画、楽しみにしているよ♪o(^-^)o
ディスタービア
2008, 07. 23 (Wed) 00:38

交通事故で父親を亡くしたケール(シャイア・ラブーフ)は、学校で教師を殴り3か月の自宅軟禁処分を受けてしまう。
行動範囲半径30メートルを越えると警察へ通報される監視システムを足首に取り付けられ、
母親ジュリー(キャリー=アン・モス)にはゲーム機など取り上げられ時間を持て余す。
新しく越してきたアシュリー(サラ・ローマー)を退屈しのぎに覗き見するうちに、隣家の中年男ターナー(デヴィッド・モース)の怪しげな行動に疑問を持ち始める。
自宅軟禁中に暇つぶしで覗き見を始めた主人公が、
奇怪な光景を目撃したことから事件に巻き込まれていくサスペンス。

まあまあの面白さかなぁ~冒頭の父子の会話やかなり衝撃的な事故の場面、
担当の警官が教師の従兄弟とか、何かの繋がりがあるんだろうか~と深読みしたせいか、特別なひねりも驚きも感じない展開でした。
一番驚いたのは、父親を交通事故で失った傷が未だに癒えず自暴自棄になっているケールが、
確かに授業態度も悪いし暴力もいけないけど、
教師も心あるお叱りの言葉とは思えない暴言吐いたのに、随分と厳しい処分が下るものなんだなあ~と。


最初はアシュリーの生活を覗き見していたぐらいだったけど、それが彼女に知られることとなり、
親友のロニー(アーロン・ヨー)と3人で、ふとしたきっかけでターナーの怪しい行動を見張る展開から少しずつ緊張感が出てきます。
自宅から30メートルの境界線を越えれないケールに変わって、
ストアーで備考したり、車をチェックしたりガレージに忍び込んだりするアシュリーとロニー。
本人達のハラハラもそうだけど、自宅でパソコンやデジカメを前に右往左往するケール。
ロニーの意外な(笑)オチなど、その辺りは面白かったけど、
心理的に追い詰められる怖さがないのと、後半いよいよ確信に、、、と思うところで、
あれよあれよと足早に過ぎていき、結末まで想像できる。
もう少しダークな流れかと思っていたので、高校生のノリで青春映画っぽい内容だった。


主人公のシャイア・ラブーフは注目株なんだろうけど、
「トランスフォーマー」「インディ・ジョーンズ」と続き、今のところ魅力感じず。
「マトリックス」のキャリー=アン・モス、
デヴィッド・モースは、善人でも悪人でもどっちも上手いけど、これは怪しさに威圧感はあれどイマイチ…
変質者の動機など全貌も明かされないまま。

全てが解決して足のセンサーがはずされた時、
自己再生もできて恋人も手に入れて、めでたし~めでたし~なお話。
近所の悪戯ガキんちょには、もう少しきついお仕置きでも良かったかも!
監督は「テイキング・ライブス」のD・J・カルーソー。
あれはグロテスクだったけど、こちらは若者向けにその辺は安心して観れる内容です。
2007年 11/10公開 アメリカ映画
監督 D・J・カルーソー
バタフライ・エフェクト2
2008, 07. 22 (Tue) 14:59

ニック(エリック・ライヴリー)は恋人ジュリー(エリカ・デュランス)の誕生日に、
親友トレバー(ダスティン・ミリガン)らと思い出の場所を訪れていた。
急な呼び出しで出社することになったニックは、帰り道で大型トレーラーと衝突する事故にあってしまう。
交通事故で最愛の女性と親友を亡くした男が、過去へと戻り愛する人を守ろうと奮闘する。

ああ~ぁ、、、やはりこんな感じかぁ…
アシュトン・カッチャー主演「バタフライ・エフェクト」の続編なんて期待もされるだろうに、
よっぽどの高い完成度でない限りは、「2」にしないで別物にした方がまだ良かったんじゃないのかなあ。
作れと言われたのか、作りたかったのか知らないけど、製作サイドの意図が何だったのか疑問です。
ネタバレしてます。
前作ではアンドレアへの愛が土台となって、
周りの人達のやるせなく悲惨な今を、変えたい救いたいエヴァンの願いがありました、
「あの時、やり直していれば」とターニングポイントがはっきりしていて、
誰かが幸せになったら誰かが不幸だったりと、何度過去を変えようにも上手くいかないもどかしさが辛かったです。
変えたくなるのも当然だ~早く変えちゃって~と感情移入できて観れたけど、
今作のニックは、最初の事故を変えたい気持ちは解るものの、
やり直した結果、その成功と失敗は同情できるだけのインパクトがなかった。
事故で失った仲間は取り戻し、恋人も親友もそれなりに幸せそうだったのに、嫌な上司や仕事のことぐらいでそれはないんじゃないの?と。
単なる仕返し(?)だけの幼稚な行動のように思えて、変える必要がどこにあるのか全く解らなかった。
たった3回のやり直しだけど、
最後も本当に彼女を救いたいと願っているような選択だとは思えない。
相手の話も聞かず一方的な態度だと、今作の場合、彼女がどんな行動取るかは想像できそうなのに…
交通事故さえ起こらなければ良いんだから、とにかく車に乗るなって(苦笑)

彼女は妊娠したことをニックに伝えれないまま事故死したわけで、
最初にやり直した時(事故でお腹の子は残念な結果となったのだろうけど)その事に触れていなかったと思うけど、ラストをああしたかったからだろうか?
やり直してもニックは彼女の妊娠を最後まで知らないままでしょう…
それも何だかなぁ~。
前作は鼻血出しながらザーーーーっと新しい過去の記憶も見せられたけど、
今作は鼻血は出すけどそんな経緯はなくて、
写真を見るとその時に戻れるのも安易な展開で緊張感がない。
仕事関係のファイルみたいなのを見ただけで変わったと思うけど、これも何だか納得いかないなぁ…

何とも切ないけど、これ以上のハッピー・エンドはないんだろうな~と納得できた前作のラストに比べ、
本作のラストはとっても単純でとっても詰まらない。
社長令嬢との絡みなんて要らない無駄なシーンが多いし、
この2人に幸せになって欲しいとは到底思えなかった…
正直、続編だなんて図々しいような作品(汗)
なのに「3」も決定したとか…(滝汗)
観たいと思ったけど、
公開劇場が極端に少なくて地元ではなかったのが救いになった(苦笑)
100円レンタルで十分でした。
2007年 10/13公開 アメリカ映画
監督 ジョン・R・レオネッティ
告発のとき
2008, 07. 14 (Mon) 23:50

2004年11月。
退役軍人のハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)のもとに、
軍に所属する息子マイク(ジョナサン・タッカー)が行方不明だと連絡が入る。
無許可離隊などあり得ないと思うハンクは、
妻のジョアン(スーザン・サランドン)を残し息子を探すため基地のあるフォート・ラッドへ向かう。
同じ隊の仲間から話を聞いても事情がつかめないハンクは、
地元警察のエミリー・サンダース刑事(シャーリーズ・セロン)の協力を得て独自に捜索を始める。
イラク戦争から帰還した兵士の実話を基に映画化したドラマ。
行方不明の息子を追う中で、次第に浮かび上がる過酷な真実を描き出す。
トミー・リー・ジョーンズ、スーザン・サランドン、シャーリーズ・セロンとオスカー俳優たちの共演。

「クラッシュ」でアカデミー賞最優秀作品賞を受賞したポール・ハギスの最新作は、
イラク戦争の帰還兵たちに急増していると言われるPTSD(心的外傷後ストレス障害)をテーマに、
行方不明になった息子を探す父親の姿を通してアメリカの現実が描かれる作品です。
戦争が背景であるけど、前作「クラッシュ」でそれぞれの立場や抱える問題など人種差別だけに囚われなかったポール・ハギスが、今回もやりきれない思いは残しますが、
真正面から政治的な批判をする見せ方ではない人間ドラマに仕上がっていると感じました。

以下、ネタバレ含みます。
ハンクが基地内で息子マイクの机の引き出しから、こっそりとポケットに忍ばせた携帯の動画や画像で徐々に明らかになるようなミステリー仕立てかと思ったけど、
マイクは早いうちに無残な遺体となって発見される結果となりました。
最初はあまり協力的ではなかったサンダース刑事と、何故このような事になったのか犯人捜しへと進んでいきます。

シングルマザーのサンダース刑事は、ペットを虐待した夫を持つ女性の相談にうんざり気味だったり、
男社会の中で同僚のセクハラを受けながらイライラがあるように思われます。
遺体発見現場は軍警察との間に管轄の線引きがあり、思うように捜査が運ばない。
軍警察にいたハンクの独自の捜査で明らかになっていくことに、このままではいけないと熱くなるのも当然のことでしょう。

父親にならって軍人になった長男を戦争で失い、今また次男マイクを失った母ジョアン。
息子の遺体を見届け、決まり文句のお悔やみの言葉に「あなたには子供がいないでしょ」との一言は、なんと重みがあったことか。
ハンクと無言で抱き合い涙するが、一人帰途へと向かうジョアンはやはり無言のまま車を降り夫と別れる。その後姿を黙って見送るだけのハンク。
軍人として生きてきた夫と長年連れ添ってきた妻には、同じ悲しみとして分かち合えることのできないものがあるのだろう。
息子を亡くした悲しみは、何故か諦めにも感じてしまうような夫婦の距離間があるようで、もの哀しいものだった。

真実が明るみになると、ハンクは息子の素顔やショッキングな事実を知ることになる。
犯人の自供はあまりにも淡々としていて、「申し訳ありません」と謝る一方で、
「明日だったら自分がマイクのようになっていたかもしれない」と言う。
誰もが加害者であり被害者であるということ。
苦しみや辛さを一緒に経験した仲間を些細な事から殺害し、遺体を処理した後にチキンを食べに行けるほど心が荒み、ハンクの問いかけにも怪しい素振りも見せず淡々と答えられる。
戦地へ行く前は正常な人間であったろうに、
壊れてしまった若者達の心を「どうして?」と問うことも腹立たしく思うことも出来なかった。

軍隊仕込みで古いタイプのハンクは、
毎晩、丁寧に靴を磨き、ズボンのしわを机の端で伸ばす。
朝はモーテルのベッドをきちんと整頓し、女性の前ではまだ乾ききっていないシャツでもまとい、
ストリッパーに対しても「マダム」と丁寧な言葉で対応する。
少ないセリフの中で彼のそうした習慣となっている行動は、誠実で正義を愛し悪を憎み、軍隊という所に深い愛情を持っているように感じられた。
だけどハンクはその軍隊に裏切られてしまった。
「父さん、ここから連れ出して」とマイクの悲痛な電話の声に、
「神経質になるな、頑張れ」と応えた父親。
ある兵士は「戦地から逃げ出したいが、帰還するとイラクに戻りたくなる」と語る。
ハンクですら想像を超えるようなイラクという戦場で、精神を破綻させていく兵士達。
アメリカは第二次世界大戦以降もずっと戦争を続けてきた国であることを思い知らされる。
戦争というものは愚かで悲惨なだけで、本当の勝利なんてどこにあるのだろう…
ベトナム戦争では枯葉剤の後遺症やドラッグ中毒に苦しみ、湾岸戦争を描いた「ジャーヘッド」でも精神が病んでいく過程や、帰還してからの適応に悩む姿が描かれました。
第二次世界大戦にあった大義のようなものもなく、
送り込まれる兵士達は、何のために戦っているのかも解らずただ戦地で地獄を味わうだけなのだろうか…
夫の異常な暴力を訴えに警察を訪れた妻は結局バスタブで溺死させられ、
この夫も帰還兵でPTSDの症状だった。
兵士だけに止まらず、家族までもがその後遺症の犠牲になってしまう。
ハンクと若者が交わした僅か一杯の酒と一本のタバコ…
悲しい選択はあったけど、少しでも若者達がまともな精神状態を回復するきっかけになったと思いたい。

アカデミー賞主演男優賞のトミー・リー・ジョーンズは、
少ないセリフながらもその人間性や苦悩が伝わってきました。
重いテーマではあるけれど、寡黙な中にも真面目で几帳面すぎる故に、
端から見ると少し可愛らしくもありました(笑)
そんな彼の演技で救われる部分も多々あったと思います。
顔で語り動きで語る…そんな演技だったと思います。
スーザン・サランドンが僅かな出番とはいえ、物凄い存在感と貫禄がある演技に魅了されました。
感情を押し殺しながらも息子を失った母親の苦しみは言い尽くせないものを感じました。
助演女優にあがっても良かったんじゃないかな?
シャーリーズ・セロンも素晴らしかった!
単なるラブものよりこんなセロンがとても好きです。
嫌味のない美しさと強さと安心感を与えられました。
刑事として苦い経験も踏まえ壁を越えれたのではないか、そしてしっかりと息子を育てていくのだろうと。

このような映画が数々作られても、一向に終わりが見えない戦争。
オープニングとラストの星条旗は、
救いを求める息子に応えてやれなかった父親の、そしてアメリカという国を強く信じ愛していた軍人の深いメッセージを感じることになりました。
原題「IN THE VALLEY OF ELAH」(エラの谷)は、
イスラエルのダビデ王が羊飼いだった少年時代に、ペリシテ軍の巨人ゴリアテと戦った名称。
臆病な大人に代わり、巨人と戦わねばならなかった少年のお話だそうです。
「何故、王はダビデを送り出したの」と問うエミリーの息子と、
「パチンコの次はBB弾が欲しくなる」と言うエミリーの言葉には、今後の重要な課題があるように感じました。
ジェームズ・フランコとジョシュ・ブローリンは、それだけなの?!と言いたくなるほどで、ちょっと残念(苦笑)
好みはあれど、できればたくさんの人に観て欲しいなあ~と思う作品でした。
2008年 6/28公開 アメリカ映画
監督 ポール・ハギス
近距離恋愛
2008, 07. 09 (Wed) 23:52

大学時代から10年来の大親友であるトム(パトリック・デンプシー)とハンナ(ミシェル・モナハン)
一緒に食事をしたり悩みを打ち明けたり、男女の壁を越えた間柄を貫いてきた。
ハンナがスコットランドへ6週間の出張に行った間、トムは彼女への恋心を自覚する。
ハンナへの告白を決意するが、
帰国した彼女はコリン(ケヴィン・マクキッド)と恋に落ち結婚すると言う。
近過ぎるゆえに互いの恋心に気づかず、
もどかしい関係を繰り広げる繊細な大人のロマンチック・コメディー。

試写会で観てきました。
多少、ネタバレしてると思います。
学生時代からプレイボーイのトムと、
美術館で絵画の修復に携わっている誠実なハンナは、対照的な性格だけど気の合う友人。
〇度目の結婚をするトムのお父様を見れば、元々、いいとこのお坊ちゃんなんだろうけど、
熱いコーヒーカップを持てるように(火傷しないため)カップにつけるカバー“スリーブ”の発明によって大金持ち。
スタバや映画館で紙コップについてくるあれですね~♪
あんな単純なものが大儲けにつながるんだなぁ…
2人の友情は永遠かと思われたけど、
いつも自分の側にいるのが当たり前のハンナと離れたことで、徐々に気持に変化が現われ、
友人に「気持ちを伝え、取り合えず一緒に暮らす」と宣言!


ところが待ちに待ったハンナはスコットランドで知り合ったコリンを同伴し、数週間後に結婚するという…
おまけに結婚式の筆頭介添人(Made of Honor = MOH)になってくれと頼まれる。
トムは愛する女性に告白できないどころか、MOHなる任務まで仰せつかり心中穏やかではない。
スコッチメーカーのご子息でお城持ちの貴族のコリンには、家柄や教養、経済力で勝ち目がなく、
ならば得意のバスケでと誘ってみても、マッチョなスポーツ万能の肉体に負けてしまう。
おまけにシャワールームで見たものに…大撃沈…!!!!!

そんな前半のニューヨークから、後半は結婚式の舞台となるスコットランドへ。
その大自然はそれはもう美しく、古城を包む雄大な景色は、
大都会ニューヨークからスコットランドへとちょっと小旅行でもした気分にもなれる。
貴族の暮らしに言語や習慣の違い、スコットランド特有の風習など、
どこまで本当かは解らないけど、ブラックなユーモアも交えて歴史もさりげなく紹介。

お決まりの流れでも男性目線のラブコメなので、
パトリック・デンプシーが何度か脱いだり(上半身ね)
可愛らしいミニスカート姿など新鮮味(笑)もあり、男性特有のジョークもそこそこに笑えます。
コミカルな彼はファンにはたまらない映画でしょうね♪
MOHは初夜の下着まで見立てるそうですが、そのお店のソファーには爆笑でした!
あと、シャワールームの場面は男達のリアクションが最高!!
愛にだけ突っ走れる年齢ではない30代で、
ヨーロッパの文化や伝統とか歴史に弱いアメリカ人のコンプレックスみたいなものもあり、
大人の、大人だからこそ痛い所を付いてくるような~そんな映画かな。
笑わせたい意図は随所に感じるけど、そんなに笑えたとは言えないのが残念ですが。
あっ、飲茶やケーキがね~ズラッーと並べられるわけではないんだけど、そのチョイスのセリフだけで美味しそうでした~(時間的にお腹が空いてたので…笑)

パトリック・デンプシーのお相手としては、あまり魅了的には感じなかったミシェル・モナハン。
親友だ~なんて言ってはみても、
ふとした時にどこかそうではない部分も何と無く感じていたのだろうと思わす表情や素振りは伝わりました。
コリンに夢中になった時点で、他が全く見えなくなり自分達の事以外は我関せずって、女の怖さなのかもぉ~(汗)
でも一ヶ月コリンと旅行したと言うのに、一切れのケーキとか気付かなかったのかな~
恋は盲目なのね…(笑)

パトリック・デンプシーは「フリーダム・ライターズ」で何だかなぁ~の旦那だったけど、
「魔法にかけられて」ではポイントアップしたし、「グレイズ・アナトミー」も最初からちゃんと観よう!
大人の魅力でセクシーでした♪
ラストのジョークも洒落が効いていて、なかなか良かったです♪
最近、「いつか眠りにつく前に」や「幸せになるための27のドレス」で花嫁付添い人がクローズアップされてるけど、
普通、花嫁の親友や姉妹がメイドオブオーナー(MOH)になり、ブライダルの様々な事を仕切るらしい。
その大役が親友とは言え男性のトムで、しかも秘かに花嫁に恋してるわけで…
ちなみに新郎の世話をする人はベストマンと言われてるそうです。
男友達とパーティーのお土産など懸命にラッピングしている光景が、何だかクスッとなるやら可愛いやら♪
「幸せになるための27のドレス」では花嫁のトイレの世話までしていたから、それもトムにさせる気だったのかしら?!(笑)
2008年 7/12公開 アメリカ/イギリス映画
監督 ポール・ウェイランド
憧れ男性ちぇっく
2008, 07. 08 (Tue) 19:57
いつもお世話になっている☆彡映画鑑賞日記☆彡のmiyuさんより頂いてきました~o(^-^)o
↓
憧れ男性ちぇっく
一番最初にやってみたら、
1位 セイン・カミュ
2位 滝沢秀明
3位 香取慎吾
と、おお~♪♪(セイン好きだわっ
)だったのに、分析結果をコピペせずに閉じてしまって、
それから数回(笑)やってはみるものの、大体同じ面子でした(汗)
全15問の選択式ですが、
近いものをと思ってもチェックに困る内容もありましたが(漫画の主人公で誰と寝たいか…とか)
当たってるかどうかは別として、意外な発見があるかも(笑)
以下、私の結果は…
オリーブリーさんの憧れの男性について
明るく童顔な感じの男性が好みなようです。
それでは次に、それぞれの項目について詳しく分析をしてみましょう。
まず、雰囲気ですが、オリーブリーさんの場合かなり明るい男性が好みのようです。
周りを盛り上げたりするのが格好いいと思うタイプです。
次に知的属性評価ですが、割と知的な男性が好みのようです。
男は顔じゃない、学歴よ!という人に多く見られるタイプです。
そして、真面目過ぎず、かといって悪でもない、普通の男性が好みです。
男性の体型に関しては、割と細い男性が好みのようです。
しかしながら太って無ければ良いよ。という寛大な感じもあります。
さて、見た目からみた男性的な傾向ですが、時に男らしい男性が好みなようです。
昔、男子の制服姿にグッと来たタイプです。
次に顔的な好みですが、割とさっぱりした柴犬みたいな男性が好みのようです。
そして、かなりの童顔が好みです。
可愛い男の子が大好きなので、あなた自信も可愛いものが大好きな傾向にあります。
そんなあなたにオススメなのは…
1位 香取慎吾 (271.6点)
2位 大泉洋 (271.6点)
3位 岡村隆史 (271.2点)
う、、(;´ρ`) グッタリ
数回やってみたんですが、必ずこの人の名前が出るのです…
↓





大泉洋と岡村隆史って、
男らしくて可愛い男の子系なんでしょうかぁ~(苦笑)
>男は顔じゃない、学歴よ!
いや、そんな、極端な…
どんなに高学歴でも、顔は大事ですっ(キッパリ)
>かなりの童顔が好みです。
そ、そうだったんだ
そう言えば、ウェンツとか徹平とかDAIGOとか可愛い~と思ってるわ…笑
>あなた自信も可愛いものが大好きな傾向
ああ~そうかもしれない。
レースやフリルっぽいものが付いてたりするの好きかも
(爆)
海外スターはおらんのかいな~

↓
憧れ男性ちぇっく
一番最初にやってみたら、
1位 セイン・カミュ
2位 滝沢秀明
3位 香取慎吾
と、おお~♪♪(セイン好きだわっ

それから数回(笑)やってはみるものの、大体同じ面子でした(汗)
全15問の選択式ですが、
近いものをと思ってもチェックに困る内容もありましたが(漫画の主人公で誰と寝たいか…とか)
当たってるかどうかは別として、意外な発見があるかも(笑)
以下、私の結果は…
オリーブリーさんの憧れの男性について
明るく童顔な感じの男性が好みなようです。
それでは次に、それぞれの項目について詳しく分析をしてみましょう。
まず、雰囲気ですが、オリーブリーさんの場合かなり明るい男性が好みのようです。
周りを盛り上げたりするのが格好いいと思うタイプです。
次に知的属性評価ですが、割と知的な男性が好みのようです。
男は顔じゃない、学歴よ!という人に多く見られるタイプです。
そして、真面目過ぎず、かといって悪でもない、普通の男性が好みです。
男性の体型に関しては、割と細い男性が好みのようです。
しかしながら太って無ければ良いよ。という寛大な感じもあります。
さて、見た目からみた男性的な傾向ですが、時に男らしい男性が好みなようです。
昔、男子の制服姿にグッと来たタイプです。
次に顔的な好みですが、割とさっぱりした柴犬みたいな男性が好みのようです。
そして、かなりの童顔が好みです。
可愛い男の子が大好きなので、あなた自信も可愛いものが大好きな傾向にあります。
そんなあなたにオススメなのは…
1位 香取慎吾 (271.6点)
2位 大泉洋 (271.6点)
3位 岡村隆史 (271.2点)
う、、(;´ρ`) グッタリ
数回やってみたんですが、必ずこの人の名前が出るのです…
↓





大泉洋と岡村隆史って、
男らしくて可愛い男の子系なんでしょうかぁ~(苦笑)

>男は顔じゃない、学歴よ!
いや、そんな、極端な…

どんなに高学歴でも、顔は大事ですっ(キッパリ)
>かなりの童顔が好みです。
そ、そうだったんだ

そう言えば、ウェンツとか徹平とかDAIGOとか可愛い~と思ってるわ…笑

>あなた自信も可愛いものが大好きな傾向
ああ~そうかもしれない。
レースやフリルっぽいものが付いてたりするの好きかも

海外スターはおらんのかいな~


エバー・アフター
2008, 07. 07 (Mon) 16:06

16世紀のフランス。
ダニエル(ドリュー・バリモア)は、継母ロドミラ(アンジェリカ・ヒューストン)と、
彼女の連れ子姉妹、マルガリート(ミーガン・ドッズ)とジャクリーヌ(メラニー・リンスキー)にメイドとしてこき使われる日々。
ある日、ダニエルはフランスの王子ヘンリー(ダグレイ・スコット)と出会う。
名を聞かれたダニエルはとっさに亡き母の名であるニコール・ド・ランクレ伯爵夫人と名乗ってしまった。
チャーミングなダニエルの魅力にたちまち恋に落ちたヘンリーは、舞踏会に彼女を招待する。
「シンデレラ」の物語を現代風にアレンジして映画化した作品。

WOWOWで観ました。
「シンデレラ」の物語のように辛い境遇に耐えるだけの女の子ではなく、
自分の意志を持ちはっきりと意見が言えるダニエル。
魔法使いもカボチャの馬車も出てこない代わりに、彼女には味方がたくさんいるし、危機も自分で回避できちゃう強い女の子。
今より少しぽっちゃりしているドリューは、おとぎ話のお姫様のように線が細い美人顔ではないけど、
行動的で前向きで明るい意志のあるヒロインがぴったり!
彼女の満面の笑みは本当に可愛らしい~♪
衣装も風景も綺麗だったし、
私の記憶では確かガラスの靴はフェラガモ製だったような…ミュールタイプの素敵な靴です♪


継母役のアンジェリカ・ヒューストンが完璧!
眉の動きは「アダムス・ファミリー」(笑)
キレやすい姉とダニエルを気の毒に思う妹、使用人たちの機転、あの偉大なるお方も…脇の方々も個性的でした。
ただ…
なんだ、あの王子は!!!
あの顔は王子様のお約束に反してるでしょう…
誰しも憧れるような甘くて端正な顔立ちの方を選んでくれないとですねぇ~~
イメージってものがあるのでお話の中になかなか入っていけませんよ!
いるでしょ、他に王子顔の俳優さん…
で、またこの王子が青いというか、、、
ダニエルに感化されていくという設定上は仕方ないにしても、惚れた女性の身分や嘘が解ったからと言って…おい!!だから話を聞けってばさっ!!!
顔も気に喰わなければ人間性も幼稚だしイライラした。
でもぜったいどこかで観た顔なんだよなあ~~それもこんな嫌な男だった…と考えてたら…
あなた!!!
「デスパレートな妻たち3」のスーザンのイギリス男、イアンじゃないの!!!
あっ、やっぱ、最低…(汗)
ダグレイ・スコットって「MI:Ⅱ」で悪役だったんですね~あまり覚えてないけど。

ダニエルが幸せになって、意地悪な継母と姉に成敗が下ったのは良かったけど、
この王子のどこに魅力があるんだか…
お話は好みだったけど、王子でかなりマイナスを踏んでしまったぁ~残念!
1999年 4月公開 アメリカ映画
監督 アンディ・テナント
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
2008, 07. 03 (Thu) 23:59

壇ノ浦の戦いから数百年後。
山あいの寒村“湯田(ユタ)”
そこに埋蔵金が隠されていると噂がたち、平清盛(佐藤浩市)率いる平家ギャング(赤軍)と、
源義経(伊勢谷友介)率いる源氏ギャング(白軍)が村人を巻き込み激しく対峙していた。
そこへ一人の凄腕ガンマン(伊藤英明)が流れ着き、どちらの用心棒につくのかとそれぞれの思惑がぶつかり合う…
全編英語セリフで繰り広げられる和製ウエスタン活劇。
07年ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。

WOWOW放送で観ました。
今更ながら、マカロニ・ウエスタンって何ぞや?(苦笑)
↓
こちら
そんな知識なしの私にはそれなりに楽しめたのですが、
本当の西部劇ファンにとったら、どうなんでしょう…
特別出演かな、ピリンゴ役のクエンティン・タランティーノ以外はみんな日本人なのに、
全員が全編英語のセリフで、チョット感心しちゃいました!
内容がどうこうより、まずそこに喰い付き(笑)
木村 佳乃のバイリンガルは知れてるけど、
伊勢谷 友介がモデルとして世界で活躍したから?凄い流暢な英語。
字幕は出るけど、日本人には解りやすい発音だったのか案外聞いてるだけでも理解できますね。
特別難しい単語も出てこなかったし…

オープニングにタランティーノと香取慎吾の絡み。
“祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり”って「平家物語」をタランティーノが語りだす(なんか、可笑しい)
慎吾の喋り方、悟空が入ってる(笑)
バックの富士山とかの絵が芝居小屋の背景画みたい♪
埋蔵金を巡り、と言うか、過去の因縁決着対決の方が重要みたいな両軍がにらみ合ってる村。
赤組、平清盛の佐藤浩市、平重盛に堺雅人、清盛の言いなりになってる保安官に香川照之。
清盛に夫アキラ(小栗旬)を殺されてから義経の女になったダンサーの静(木村佳乃)
アキラの母ルリ子(桃井かおり)
白組、源義経の伊勢谷友介、与一に安藤政信、弁慶に石橋貴明。
その他、石橋蓮司、松重豊、田中要次など。
血しぶきが飛び殺しあうバイオレンスと、ひたむきな愛も描き、程良く滑稽な笑いもある。
源氏と平家の争いに、用心棒を加えマカロニ・ウエスタン風にしたような作品。
好みは分かれそう~


私は清盛親分のおバカなんだけど、ちゃっかりしてるキャラが結構ツボで(笑)
危険と思えば子分の後ろに隠れるし、
「シェイクスピア」に感化され“ヘンリーと呼べ”と豪語するのはかなり笑えた…
この時の境さんの笑い声とかほんと、本心が出てるようで最高!
佐藤浩市が低い声で喋る英語も良かったです。
源義経を演じた伊勢谷友介は存在感がありました!
清盛親分のようにおちゃらけてません(笑)
義経は色白と言われてるけど、白い衣装をまといアゴピアスをして、にんまりする表情はクール!!
この義経は超美形でした♪
剣術やサムライの美学もお持ちでオーラたっぷり。
加えて英語も堪能なので、伊藤英明が本当は主役なのかな~
彼は私のカテゴリーの何処にも属しませんが(汗)完璧に喰われたと思いました。


弓の腕が達者で平家物語に扇の的を射抜く話が有名な那須与一。
ここでは“けだもの”と言われた程、狂気で気持ち悪かった。
安藤政信初めて見ました~人間以下の演技が衝撃的。
石橋貴明、弁慶ですか、、、(笑)たまに映画に出てきてもどれも同じ演技ですねえ~
最後にはおカマちゃんに?!
「保毛尾田保毛男」(漢字あってるかな)思いだした。
香川さん、ちょっと残念だったかな…
赤白どっちにつくかで迷ってるキャラでも二重人格者の一人芝居は、
器用だけどそんなに面白くなかったかも。
でもしぶとい人でした!


特記は女性陣かな。
木村佳乃は熱い演技だったです。
清純なイメージから夫の死で変わり果てる。
何だか最後まで不幸な役回り…
体張ってましたぁ~あんなにベロベロ舐められてぇ~嫌だろうなぁ…(泣)
ダンスのシーンはかなり妖艶でした!!
静ということでやはり静御前がベースになってるからでしょうか~あんな場所からあんなもの出しちゃうんですねぇ(汗)ちり~んって…
桃井かおりもカッコ良かったです!
英語でも喋りは特徴のあるのまま(笑)
ラストでは歳取ったキャッツ・アイみたかったです。
赤白のビジュアルも楽しめました。
Gジャンやパンツの上に、着物をコートのようにはおり、髪型や小物まで一目でどちら側かわかります。
和洋新古合体って感じでお洒落。
エンディングは北島三郎で締めて…
ウエスタンで時代劇で設定はめちゃくちゃだけど、個性的で斬新で不思議な映画でした。
こんな遊び心というのかな、奇想天外な映画が日本で作られるなんて、
これまたステキなんではないかなぁと思いました。
2007年 9/15公開 日本映画
監督 三池崇史
7月公開作品
2008, 07. 01 (Tue) 00:11
7月5日公開
「庭から昇ったロケット雲」

父親の死で宇宙飛行士の夢をあきらめ実家の農場を継いだ男が、
自作のロケットで宇宙へ飛び立とうとする感動の家族ドラマ。
B・B・ソーントン ヴァージニア・マドセン J・K・シモンズ
7月12日公開
「近距離恋愛」

10年来の大親友の男女が、
近過ぎるゆえにもどかしい関係を繰り広げるロマンチック・コメディー。
パトリック・デンプシー ミシェル・モナハン
7月19日公開
「あの日の指輪を待つきみへ」

ひとつの指輪をめぐり、交わされた約束についてつづる感動的な恋愛ドラマ。
シャーリー・マクレーン クリストファー・プラマー
7月26日公開
「カンフー・パンダ」

スティーヴン・スピルバーグ率いるドリームワークスが手掛けた、
動物たちによるカンフー・アニメーション。
(声)ジャック・ブラック アンジェリーナ・ジョリー ダスティン・ホフマン
「ハプニング」

何かに追い詰められ、人類滅亡の岐路に立たされた人々の姿を描くサスペンス。
監督はM・ナイト・シャマラン。
マーク・ウォールバーグ ズーイー・デジャネル
す、少ない、、、
少なすぎる…


夏休みに入る今月は、邦画やアニメが多いようです…
遅れて公開される単館系を混ぜても、寂しい月になりそう。
溜め込んだHDDの消化と、まだ観てない作品をレンタル鑑賞しようと思いま~す
「近距離恋愛」は予告からも楽しそうな印象が
大人のラブコメかな~
「ハプニング」は…
「ヴレッジ」 「レディ・イン・ザ・ウォーター」が、なんじゃ、これ??!!…
だったので、過剰な期待はしません~笑
「庭から昇ったロケット雲」

父親の死で宇宙飛行士の夢をあきらめ実家の農場を継いだ男が、
自作のロケットで宇宙へ飛び立とうとする感動の家族ドラマ。
B・B・ソーントン ヴァージニア・マドセン J・K・シモンズ
7月12日公開
「近距離恋愛」

10年来の大親友の男女が、
近過ぎるゆえにもどかしい関係を繰り広げるロマンチック・コメディー。
パトリック・デンプシー ミシェル・モナハン
7月19日公開
「あの日の指輪を待つきみへ」

ひとつの指輪をめぐり、交わされた約束についてつづる感動的な恋愛ドラマ。
シャーリー・マクレーン クリストファー・プラマー
7月26日公開
「カンフー・パンダ」

スティーヴン・スピルバーグ率いるドリームワークスが手掛けた、
動物たちによるカンフー・アニメーション。
(声)ジャック・ブラック アンジェリーナ・ジョリー ダスティン・ホフマン
「ハプニング」

何かに追い詰められ、人類滅亡の岐路に立たされた人々の姿を描くサスペンス。
監督はM・ナイト・シャマラン。
マーク・ウォールバーグ ズーイー・デジャネル
す、少ない、、、
少なすぎる…



夏休みに入る今月は、邦画やアニメが多いようです…
遅れて公開される単館系を混ぜても、寂しい月になりそう。
溜め込んだHDDの消化と、まだ観てない作品をレンタル鑑賞しようと思いま~す

「近距離恋愛」は予告からも楽しそうな印象が

大人のラブコメかな~

「ハプニング」は…
「ヴレッジ」 「レディ・イン・ザ・ウォーター」が、なんじゃ、これ??!!…
だったので、過剰な期待はしません~笑
