イースタン・プロミス
2008, 06. 27 (Fri) 00:05

クリスマスを控えたイギリス、ロンドン。
助産婦のアンナ(ナオミ・ワッツ)が働く病院に、ロシア人少女の妊婦が運び込まれてきた。
少女は女児を出産後、息を引き取る。
バッグからロシア語で書かれた日記を見つけ出したアンナは、
赤ん坊のためにと少女の身元を調べ始め、あるロシア料理のレストランにたどり着く。
そこで運転手だという謎めいた男ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)に出会う。
出産と引き換えに死亡した少女の日記をきっかけに、非情なマフィアの存在が露呈していく。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデヴィッド・クローネンバーグ監督とヴィゴ・モーテンセンが再びコンビを組んだバイオレンス・サスペンス。


私は「ヒストリー・オブ・バイオレンス」が???だったのですが、
これはただやみくもに撃ち合ったり殺したりするのではなく、人間ドラマとサスペンスが織り成す重みがある作品でした。
決して後味の悪い重さとか、そんなのではないですから、
アカデミー作品賞並みにもっと評価されても良かったんじゃないかしら~
舞台となるロンドンという異国の地でロシアンレストランを開くマフィアのボス、セミオン(アーミン・ミューラー=スタール)は、一見、そんな素振りも見せない善人なお爺様。
でもあくまでもそれは外の顔なんですね~とても非情です。
その息子キリル(ヴァンサン・カッセル)は、期待に沿いたいけど才能がない子供っぽいダメな跡継ぎって感じですが、
それでも父親はやはり息子を守りたいようです~できる父親とダメ息子…よくある話ですね。
キリルの信頼を一身に受けて運転手を務めているのがニコライ。
たまたま助産婦として取り上げた赤ん坊の身内を探すべく、
残された日記からここへとたどり着いたアンナ。
それぞれのキャラクターが解りやすかったし、脚本もうまくできているのだと思います。

始まりは「スウィーニー・トッド」を思い出させるようなワンシーン(笑)
死体の身元が解らないようにタバコ片手に処理するニコライは淡々としていてとてもクール。
チョット眼を覆いたくなるシーンはありますが、
血なまぐさいドンパチも派手なアクションもマフィアが登場する割にはかなり少ないです。
見せ場はやはりサウナで真っ裸のニコライに襲い掛かる2人の暴漢とのシーン。
タトゥーだらけの身体をナイフで切りつけられながらの乱闘シーンは、痛そうで(いや、痛いに決まってる)
ちら、ちら、と見えてしまう彼の大切なもの…
どちらも気になって、頑張れ!!やっつけろ!!
と、気付いたら妙に力が入ってて、気持ち前のめり…(苦笑)
リアルでしたぁ。。。。。

スーツを着こなし黒いサングラスをかけ、口数は少なく品のあるヤクザって感じでしょうか~
ちょっとミステリアスでぶっきらぼうながら優しくもあるんです。
とーっても素敵でした!
ニコライの謎めいた部分が明らかになるけど、その辺りも特別大袈裟な演出もしないし、
またどう解釈しようかと思われるラスト(この監督さん、こんなエンドが好きなのね)に至るまで自然な流れです。
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたヴィゴの演技は、とっても良かったと思います。
目立ちすぎるわけでもないのだけれど存在感は圧倒的でした。
ロシア語も随分と練習したそうです。
酒びたりでおバカでホモ(らしい)のおぼっちゃま役をヴァンサン・カッセルが好演。
この方、常にキレそうでキレたら手に負えないギリギリな境界線上が上手い。
ナオミ・ワッツ演じるアンナは、女性として辛い経験の持ち主だったので、余計に亡くなった少女と赤ん坊に執着したんでしょう~彼女の家族の正義感も大丈夫なのかなあ~とドキドキでした。

ロシアン・マフィアの人身売買に関わる組織で、
その犠牲となってしまったわずか14歳の少女と代わりに生まれた新しい命。
レストランで100歳のお祝いパーティの場面がありますが、そんな命の重さも感じます。
2008年 6/14公開 イギリス/カナダ/アメリカ映画
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
奇跡のシンフォニー
2008, 06. 23 (Mon) 23:41

ニューヨークの孤児院で暮らす11歳のエヴァン(フレディ・ハイモア)は、
生まれつき類い希な音感を持ち豊かな音楽の才能が備わっていた。
いつか音楽を通じて両親と出逢えることを信じ、施設を抜け出しマンハッタンへと辿り着く。
11年前、新進チェリストのライラ(ケリー・ラッセル)と、
ロック・ミュージシャンのルイス(ジョナサン・リス=マイヤーズ)は運命的に出会うが、ライラの父によって仲を引き裂かれてしまった。
音楽によって両親とのきずなを取り戻す感動のファンタジードラマ。
監督は「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」で脚本を手掛けたカーステン・シェリダン。


感動の涙が、、、泣ける、、、の宣伝文句より、
信じる者は救われる…
そんな事を感じてしまいました。
涙は、、、出ませんでした~(汗)
麦畑を風が流れるシーンに始まり、
電線が揺れる音、NYの人の声、足音、クラクションに工事音など、あらゆる音がエヴァンの耳に音楽として流れハーモニーとなっていく。
ライラとルイスの演奏シーンも含め、ステキな音楽場面がたくさんあり、眼と耳を楽しませてくれます。
エヴァンは音楽の才能があるなんて全く自覚してないし、楽譜も読めなければ楽器も弾けない。
耳にする様々な音が心の音となり、両親へと繋がっていくと信じている。
マンハッタンへやってきて、
元ストリートミュージシャンのウィザード(ロビン・ウィリアムズ)に才能を見出され、
“オーガスト・ラッシュ”と名付けられる。


施設でエヴァンを面接したことのある児童福祉局のリチャード(テレンス・ハワード)は、
子供を捜しているライラの依頼で、その子はエヴァンであると確信するが行方不明で見つからないまま。
両親に届けとばかり街角で演奏するエヴァンは、福祉局の調査から逃げる途中、
教会でゴスペルを歌うホープ(ジャマイア・シモーヌ・ナッシュ)に楽譜の読み方を教えてもらう。
彼の才能を感じた牧師は音楽学校に推薦し、コンサートで自身で作曲した「オーガスタのラブソティ」を指揮することになる。
その野外コンサートで奇跡がおこる…
音楽の才能に関しては、ありえない~?!と思うくらいトントン拍子に上手く運ばれていき、
嫌な奴はウィザードぐらい(この人の過去も想像できますが)
夢を諦め挫折していたライラとルイスは、それぞれ何かの力に惹かれるように11年ぶりに音楽の世界へと身を投じていく。
それはひとえに純粋で無垢なエヴァンの音のメッセージが、親子の糸を手繰るように伝わっていく波長のようなストーリーで、ある意味ファンタジーでした。
上手くまとめてあるけど、都合よく進む展開に乗れないと感動からは程遠くなるかもしれません。
演奏シーンも役者さんも映像も良いのだけれど、私はイマイチ乗り切れませんでした。

今回のフレディ君はいつもの優等生に加え、音楽の才能に満ち溢れた少年。
ひたすら両親に会える日を信じる一途さと、音を奏でる時の幸せそうな表情には観る者の心が洗われる。
彼の涙は説得力があるなぁ~(笑)
テレンスとの面談で流した無言の涙とぬぐう腕だけで少しウルっとなりそう(汗)
「ネバーランド」からは随分と大きくなったけど、あの一筋の涙は未だ変わらないのかも。
ジョナサン・リス=マイヤーズは孤児院で育った経験もあるそうです。
彼の歌声はセクシーでしたぁ~♪
ケリー・ラッセルも切なげでしっとりとして綺麗。
美男美女夫婦に可愛い息子と、この親子は傍目から見ても景色が良いでしょう~。
テレンス・ハワードはもう少し活躍して欲しかったなあ~ウィリアム爺様、チト出過ぎ。


劇中のゴスペル「レイズ・イット・アップ」は、
アカデミー賞オリジナル歌曲賞にノミネートされました。
エンドロールもステキな音楽の数々です♪
2008年 6/21公開 アメリカ映画
監督 カーステン・シェリダン
JUNO / ジュノ
2008, 06. 17 (Tue) 16:43

16歳の高校生ジュノ(エレン・ペイジ)は、
同級生のポーリー(マイケル・セラ)と興味本位にセックスをして妊娠してしまう。
中絶を思いとどまり、友人のリア(オリヴィア・サールビー)に協力してもらい、養子を希望している夫婦ヴァネッサ(ジェニファー・ガーナー)とマーク(ジェイソン・ベイトマン)を見つける。
予期せぬ妊娠に直面した高校生のヒロインが、
子供が生まれるまでの9ヵ月間で自らの答えを見出していく姿をユーモアに描く。
脚本を手掛けたディアブロ・コディは、デビュー作でアカデミー賞脚本賞を受賞。

「ハード キャンディ」で注目を集めたエレン・ペイジ。
周りからは、変わっていて個性的と言われる奔放なジュノを、
軽さと独特な喋り口で今時の女子高校生をチャーミングに演じていました。
彼女の部屋はお気に入りのミュージシャンのポスターがベタベタと貼られたり、ハンバーガー型の電話機など、まさしく女子高生!
親友リアの脳天気でおバカな発言は、どこか的を得ていたりするし、
彼女とのやりとりは若者の現実を見事に表現していると思う。
映像と音楽もウケるでしょうね。

されど10代の妊娠出産。
当然、社会的な問題や偏見は付きまとうが、ジュノは自身の妊娠を軽いジョークで笑い飛ばすかのように里親夫婦と接し、赤ん坊の父親であるポーリーに対しても踏み込んだ話はしない。
打ち明けられた両親は、これまた「受け止めるしかないだろう…」とジュノを見守る。
大きなお腹で学校へ通い、家族や友人の環境もそれとなく暖かい。
特に継母のジュノに対する母性は、実の父親より深いものがあるのではないかな。
深刻な表情は見せず、でもしっかりと偏見批判はするし、また幼稚な考えしかできないジュノへの一喝は継母であろうが実母であろうが変わりがない。
オタクっぽいポーリーも事実は認めるものの、どうして良いのか(妊娠出産って女性主体だからね)男であるゆえの戸惑いはまだ高校生なら仕方がないのかもしれない。
それにしても頼りないけど、でも彼は逃げたいと思ってるのではなく、ジュノに対して初めて不満を言えた時、2人の中で何かの変化に気付いたのでしょう。
大人で良識あるはずの里親夫婦ヴァネッサとマークの事情や思考が稚拙だと感じた時、
ジュノ達の若い社会が純粋に見えてきたりもするのも当然かもしれない。
自分では大人だと認識していたかもけどしれないけど、「私の大人度を超えた事態が起きた」と言うジュノのアンバランスさは、逆に素直であって高校生らしい魅力でもありました。

脚本のシュールなセリフなどセンスが溢れているのは多々あって、それなりに笑えたりはしましたが、
やはり私は10代の妊娠に対してこのようにはあっさりと受け入れられなく、
この強がっているだけの幼さは観ていると不安に感じてきます。
軽く描かれれば描かれるほど、そんなに甘くないのでは?と曖昧さを感じてしまいます。
お涙頂戴だけが感動を呼ぶものでもないし、このように重くなりがちなテーマをポップな感覚で描いたのは斬新だとは思いますが、
少なくても日本では、出産=自分の手で育てる…その覚悟が基本ではないのだろうか。
それに里親が現実的にそうある話しではないだろうし、たとえそれが叶えられたとしても世間に知れないように内密に行うことになったり、そうなると学校や社会からも一端隔離されるとか、当然本人は諦めなければならないもこともあるかもしれない。
欧米では子供に早いうちから自分の意思を持ち自立を促すけれど、
日本の親はこの年代ではまだまだそんなふうには育てられてないので、最終的に「受け入れなければならない」としても、こんなにあっさりといかないでしょう。
同じ年頃の子供を持つ私は、この現実をわが身に置き換えたらしばらく寝込みそうだし(汗)
親の責任も感じてしまって、ズドーンと落ち込みそうです。
やはりお国柄、文化の違いでしょうか。。。
デリケートな部分を残した内容で、安易に良かったとは思えませんでした。

ジュノは妊娠をそれなりに悩んだでしょう…
何不自由なく育てられる環境の里親を、と思う気持ちは彼女なりの愛情でしょうが、
若さゆえからか実にあっさりとしていて、
あげくに里親の夫婦は足並みが揃ってなかったのですから(彼らは里親を名乗るより、まず夫婦セラピーに行くべき)
これから生まれてくる新しい命に対する周りの人間の愛情や責任はあまり描かれてないように感じました。
出産後に子供に対面しなかった決断は(ポーリーも)それで良かったと思いましたし、そこは彼らなりに不器用ながらも複雑な思いがあったと言うのは十分に伝わりました。

これが前向きというのかは解からないけど、
ラストは、ジュノという少女が本当の愛に気付くまでの青春ラブストーリーが妊娠出産の経路であったということで。。。
この決断が、その後大人になる彼らにどう影響していくのだろうか…
若い2人がギター片手に歌うシーンは、
どこか中途半端でおぼつかなくて、そこに二人の愛は存在しても、まだまだ先の長い人生の重みは甘いものじゃないぞと感じずにはいられませんでした。

出産後のジュノに父親が向けた言葉、、、
“お前はまたここに自分の子供を生みにくる”(だったかな…)
その時は我が子を手に抱けるという意味なんだろう。
後悔はしないだろうけど、彼女は16歳の時の妊娠出産をどう思い返すのだろう…
2008年 6/14公開 アメリカ映画
監督 ジェイソン・ライトマン
すびばぜん…
2008, 06. 15 (Sun) 17:39
ここ数日、持病(笑)のアレルギー性鼻炎に悩まされ、
集中力の欠乏と薬の副作用で調子の良い時間が少なく過ごしています。
コメント、TBのお返しが遅れてごめんなさい。
週明けには回復するつもり(笑)ですので、また宜しくお願いします(*^_^*)
集中力の欠乏と薬の副作用で調子の良い時間が少なく過ごしています。
コメント、TBのお返しが遅れてごめんなさい。
週明けには回復するつもり(笑)ですので、また宜しくお願いします(*^_^*)
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
2008, 06. 15 (Sun) 17:22

1957年、アメリカのネバタ州。
ジョーンズ博士(ハリソン・フォード)は、ソ連女諜報員イリーナ・スパルコ ス (ケイト・ブランシェット )率いる一団に拉致され米軍基地へと連れてこられる。
彼らは超常現象的なパワーが宿っているという秘宝“クリスタル・スカル”を探し、その手掛かりを辿っていた。
考古学者インディ・ジョーンズが秘宝を求め、世界を駆け巡る冒険活劇の19年ぶりとなるシリーズ第4弾。
前作「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」から18年後の設定。

先行上映で観てきました!
還暦(笑)過ぎとは言え、やはりハリソン・フォードはインディが似合う♪
冒頭の倉庫場面から1作目の「レイダース/失われたアーク」が絡んでくるので、忘れてる方は事前にチェックを!
米ソ冷戦下、ロズウェル事件や核実験など1950年代を舞台にした娯楽大作です。


カレン(マリオン・レイヴンウッド)の再登場、マット(シャイア・ラブーフ )と言う若者をまじえ、今回は考古学の要素は少なく、CGたっぷりのオチには賛否分かれそうだけど、それなりに楽しめました。
ケイト・ブランシェットの悪役も良かった!
何でもこなす女優さんだなあ~眼から炎でもNOと言わないのね(笑)
ロシア訛りのある英語って、大変そう?!


冒険アクションのスピード感は相変わらずの展開の良さで、息をもつかせず次々とアット言う間。
ターザンネタや3度落ちるなんて、ありえなーーーい!と思いながらも面白いんだね~これが(笑)
2台の車に跨りながらのマット君のアクションが個人的には大うけ(笑)
インディを押さえつけるカレンの気の強さも変わらないまま。
蟻の大群は嫌だぁ~~!!
このシリーズは絶対あると解かっていても、気持ち悪くて背中と腕に鳥肌がゾーッと走る…
私は遺跡ロマンが好きなので、
今回の作品は映画全体の流れを考えるとイマイチだったかな。
アクションや笑い、それとお約束な演出が失われて無いので懐かしさもあり、
悪役ケイトの存在感はとても良かった。
反面、考古学的なテーマがないように感じたし、
やはり“あれ”を登場させるオチは、スピルバーグとルーカスだから仕方がないのかしら…
“クリスタル・スカル”に秘められる謎やソ連がそれを捜し求める大きな理由など、もう少し描かれていたりしたら良かったかな。
とか、言いながらも結構面白かったです♪

お歳は召したといえ、カッコ良かったハリソン・フォード♪
2008年 6/21公開 アメリカ映画
監督 スティーヴン・スピルバーグ
ペネロピ
2008, 06. 10 (Tue) 15:11

イギリスの名家、ウィルハーン家の一人娘として生まれたペネロピ(クリスティーナ・リッチ)は、
先祖の因縁で魔女に呪いをかけられブタの鼻と耳を持って生まれてきた。
呪いを解く方法は、良家の子息がペネロピに真実の愛を誓うこと。
世間の好奇の目にさらされないように屋敷から一歩も外へ出ることなく成長し、
母ジェシカ(キャサリン・オハラ)によって日々お見合いをさせられている。
しかし求婚者たちはペネロピの顔を見た途端、恐怖に駆られて逃げ出してしまう。
そんな中、今は落ちぶれた名家出身の青年マックス・カンピオン(ジェームズ・マカヴォイ)が現れた…
ブタの鼻を持って生まれてしまったヒロインの恋と成長を描くファンタジー・ラブストーリー。

3月の公開時に見逃してしまいDVDと諦めていましたが、
近くの劇場で2週間限定で上映されましたあ~!!!
突然のラッキーな出来事に思わず小躍りしたい気分~劇場に感謝!!
可愛らしいお伽話で、きちんとしたメッセージとユーモアーがあり、本当にハッピーな気持ちになりました♪
お金持ちだから物質的なものは何でも手に入るけど、ペネロピはそんな容姿で生まれたために外界から隔離され友達さえもいない。
母は呪いを解くことだけに全てをかけている。
普通なら屈折して育ちそうだけど、とても素直で前向きで賢い女性。
彼女の顔に驚く男達は次々と窓を突き破って逃げて行き、
それを追っかけて捕まえ口外しないよう契約書にサインさせる執事のジェイク(ラスト、良いオチ持っていきます~笑)
そんな繰り返しでも諦めることを知らない母ジェシカとお見合いコーディネーターのワンダ。
この2人の掛け合いも笑えるし、
自分の先祖の呪い故、その現実を半ば諦め気分で(解けないと)受け入れている父親フランクリン(リチャード・E・グラント)とジェシカの温度差も面白い。


ペネロピを見て逃げ出した(アホ)お坊っちゃまエドワード(サイモン・ウッズ)
その逃げ足の速さにジェイクは口止め契約をしないまま取り逃がしてしまう。
エドワードは警察に駆け込み、「ブタ人間を捕まえろ」と訴えるが取り合ってもらえず、
ジェシカに殴られ片目を失った記者レモン(ピーター・ディンクレイジ)は、長年にわたってペネロピのスクープを追っている。
この二人が証拠写真を手にいれるため、名家の生まれだが落ちぶれたギャンブル依存症のマックスを雇う。

一気に見合いを済まそうとしたペネロピは、集団見合いを決行。
いきなり登場した彼女を見て全員逃げ出したのに、マックスだけはその瞬間を見逃し部屋に残った。
その後数日マジックミラー越しのお見合いが続き、マックスからはペネロピが見えないけれど二人は少しずつ心が通い合っていく。
遂に自らの姿をマックスに見せたペネロピは、なぜ彼がここへやって来たかを知る。
更にマックスには秘密がありペネロピの申し出を受けることができない…
失意に満ちたペネロピは、独り立ちを決心し家を出ることにした。


幸せを運んでくれる王子さまを待つだけではなく、
自分で道を切り開いていく力のある現代のお姫さま物語です。
人とはあまりにも違うゆえ、隔離されて呪いを解くためだけの人生に嫌気がさし飛び出した新しい世界。
ありのままの自分を見つめ受け入れることの大切さ、
他人と比べて落ち込んだり諦めたりすることの意味の無さ…
人に頼ったり、人のせいにしたりせず、結局は何事も気持ちの持ちようで自分次第であることなど、
自信を持って前に進んでいけるメッセージが感じられます。
ペネロピのファッションや小物、インテリアも楽しめます♪
形や色が違うボタンのコートや、重ね着、ワンピースのリボン使い、タイツに靴。
ずっと家の中で暮らしているので、ブランコがあったりする部屋の雑貨も可愛いです。
全てにおいて大人な雰囲気の抑えたポップ調な色彩で、女の子なら誰でも憧れそう。
屋敷のたたずまいや郊外の自然、
ペネロピが初めて眼にするイギリスの街並は、まるで飛び出す絵本を開く時のようなワクワク感が♪
ラストは予想通りのハッピーエンドで、この終わり(呪いの解け方)が予想に反してとても良い。

ただ、原作を先に読んだからか…
ペネロピが家を出てからの展開が少し荒いと言うか、あれよあれよと言う間に進んでいくので、
彼女が自ら写真を渡しお金を手にした理由や自立に向けての決意、ゴシップ記事を狙っていたレモンの変化、マックスの過去などもう少し描かれていたらと少し残念です。
ついでに、ペネロピが就いた職業も違いました。
原作のイメージは損なわれず独特な世界観とキャストの皆さんはピッタリです♪


クリスティーナ・リッチは様々なジャンルで幅広く演じる個性派女優さんだけど、
「モンスター」での小悪魔のようなセルビーやその他の役柄でも共感できるものは無かったし、
ジョニーとの2回(ラスベガスもあったけど、あれはちょっと別物~笑)の相手役も似合わなくて!!
これまであまり可愛いと思わなかったけど、たとえブタ鼻であってもその鼻を隠すと広いおでこと大きな目が強調され、長い巻き髪スタイルもお伽話のお姫様のようでとってもチャーミング。
特に暖かな声と柔らかな喋り方にとても好感が持てました。
あれじゃ、顔が見えなくてもマックスは恋に落ちるわ~
どんなに美人でも、声とか話し方って大事なのよね~
声フェチの余談…
昔々、仕事場でいつも電話でお話する“ある方”のお声と物腰の雰囲気がスンゴク良くて、
今だと谷原章介さんのような声の感じかなぁ~女性陣の間で話題になったけど、
ある日仕事場に現われたその“ある方”は、今で言えば小島よしおみたいで……
一同、沈黙…それっきり、話題にならなかった…(苦笑)

で、やはりお目当てはジェームズ・マカヴォイ♪
あら~~もう評判通り、凄く凄く素敵でしたっ!!!
徹夜でギャンブルする依存症だから、うっすらと無精ひげを生やしどちらかと言えば冴えない男の部類なんだろうけど、
ミラー越しのあの眼、あの目、あのめえぇぇーーー!!
ドラムやギターで歌ってはじけるマカちゃん、
本を盗む振りしておどけるマカちゃん、
チェスの駒を動かすマカちゃん…
ペネロピとのお見合い場面はどれもこれも最高に素敵でしたぁ~♪
門を飛び越えたり、カウンター走ったり、動きも俊足!
シリアスな演技も良いけど、この役は女性のハートをガッチリ掴んだでしょう~大好物かも(笑)

この脚本が気に入りプロデューサーとなったリース・ウィザースプーン。
06年にオスカー女優になっちゃって、
おまけに07年にはアンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアス、ニコール・キッドマンなどを抑え、
ギャラ・ランキング1位に輝いて、これまた少し意外(失礼)
私の苦手女優の筆頭なので、アニー役でも出演しているのが引っかかったけど(苦笑)
ペネロピに取っては初めての頼もしい友達で、偏見を持たない姐御肌があの顔にも合ってたし(度々、失礼)そんなに登場もしなかったので安心した。
でも素敵な作品をプロデュースしてくれてありがとう。

レモン役のピーター・ディンクレイジは、「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」でのお小さい方、赤ドワーフのトランプキン。
ハスキーボイスと人間味のある人物。
2人の幸せは、この人の影の力のお陰でもあります♪
あのブタのお面が欲しい(笑)
2008年 3/1公開 イギリス/アメリカ映画
監督 マーク・パランスキー
Happy birthday
2008, 06. 09 (Mon) 01:07
第17回MTVムービー・アワード
2008, 06. 07 (Sat) 18:39

6月1日、2008年MTVムービー・アワーズで、ジョニーは2部門で最優秀を受賞。
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
ジャック・スパロウ役で最優秀コメディー・パフォーマンス賞
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
スウィーニー・トッド役で最優秀悪役受賞


ゴールデンポップコーントロフィーを手にしたジョニーは、「僕は面白い男じゃない」とコメント(笑)
「ノーカントリー」のハビエル・バルデムが受賞すると思われていたベストビラン(悪役)賞まで(爆)
(受賞は嬉しいけど、ハビエルの方が恐ろしく無感情で怖かったけどなぁ…笑)
MTVムービー・アウォーズは、一般の視聴者、それも10代から20代と比較的若い層が多く、
それだけアメリカの若者たちの間で評価を得たとか、若者の目線であったりするから、
他の賞レースとは違って選ばれるとまた別の嬉しさがあるでしょうね!

その他
最優秀映画 「トランスフォーマー」
最優秀男優 ウィル・スミス「アイ・アム・レジェンド」
最優秀女優 エレン・ペイジ「JUNO/ジュノ」
最優秀新人男優 ザック・エフロン「ヘアスプレー」
ベスト・キス ヴリアナ・エヴィガンとロバート・ホフマン「Step Up 2 the Streets」
ベスト作品賞に輝いた「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ監督は、
「2日からトランスフォーマー2の撮影が始まる」とコメント!
公開が楽しみですね!

そして、ジョニーファンには、ちょっとショッキングぅ(笑)な画像が…
左腕に新しいタトゥー…
Silence (静寂 沈黙)
Exile (亡命 追放)
Cunning (悪賢さ 器用さ)
大きいし、長いし、内側で痛そう


同授賞式の模様は、6月28日午後12時30分よりMTVジャパンで放送されるそうです

フランシスコの2人の息子
2008, 06. 05 (Thu) 22:19

田舎で小作農として暮らすフランシスコ(アンジェロ・アントニオ)は、
長男のミロズマルと次男のエミヴァルをプロのミュージシャンにしようと決意。
家計をやりくりして楽器を買い与え、兄弟はその期待に応えるよう独学で練習に励む。
ブラジルの国民的人気デュオ、ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノの半生を描いた伝記ドラマ。

フランシスコとエレーナは次々と子宝に恵まれ(7人かな)貧しいながらも幸せに暮らしている。
音楽が好きなフランシスコは変わり者と噂され、
どこか不器用で無骨ですが、子供の将来と家族を養う自信に溢れています。
どんな環境でも「俺を信じろ」と投げ出さない姿勢は、当たり前のことだと思うけど理想の父親像です。
雄鶏のように良い声を持てるよう、毎朝息子に生卵を飲ませたりするのも真面目すぎて笑える。
生活が苦しくなる一家の為、ある日兄弟は駅で歌っていると箱の中にはお金が溜まっていきます。
彼らの歌を聴いたエージェントがスカウトし、売り込むため巡業することに。
少年二人は大きな瞳の可愛らしいお顔で、美しい歌声のデュオ。
チョット怪しいエージェントと行く先々で好評を得て、身の回りやホテルなどレベルアップしていき、
ユーモアもあるロード・ムービーって雰囲気でしたが、ある出来事から後半は別物になってしまった感じです…
子供時代のミロズマルとエミヴァルがとっても良くて、ハートフルなドラマだったのに、
成長したミロズマルの登場からドキュメンタリーのような(山あり谷ありだけど)サクセス・ストーリーになってしまいました。
そもそもプロモーション映画だったらしいので、中盤からこの流れは仕方がないのかもしれないけど、
せっかくここまでグーッと引き込まれたのに少し残念な印象です。
でも父親フランシスコが、息子達のために頑張る気持ちはとっても微笑ましい。
やはり最後も父親が影の力となり導いてくれました。
ラストには、ご本人ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノ(コンサート映像)と両親が映し出されます。
ブラジルの人にはともかく、全く知らない私には映画としたらこのラストに違和感はぬぐえませんでしたが…

子供に夢を与えたいと願う父フランシスコと無償の愛で子どもたちを育てる母エレ-ナ。
貧しい大家族だけど、何とか乗り切ろうとする家族の姿はラテン的で前向き(笑)
お国柄の違いはあっても、わが子に注ぐ親の愛情は変わりがないですね。
2007年 3/17公開 ブラジル映画
監督 ブレノ・シウヴェイラ
ラスベガスをぶっつぶせ
2008, 06. 04 (Wed) 23:59

マサチューセッツ工科大学(MIT)の優秀な学生ベン(ジム・スタージェス)は、
ハーバード大学医学部進学資格を得ながら、30万ドルの学費を捻出できずに頭を痛めていた。
ある日、ミッキー・ローザ教授(ケヴィン・スペイシー)に数学的資質を見込まれ、
“カード・カウンティング”という手法を用いてブラックジャックで必勝するためのテクニックとチームプレイを習得する天才学生チームに誘われる。
一度は断ったが、チーム内にいた憧れの美女ジル(ケイト・ボスワース)に誘われ、
学費のためと割り切り参加する。
彼は仲間たちとトレーニングを重ね、卓越した頭脳とチームワークを駆使してラスベガス攻略に挑む…

90年代にMITの学生たちがカード・カウンティングという高度な手法で(違反ではないとのこと)
ラスベガスのカジノで数百万ドルを荒稼ぎした実話。
カウンティングに言語での暗号があるのです~“甘い”とか…(他、忘れ)
記憶と計算の力で確率を割り出すみたいですが、そのプラスいくつ~だからどうなる~が素人の私には解りにくかったです。
これが解かればもっと面白かったのかも知れませんが(簡単には理解できそうもなく…)
それでもゲームのスリルは伝わります!
のめり込まず常に冷静に数字を読み、確実に稼ぎかつ引き際の部分と、
イチかバチかというギャンブルの部分。
人間ですからそこがやはり難しいのですね~教授はあくまでも「ビジネス」だと言い切るし…
最初はハーバード大の学費に達するまでのつもりが、普段の地味な学生生活から週末はラスベガスで架空の人物になり大金を稼ぎ、高級ホテルのスウィート宿泊やブランドショッピング。
おまけにあこがれの女性まで♪


チーム内での嫉妬やカジノ警備員に要注意人物と目をつけられたりと、
頭は良くてもまだまだ人生においては未熟で、アメリカン・ドリームの落とし穴はいっぱい!
ボストンで数学オタク仲間との学生らしい現実と、
自分も意識しない間に少しずつ変化していくラスベガスの週末。
後半からちょっとずつ展開も変わりますが、
真面目な若者が(いや、真面目でなくても)大金を手に入れることでいつしか一攫千金が現実だと思えたり、勝負に負けを許せなくなったりする中での痛い経験と成長物語。
人生の教訓みたいなものも感じました。
展開は中だるみもなくテンポも良くて、面白かったです♪

気になったのは、サイン。
頻繁に現場に行くのだから、その度に全部変えた方が良いのではないかな~と。
特に後ろで組む手…あれ、何となくわざとらしくて不自然な感じ。
外見で一番変装していたのはケイトですが、
もう一人の女性がいつも同じ雰囲気でいつもベンの側にいて、
あれって、大儲けしてる横で怪しまれないのかな?
ケビン・スペイシー教授に、カジノ警備員コール(ローレンス・フィッシュバーン)
学生相手にこの大人達はどうでしょう(苦笑)
長く生きてると色々ありますが…あくどいですよ(爆)


少し前に「勝ち組、負け組」なんて流行ったけど、
さて、一体いつを基準にそんな事を言うのかな~なんて、ふと思いました。
ベン君、彼女と同じように(笑)おデブの親友も大切にしようね!
*ケイト・ボスワース
ダレだっけ~、何に出てたっけ~と思いながら、
帰宅後、ビール飲みながら夕飯食べてたら突然ひらめいた(?~汗)
オーリーの元カノか!
「スーパーマン・リターンズ」は子持ちだったのに、今度は高校生なのね。
*教授の講義
3つの扉は解かりやすい例えでした!
ベンの答えは数学的な理論なんだろうけど、なるほど納得できました。
*ラスベガスを…
“やっつけろ”は、ジョニーの映画です(≧∀≦)♪
2008年 5/31公開 アメリカ映画
監督 ロバート・ルケティック
幻影師アイゼンハイム
2008, 06. 02 (Mon) 00:26

19世紀末、ハプスブルク帝国末期のウィーン。
魅惑的なイリュージョンで天才と評され人気を集める幻影師アイゼンハイム(エドワード・ノートン)
評判を聞きつけた皇太子レオポルド(ルーファス・シーウェル)が、婚約者のソフィ(ジェシカ・ビール)を連れて観覧に訪れる。
偶然舞台上に招いたソフィを見て動揺するアイゼンハイム。
かつて2人は愛し合いながらも、身分の違いで引き離されてしまったのだった。
ピューリッツァー賞受賞作家スティーヴン・ミルハウザーの短編を映画化した幻想ミステリー・ロマンス。
06年全米公開時、51館スタートが次々と口コミで1438館まで拡大され、22週に渡る超ロングランヒットとなった話題作。

脚本も手がけた監督のニール・バーガーは、
原作の短編を実在の人物や出来事を加えて新たものに仕上げたそう。
原作ではあまり大きく扱われていない警部ウール(ポール・ジアマッティ)の目を通させることで、
アイゼンハイムの神秘性や幻想的な世界、どこか謎めいて影のある人物像は、ウールが感じる戸惑いと同じように観る者に伝わってきます。
やはりこの映画も多くは語れませんし、ネタバレも厳禁ですね~!
すごく面白かったですよ!!
「ああ~~やられたぁ~!」と思いました♪
アイゼンハイムのイリュージョンにも、語られるセリフにも伏線がイッパイ!
警部の目線は観客の目線そのものです!
そして、彼はアイゼンハイムに取って不可欠で重要な駒なんです…♪

エドワード・ノートン、好きなんです。
「真実の行方」は、頼りなさげな顔つきの中に怪しさも潜んいて好演でした。
どの作品も存在感があって上手だと思います。
本格的ラブストーリーが初出演だなんて、ちょっと意外!
どこかモノクロの香りがするこの時代、インテリな紳士風の雰囲気が似合っていました♪
ノートンは撮影前にマジシャンからパフォーマンスを学び、
そのイリュージョンは共演者も驚かされたとか。

はつらつとした現代劇のイメージのあるジェシカ・ビールは、
セクシーさを抑えてしっとりとした公爵令嬢の役も悪くは無かったです♪
「ネクスト」なんかより数段良かったと思いますし、
やはりニコちゃんとは似合わないと確信しました(笑)

警部のウールは皇太子に忠誠を誓い、公務としてソフィの監視を続け命令にも逆らえないのですが、
一方ではアイゼンハイムのイリュージョンにとても惹かれ始めていて、彼の才能を認める一人でもあります。
その狭間で迷い葛藤するポール・ジアマッティの眼の動きが良いです。

15年振りの再会でアイゼンハイムとソフィは当然のごとく恋心が燃え上がり、
ただでさえアイゼンハイムを疎ましく思う皇太子はそれを知り逆上…
皇太子を演じたルーファス・シーウェルは、こんな非情で感情的な役はピッタリです。
「ロック・ユー!」「レジェンド・オブ・ゾロ」でも嫌な伯爵だったし、
「ホリデイ」でも何だ?この男?!でした。
いつ本性表わすんだろう~と思いながら観た「トリスタンとイゾルデ」では最後まで良い王様でチョット意外でしたが(笑)

馬車や石畳の道、ガス灯など19世紀末のウィーンの風景も、
幻想的なイリュージョンに更なるテイストを加えています。
いくつかのマジックが披露されますが、当然タネ明かしはなくCGも使われています。
「これはトリックだ」とアイゼンハイムの言うとおりなんですが、
彼のパフォーマンスは超能力者であっても不思議ではないように思えてきてしまう。
ソフィも警部も(多分、全ての民衆が)格式ばった世界から抜け出し、何か新しい刺激を求めたいけどそれが叶うことはないと諦めている。
アイゼンハイムのイリュージョンは、それさえも変えてしまう魅力のあるようなものだったようです。
許されない愛の物語とイリュージョンは、
よく練られた脚本でただのラブ・サスペンスなんてものではありません。
ラストの数分で一気に謎が解き明かされ、
「あ、あ、そうか、そうだ、そうだよねぇーー♪」
と、警部ウールと同じく巻き戻し状態になりましたぁ~
上質のエンターテインメント作品になっていると思います。
「プレステージ」のような反則技もありません(笑)
単館で上映館も少ないようですが、お近くであれば是非ご覧下さい。
2008年 5/24公開 アメリカ/チェコ映画
監督 ニール・バーガー
6月公開作品
2008, 06. 01 (Sun) 02:43
6/7 公開
「美しすぎる母」

美貌を武器に大富豪の妻となった女性を母と持つ息子。
実在の事件を基にした禁断の愛憎ドラマ。
ジュリアン・ムーア
「ブルー・ブルー・ブルー」

オーストラリアの港町ニューカッスルを舞台に、
夢に向かってひた走る若者たちの青春を描くサーフィン・ムービー。
「リボルバー」

自分を陥れた相手へ復讐を図る凄腕のギャンブラーを軸に、
様々な思惑が絡み合うさまをスタイリッシュに描くサスペンス・アクション。
ジェイソン・ステイサム
6/14 公開
「JUNO/ジュノ」

予期せぬ妊娠に直面した16歳のヒロインが、
自らの答えを見出していく姿をコメディタッチで描くドラマ。
エレン・ペイジ
「イースタン・プロミス」

出産後死亡した少女の日記をきっかけに、
非情なマフィアの存在が露呈していく犯罪バイオレンス。
ヴィゴ・モーテンセン ナオミ・ワッツ ヴァンサン・カッセル
6/21 公開
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」

インディ・ジョーンズが秘宝“クリスタル・スカル”を求めて世界を駆け巡る冒険活劇。
19年ぶりとなるシリーズ第4弾。
6/14・15先行上映
ハリソン・フォード シャイア・ラブーフ ケイト・ブランシェット
「奇跡のシンフォニー」

孤児の少年が音楽と出会うことで、
両親との絆を取り戻すファンタジードラマ。
フレディ・ハイモア ロビン・ウィリアムズ ケリー・ラッセル
ジョナサン・リス=マイヤーズ テレンス・ハワード
6/28 公開
「告発のとき」

失踪したイラク帰還兵の息子を捜索する父親が、
アメリカ軍が封印しようとする真実に迫っていくサスペンス・ドラマ。
トミー・リー・ジョーンズ シャーリーズ・セロン スーザン・サランドン
「ザ・マジックアワー」
「 ぐるりのこと。」
「ダイブ!!」
「西の魔女が死んだ」
「花より男子ファイナル」
……
今月は邦画作品が多いようですね
先週末からの公開作品が続く洋画は、ここらで小休止でしょうか…
1週目の作品は、チョット食指に触れない
2週目にはアカデミー賞関連作品の公開

特に「JUNO/ジュノ」は待ってました
「イースタン・プロミス」はここ数回予告を観ましたが、
おっ、エグイ?!

でも頑張って観るもん!ヴィゴ好きだし、それに40数箇所のタトゥーを披露?!(笑)
ハイモア君は毎月のようにお目にかかってる感じ…
トミー・リーお爺様、、、
単館上映での少なさに戸惑うけど、
そろそろ「ジョージアの人」じゃなくて、お名前覚えてね
目玉はやはり“インディ・ジョーンズ”かな
19年振りって、かなり昔ですが「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の時、
自分はどこでどうしてた?誰とこの映画観た?なんて思い起こしたりするかもしれませんね~
そんな思い出(?)も含めて楽しめるかなぁ~
ハリソンさまの老体(?~失礼)は、不安要素があるのですが・・・
そこは最先端の映像技術に期待です
「美しすぎる母」

美貌を武器に大富豪の妻となった女性を母と持つ息子。
実在の事件を基にした禁断の愛憎ドラマ。
ジュリアン・ムーア
「ブルー・ブルー・ブルー」

オーストラリアの港町ニューカッスルを舞台に、
夢に向かってひた走る若者たちの青春を描くサーフィン・ムービー。
「リボルバー」

自分を陥れた相手へ復讐を図る凄腕のギャンブラーを軸に、
様々な思惑が絡み合うさまをスタイリッシュに描くサスペンス・アクション。
ジェイソン・ステイサム
6/14 公開
「JUNO/ジュノ」

予期せぬ妊娠に直面した16歳のヒロインが、
自らの答えを見出していく姿をコメディタッチで描くドラマ。
エレン・ペイジ
「イースタン・プロミス」

出産後死亡した少女の日記をきっかけに、
非情なマフィアの存在が露呈していく犯罪バイオレンス。
ヴィゴ・モーテンセン ナオミ・ワッツ ヴァンサン・カッセル
6/21 公開
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」

インディ・ジョーンズが秘宝“クリスタル・スカル”を求めて世界を駆け巡る冒険活劇。
19年ぶりとなるシリーズ第4弾。
6/14・15先行上映
ハリソン・フォード シャイア・ラブーフ ケイト・ブランシェット
「奇跡のシンフォニー」

孤児の少年が音楽と出会うことで、
両親との絆を取り戻すファンタジードラマ。
フレディ・ハイモア ロビン・ウィリアムズ ケリー・ラッセル
ジョナサン・リス=マイヤーズ テレンス・ハワード
6/28 公開
「告発のとき」

失踪したイラク帰還兵の息子を捜索する父親が、
アメリカ軍が封印しようとする真実に迫っていくサスペンス・ドラマ。
トミー・リー・ジョーンズ シャーリーズ・セロン スーザン・サランドン
「ザ・マジックアワー」
「 ぐるりのこと。」
「ダイブ!!」
「西の魔女が死んだ」
「花より男子ファイナル」
……
今月は邦画作品が多いようですね

先週末からの公開作品が続く洋画は、ここらで小休止でしょうか…
1週目の作品は、チョット食指に触れない

2週目にはアカデミー賞関連作品の公開


特に「JUNO/ジュノ」は待ってました

「イースタン・プロミス」はここ数回予告を観ましたが、
おっ、エグイ?!


でも頑張って観るもん!ヴィゴ好きだし、それに40数箇所のタトゥーを披露?!(笑)
ハイモア君は毎月のようにお目にかかってる感じ…
トミー・リーお爺様、、、
単館上映での少なさに戸惑うけど、
そろそろ「ジョージアの人」じゃなくて、お名前覚えてね

目玉はやはり“インディ・ジョーンズ”かな

19年振りって、かなり昔ですが「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」の時、
自分はどこでどうしてた?誰とこの映画観た?なんて思い起こしたりするかもしれませんね~

そんな思い出(?)も含めて楽しめるかなぁ~

ハリソンさまの老体(?~失礼)は、不安要素があるのですが・・・
そこは最先端の映像技術に期待です
