デスパレートな妻たち/シーズン3
2008, 02. 29 (Fri) 17:22
弟21話 「迷い道」 (2/27)

ガブリエルの婚約パーティー。
カルロスと付き合っているとイーディから聞かされ、ガブリエルは怒りが収まらない。
交際をやめなければ痛い目に遭うと忠告し、
リネットとスーザンにもイーディを無視するよう強制する。
ガブリエルの企みに気づいたイーディは、
トラバースの誕生パーティー用の料理をリネットに大量注文。
本を買い取るからサインをしてくれと頼まれたスーザンも、当日パーティに来ていた。
外出中のガブリエルが戻ってきて、リネットとスーザンの裏切りに文句を言う。
イーディと付き合うなんて裏切られた気分だというガブリエルに、
カルロスは、ガブリエルが婚約したことやイーディにはそれほどの愛情は感じていないと告げる。
カルロスがまだ自分のことを愛していると確信したガブリエルは、それまでの怒り(嫉妬)が消えた。

リネットは、閉店後リックとの試食会に安らぎを覚え始める。
毎日帰宅が遅い理由をケイラに尋ねられ、
仕事だと答えるが、その笑い方は嘘をついてる時だと指摘される。
リックが友人のレストランでの試食会にリネットを誘う。
最初は断ろうとしたが、他店の偵察も仕事のうちだからと同意する。
閉店後、香水をつけ出ようとした時、
トムが久しぶりに家族揃って食事しようと、子ども達を連れてやって来た。
リネットはリックとのデートをキャンセル。
帰宅後ケイラは、女の直感だが、リネットはリックのことが「好き」だとトムに告げた。
ケイラの言葉が気になったトムは、そろそろ仕事復帰を考えていると話す。
復帰すればリックに辞めてもらって人件費が浮くと言うと、
彼の料理で利益が上がっているから辞めさせるべきではないと反論。
トムは疑念を強める。

亡くなった夫の遺体を10年間も冷凍庫に隠していたマクラスキーさんは、町中の噂の的になる。
近所の人は彼女を避け、リネットも他のベビーシッターを雇う。
パーカーから、理由を話すべきだと言われても、
無駄だから耐えるだけと答えていたが、彼女をかばって子ども達と喧嘩したパーカーを見て、
夫を冷凍したいきさつを、トラバースの誕生パーティー後の片付けをしていたリネット達に話し出す。
夜中に外出から戻ると、夫ギルバートは、テレビの前で亡くなっていた自然死。
朝になったら葬儀社に電話することにして、手続きに必要なものを探そうと机を調べたら、
遺族年金の受け取りが、前妻のまま内容変更手続きがされていなかった。
34年連れ添った自分ではなく、2年で別れた最初の妻になってしまうと、
夫だけでなく生活費も失ってしまう。
しかたなく夫を凍らせて、ギルバートの年金をそのまま受け取り続けていたのだ。
リネットは再びマクラスキーさんにベビーシッターを頼む。

自分を賭けの対象にしていたと怒るスーザンは、マイクとイアンを無視。
2人とも愛しているが、どちらかを選べないとセラピストに打ち明けると、
「ひとりを失うのはしかたないが、2人とも失うのは愚かなこと」とアドバイスされて、イアンとの結婚を決めたとマイクに告げる。
マイクは落胆しながらも、スーザンの留守番電話にメッセージを残す。
それを何度も繰り返し聞いていたスーザンに「婚約していたから自分を選んだだけで、本当はマイクをより愛しているのだ」と指摘。
イギリスに帰ると言い、互いに幸せになろうと別れを告げた。
翌朝、スーザンはマイクが夜中に引っ越していったと知って驚く。

息子トラバースとカルロスの3人で楽しい時を過ごしていたイーディだが、
元夫チャールズがトラバースを引き取りに来た。
トラバースが帰ると決まった途端、テンションの下がったカルロスを見て、
イーディはトラバースの共同親権を取ると言い出す。
自分のせいで親権を争うつもりのイーディーに、
カルロスは、両親の間を行ったり来たりさせるのはトラバースの為に良くないと話し、
その変わり自分が側にいるからと約束する。

ガブリエルは、駐車違反取締官に違反切符を切られる。
ビクターは見事市長に当選。
以前の市長の妻は違反金など払ったことがないと耳にしたガブリエルは、
駐車違反取締官を見つけ、わざと駐車禁止の場所に車を止め違反切符を破り捨てる。
新市長の婚約者だと聞いても、一歩も引かない取締官を前に、
他の車の違反切符まで破りはじめた。
ガブリエルはパトカーに乗せられ警察に連行。
ビクターの力で警察から出てくるが、
市長の妻としてふさわしい行動をしろとどなりつける。
すごい剣幕のビクターに、ガブリエルは素直に謝る。
ガブリエルの手首に、取締官にひねられたアザがあるのに気づいたビクターは、怪しい表情に…
後日、駐車違反取締官は暴漢に襲われた。。。

リネットとリックが閉店後の夕食の時間を過ごしていると、突然、強盗が現れた。
冷蔵室に閉じ込められてしまった2人は、抱き合って暖を取りながら救出を待つことに。
翌朝、トムに発見され、
警察と一緒に監視カメラの映像をチェック。
テープに映し出された仲むつまじげなリネットとリックの姿に、トムはあぜんとする。
リックをランチに誘ったトムは、「リネットと寝ているのか?」と直球の質問を投げる。
リックは当然否定。
トムは、リネットは絶対に家庭を捨てたりしないから、
このままでは彼女を傷つける結果になるだけだと、リックに辞職を迫る。
リックはトムに浮気疑惑を問いただされたことをリネットに話し、
お互いに恋愛感情があることを認めるべきだと訴える。
リネットは、ひとりの女性に戻ってトキメキを感じられる時間を楽しみ、
それを大事にしていたのだと告げる。
もちろん一線を越える気などなかった。
微妙な距離感を保っていたかったのに、もう一緒に仕事を続けることなどできない。
リックの告白ですべてが台無しだと、リネットはクビを宣告する。

帰宅したリネットは、リックがほかの職場を見つけて辞職を申し出たとトムに話す。
バスルームに入ったリネットに向かい、トムはドア越しに仕事に復帰すると報告。
再び夫婦で働けることにワクワクし、離れていて寂しかったと声をかける。
リネットは「私も寂しかった」と答えるが、バスタブに水を流す音で泣き声をかき消していた。
マイクが山の温泉に向かったと知ったスーザンは、すぐに追いかけた。
温泉は歩いて2日の場所にあり、ガイドのトニーが一緒に行く条件で入山許可を得る。
スーザンは複雑な恋愛事情を話すが、延々と話を聞かされたトニーは、問題はすべてスーザンにあることは明白だと告げる。
「波乱万丈好き女。無風になると自分で波風を立てる」と指摘されたスーザンはムッとする。
翌朝トニーが目を覚ますと、スーザンは一人で勝手に出発していた。
当然のよう山中で迷子になる。
「温泉に男探しに行った行方不明のドジ女」の捜索をガイドたちが話しているのを耳にしたマイクは、そのドジ女の名前を尋ねる。
翌朝、マイクはスーザンを発見。
さようならぁぁ~~~~イアン~~~


肝っ玉の小さい女々しい男が、案外、最後はあっさりと引き下がったじゃないっ

両親にスーザンを紹介した頃から、こりゃ、ダメかも…と思ってたのかな。
極めつけはマイクの態度が自分に挑戦的になったから、
強がっていてもかなわないと思ったか?(カナヅチだし~笑)
傍目から見ると、お二人さん最初からあまりかみ合ってなかったよ

自分達の傷を、一瞬だけでも慰め合いたかっただけなんじゃないの…
ズルズルと引っ張るからややこしい事になったのでは。
イアンにはしっとりとした奥方の方が良いよ!
こんなジャジャ馬(?)は彼には無理!
めでたし、めでたし

二週続けて、リネットが何だか切なかった

この人は元々キャリア・ウーマンだったけど、
家庭に入り4人の子育てで、髪は乱れ~服は汚され~と、もう、くちゃくちゃで頑張っていた(笑)
夫のトムは良い人なんだけど、
子供っぽいところがあって、彼女にすれば5人抱えているようなもの

仕事に復帰して、良いポストにも付いたのに、
夫の隠し子が発覚するやら、銃撃事件で怪我するやら、
突然、経験もないのにピザ店する!!の旦那を手伝うため会社辞めて、
またまた突然の旦那の手術で一人で店を切り盛りするはめに…
そんな彼女が、ひと時の安堵の時間を持つことのどこが悪いのだっ

女の時間を持って悪いのかっ

…自分勝手なことかもしれないけど、そんな気持ちが解らない男どもに腹が立つ

トムさん、あなたの心配はよ~く解るけど、んじゃあ、あなたはリネットに何を求めてるの?
彼女が夫婦のこと、子供のこと、家族のこと、どう考えてるのか…
トムさんは彼女が自分より出来る女性であることはよく知ってるから、
上から目線で言われると何かと張り合いたくなる気持ちも解るけど、彼女はトムさんを見下しているのではなく、みんなの為に一番良いのではないかと提案してるんですよ。
リネットは火遊びなんてするタイプではないし、リックに対してまんざらではないにせよ、そんな事を求めていたわけではないと思う。
香水つけたり、お洒落したり、髪をおろしたり…
そんなささやかな女性の時間だったんだから。。。
トムさん…
そんなささやかな時間、お家で作ってあげれますか?
今のあなたでは無理でしょうし、何より評判のシェフ辞めさせてこれからどうするのでしょうか?
リネットを追い込んでシェフを辞めさせれば済むことでもないと思うのですが…
バスルームでのリネットに涙…

ガブリエルさま~
今回も何も申しません

そして今回のナイス賞~笑

ガイドのトニー

・問題はすべてスーザンにある

・波乱万丈好き女

・無風になると自分で波風を立てる

よ、よくぞ、言ってくれましたあぁ~~~


何だかスッキリしたぞぉーーー

いつか眠りにつく前に
2008, 02. 27 (Wed) 17:39

病に倒れ、人生の最期を迎えようとしているアン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)
死の床で長女のコンスタンス(ナターシャ・リチャードソン)と、次女のニナ(トニ・コレット)に見守られ混濁する意識の中で“ハリス”という男性の名を何度も口にする。
「ハリスと私がバディを殺した」という母の言葉に戸惑う娘たち。
40数年前、歌手を目指すアン(クレア・デインズ)は、親友ライラ(メイミー・ガマー)の結婚式に出席するため彼女の別荘にやってきた。
ライラの弟バディ(ヒュー・ダンシー)から、
メイドの息子で医者のハリス(パトリック・ウィルソン)を紹介される。
ライラの初恋相手でもあったハリスと次第に惹かれ合い、アンは恋に落ちていく。
人気作家スーザン・マイノットのベストセラー小説を豪華キャスト競演で映画化した感動ドラマ。

現在と回想を交えながら、病床のアンの幻覚、妄想、
海辺の別荘の素敵なロケーションと自室ベットに横たわる老いた姿。
ああ、人の一生って、こうなんだなあ…と強く感じた。

結婚式を控えるライラは、ハリスへの叶わぬに思いを持ちそのまま結婚。
親友の気持ちを知りながら、アンもまたハリスに惹かれていく。
ライラの弟、バディはアンに愛を告白するが、弟のようにしか思えないと拒否され、
自暴自棄になり(って、ずっと飲んだくれて精神不安定気味?)
酔ったまま海に飛び込み周りを騒がせる。
アンはこれまでの感情を、厳しい言葉で浴びせてしまう。
アンとハリスが一夜を共にし、屋敷に戻ると、バディは事故で亡くなっていた…
バディの死で、愛していても一緒になれなかったアンとハリス。
人生の最期を向かえようとしている今、
バディを死に追いやってしまった事、ハリスと添えなかった事が自分の過ちとして残っている。

でもバディの死という悲劇がなくても、
ライラの気持ちを知りながらハリスと幸せになれたのか?と思うと、
それもまた不可能だったかもしれない。
どの道、二人は一緒になれない運命だったと思う。

アンの娘、次女のニナもまた悩みを抱えている。
特に彼女は母親の死を目前にして、今までの自分から変わろうと思い始める。
アンと2人の娘、3人の女性の迷いや後悔、過ち…
それでも人生は自分の手で切り開いていく…
そんなテーマもあり、個人的には心に染みるセリフが多々ありました。

看護師から連絡を受け、
ライラ(メリル・ストリープ)がお見舞いにやってきます。
多分、あれっきり音信不通だったのでしょう~
お互いその後の人生、ハリスの事を少しずつ話します。
そこには、そんな長い時間の壁は全く感じなかったし、
ライラの訪問で、アンは心の重荷を下ろし胸のつかえが取れたよう。
努力や最善を尽くそうとはしても、人生にはどうしようも出来ない事がたくさんありますし、
過ちをおかす事もあります。
自分の人生振り返った時、後悔だけは残さずにいたい…
「お母さんの人生、過ちも恥じることは何もない。あなた達を立派に育てた」
ライラのセリフは優しさと不安や迷いを撫で下ろしてくれるような暖かいものでした。

晩年のアンにヴァネッサ・レッドグレイヴ。
アンの長女にヴァネッサの実の娘であるナターシャ・リチャードソン。
晩年のライラにメリル・ストリープ。
若きライラは、メリル・ストリープの実の娘メイミー・ガマー。
時の流れにもどことなく面影があり、ライラの母役をグレン・クローズが演じていて、
メリルとは良く似ていると言われているので、これまた洒落た演出♪
トニ・コレットは実力たっぷりですね~この人もいつも安心して観れる女優さん!

それに比べると、若きアンのクレア・デインズ…
う~~ん、、、悪くはないんだけど、
頭を動かしすぎ?(笑)の演技と、眉間のしわも気になるなあ~
メリル・ストリープは登場が少ないけど、物語の最高潮です~
迷った結婚で色んな事があっても、
自分で決めた道を全うした女性の輝きと自信みたいのを感じました。
良家のお嬢様だからそれなりの所に嫁ぎ、
今も良い暮らしを続けている雰囲気も良かったのではないかと思いました。
2008年 2/23公開 アメリカ/ドイツ映画
監督 ラホス・コルタイ
アカデミー賞、サプライズ…!!!
2008, 02. 25 (Mon) 16:29

楽しみにしていたアカデミーも、あっという間に終わってしまった(笑)

まずは…
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
美術賞
おめでとうございます


ダンテ・フェレッティは、「アビエイター」に続き2度目の受賞です。
「スウィーニー」のパンフレットにも書かれていますが、
予算の関係で、最初は19世紀ロンドンの街並みなど模型のセットをCGで使い、
俳優はブルースクリーンの前で歌う予定だったそうですが、
それではあまりにも現実から離れていて酷い悪夢になる可能性があったので、
セットを作ることにしたそうです。
そのお陰で俳優さん達は世界観に入る事ができ、素晴らしい演技が出来たのでしょうね!
スピーチする壇上のお二人に投げかけられたジョニーからのキス

う、うらやましい…



ジョニーの主演男優賞は残念でしたが、
下馬評通りダニエル・デイ=ルイスにオスカーがいきました。
彼もこれで2つ目…
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
長い尺と重い内容のようですが(苦笑)楽しみになりました!
プレゼンター、去年のオスカー女優ヘレン・ミレン。
登場した途端から、まだクイーンの威厳が(笑)
彼女のコメント、良かった感じ

字幕ではちゃんと解るだろうけど、ノミネートされた男優さんたちに向けられたのかしら?
ダニエル・デイ=ルイスが跪いてオスカー貰ったの洒落ていました(笑)
助演を獲得したハビエル・バルデム
「夜になるまえに」「海を飛ぶ夢」でもう演技力は定評でしょう。
今回もかな~~り凶悪(?)な役柄で、また髪型も変わってる(笑)けど、
素顔は綺麗な顔立ちしてますよね?!(笑)
どちらも男優さんは本命って感じでした。。。
サプライズは女優陣でしたねぇ!!
助演は確実だと思っていたケイト・ブランシェットなのに…
まさかのティルダ・スウィントンに

本人が一番驚いていた

この方は「ナルニア国」の白い魔女がお馴染みでしょうか~
元々、ケイトとどことなくお顔や雰囲気が似てるのですよね~白い魔女もちょっとケイトに似てましたし(苦笑)
キャリアは長いのですが初ノミネートだったみたいですねぇ!!
私は彼女の作品、色々と好きなのがあるんですが~いやあ~凄い

「フィクサー」も楽しみにしてるので、嬉しくなっちゃいます(多分、同年代~苦笑)
おめでとうございます

じゃあ、ケイトは主演取るのかしらぁ~
それとも呼び声が高かったジュリー・クリスティ?と思ったら…
これまたサプライズでしょうかっ


マリオン・コティヤールです

受賞者の作品で日本で公開されたのは「エリザベス」と「エディット・ピアフ~」
どちらの女優さんも本当に良かったけど、
どちらかと言うとマリオンが取れたら良いなぁ~と思っていたので、
これは本当に良かったと思います。
ピアフは(リアルで知りませんが)映像で見る限りもそっくりだったし、
波乱万丈な人生を若い彼女が見事に演じていたのではないでしょうか。
何より口パクなんですが、こんなに上手な口パクって???と驚きと感動でした。
若いけど実力のある女優さんだと思います

それに、本当に綺麗ですよね~ドレスもとっても素敵だった!!
シンプルだけど気持ちが伝わるスピーチに感動して涙が…(苦笑)
おめでとうございます

受賞のスピーチにもあったけど、
ハビエル・バルデムやマリオン・コティヤールと、アメリカ以外の外国人の受賞って、
どんどん世界に向けられているようで良いですね

作品賞は「ノーカントリー」
監督賞はジョエル・コーエン イーサン・コーエン兄弟
「ノーカントリー」が作品、監督、助演男優、脚色の4部門で受賞!
コーエン兄弟って、今までアカデミーとは無縁な印象だったけど、
やはりここ数年、インディ系の作品の評価など含め、流れが変わってきているのですかね…
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」は、主演男優賞と撮影賞を。
「JUNO/ジュノ」には 脚本賞が。
ティーンエイジの妊娠をコミカルに描いた脚本家ディアブロ・コディは、
元ストリッパーの経験をブログに書いたことからプロデューサーの目に留まったという、
変わった経歴の持ち主。
衣装もtattooも凄かった

「つぐない」には作曲賞。
「フィクサー」には助演女優賞。
個人的には、
去年、もの凄く完璧に楽しませてくれた「ボーン・アルティメイタム」
作品自体や俳優のノミネートはなかったけど、
編集賞
録音賞
音響編集賞を受賞

この技術賞系を3つとは、凄いのではっ

ちなみに「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」 は、
メイクアップ賞 、視覚効果賞のノミネートされてましたが、惜しくも受賞ならず。
去年、頂いたので…まぁ、よしでしょう(笑)
残念だったのは「潜水服は蝶の夢を見る」
せめて撮影賞はあげて欲しかったなぁ…
第80回アカデミー賞
2008, 02. 25 (Mon) 09:50

現地時間2月24日
ロサンゼルスのコダック・シアター.
ホスト役は2年ぶり2回目となるジョン・スチュワート
いよいよ、始まります

出来る限り、急いで結果アップします

■助演男優賞
ケイシー・アフレック「ジェシー・ジェームズの暗殺」
ハビエル・バルデム「ノーカントリー」

フィリップ・シーモア・ホフマン 「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」
ハル・ホルブルック「イントゥ・ザ・ワイルド」
トム・ウィルキンソン「フィクサー」
■助演女優賞
ケイト・ブランシェット「アイム・ノット・ゼア」
ルビー・ディー「アメリカン・ギャングスター」
シアーシャ・ローナン「つぐない」
エイミー・ライアン「ゴーン・ベイビー・ゴーン(原題)」
ティルダ・スウィントン「フィクサー」

■作品賞
「つぐない」
「JUNO/ジュノ」
「フィクサー」
「ノーカントリー」

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
■主演男優賞
ジョージ・クルーニー「フィクサー」
ダニエル・デイ=ルイス「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

ジョニー・デップ 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
トミー・リー・ジョーンズ「告発のとき」
ヴィゴ・モーテンセン「イースタン・プロミセズ(原題)」
■主演女優賞
ケイト・ブランシェット「エリザベス:ゴールデン・エイジ」
ジュリー・クリスティ「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」
マリオン・コティヤール「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」

ローラ・リニー「ザ・サヴェッジズ(原題)」
エレン・ペイジ「JUNO/ジュノ」
■監督賞
ジュリアン・シュナーベル「潜水服は蝶の夢を見る」
ジェーソン・ライトマン「JUNO/ジュノ」
トニー・ギルロイ「フィクサー」
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン「ノーカントリー」

ポール・トーマス・アンダーソン「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
■脚本賞
「JUNO/ジュノ」

「ラース・アンド・ザ・リアル・ガール(原題)」
「フィクサー」
「レミーのおいしいレストラン」
「ザ・サヴェッジズ(原題)」
■脚色賞
「つぐない」
「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」
「潜水服は蝶の夢を見る」
「ノーカントリー」

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
■撮影賞
「ジェシー・ジェームズの暗殺」
「つぐない」
「潜水服は蝶の夢を見る」
「ノーカントリー」
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」

■編集賞
「ボーン・アルティメイタム」

「潜水服は蝶の夢を見る」
「イントゥ・ザ・ワイルド(原題)」
「ノーカントリー」
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
■美術賞
「アメリカン・ギャングスター」
「つぐない」
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
■衣装デザイン賞
「アクロス・ザ・ユニヴァース(原題)」
「つぐない」
「エリザベス:ゴールデン・エイジ」

「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」
■メイクアップ賞
「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」 」

「マッド・ファット・ワイフ」
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
■作曲賞
「つぐない」

「君のためなら千回でも」
「フィクサー」
「レミーのおいしいレストラン」
「3:10・トゥ・ユマ(原題)」
■歌曲賞
「Once ダブリンの街角で」 “Falling Slowly”

「魔法にかけられて」“Happy Working Song”
「オーガスト・ラッシュ(原題)」“Raise It Up”
「魔法にかけられて」“So Close”
「魔法にかけられて」“That's How You Know”
■録音賞
「ボーン・アルティメイタム」

「ノーカントリー」
「レミーのおいしいレストラン」
「3:10・トゥ・ユマ(原題)」
「トランスフォーマー」
■音響編集賞
「ボーン・アルティメイタム」

「ノーカントリー」
「レミーのおいしいレストラン」
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
「トランスフォーマー」
■視覚効果賞
「ライラの冒険 黄金の羅針盤」

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
「トランスフォーマー」
■長編アニメ映画賞
「ペルセポリス」
「レミーのおいしいレストラン」

「サーフズ・アップ」
■外国語映画賞
「ボーフォート レバノンからの撤退」 (製作国:イスラエル)
「ヒトラーの贋札」(製作国:オーストリア)

「カチン(原題)」(製作国:ポーランド)
「モンゴル(原題)」(製作国:カザフスタン)
「12(原題)」 (製作国:ロシア)
■長編ドキュメンタリー賞
「ノー・エンド・イン・サイト(原題)」
「オペレーション・ホームカミング(原題)」
「シッコ」
「『闇』へ」

「ウォー・ダンス」
■短編ドキュメンタリー賞
「フリーヘルド(原題)」

「ラ・コロナ(原題)」
「サリーム・ババ(原題)」
「サリズ・マザー(原題)」
■短編アニメ映画賞
「アイ・メット・ザ・ウォルラス(原題)」
「マダム・トゥトリ=プトリ(原題)」
「イーヴン・ピジョンズ・ゴー・トゥ・ヘヴン(原題)」
「春のめざめ」
「ピーター&・ザ・ウルフ(原題)」

■短編実写映画賞
「アット・ナイト(原題)」
「代理教師」
「ザ・モザート・オブ・ピックポケッツ(原題)」

「タンギ・アルジェンティーニ(原題)」
「ザ・トント・ウーマン(原題)」
潜水服は蝶の夢を見る
2008, 02. 24 (Sun) 19:30

雑誌ELLEの編集長、42歳のジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)は、
ドライブ中に突然脳梗塞で倒れてしまう。
病室で目覚めた彼は、身体全体の自由を奪われてしまう“ロックト・イン・シンドローム”
(閉じ込め症候群)となっていた。
絶望にうちひしがれるジャン=ドーだったが、
言語療法士アンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)
理学療法士マリー(オラツ・ロペス・ヘルメンディア)らの治療で、
唯一動かすことができる左目の瞬きから、コミュニケーションをとる方法を会得。
瞬きだけで自伝を書き始める。

重いテーマですが、いかにもお涙頂戴ではなく、
カメラワーク、映像美、所々のユーモアを交えて描かれています。
特にジャン=ドーの左目から見せられるシーンと心の声は良かったです。

ELLEの編集長として人生を謳歌していたジャン=ドー。
事実婚のセリーヌ(エマニュエル・セニエ)との間に3人の子供がいますが、
今の姿を見せるの辛かったのでしょう~会いたいとは願わない。
彼にとってこの突然の出来事は“死にたい”と思うのも当然の事と感じました。
コミュニケーションを取るため、使用頻度の高いアルファベットを並べた訓練にも否定的だったけれど、自分には瞬きの他に、記憶力と想像力も残されていると気づいた時から、
“自分を憐れむのは止めよう”と決心します。
全身の自由を奪われ、まるで潜水服を着ているようだが、
蝶のように羽ばたき自由に夢を見ることができる。
それでも自分は確実に生きているのだ…
見つめ直す勇気と言うのでしょうか~とても感動です。

前向きになったジャンは、
アンリエットやマリー、妻のスカートのめくれ具合など美女と戯れる想像や、
電話を取り付けにきた業者さん、顔に止まったハエ、サッカーの試合中継など、
面白コメントして笑わせてくれます。(心の声ですが)
陽気な友人、ローランに、ツッコミ入れたりするのも可笑しかったです。

比喩的な映像も含め、印象に残る場面がたくさんあります。
出版に向けて、ジャンにアルファベットを読み上げ文字にするクロード(アンヌ・コンシニ)の根気強さと優しさ、いつしかそんな役割を超え、人として気持ちが通じあっていく様子…
愛人がいたので妻との関係は良くなかったと想像しますが、
子供を交え歌を聞かせ、いつしかアルファベットを暗記しスラスラと語りかけ、
好きな本を読んで聞かせる妻セリーヌ。
彼女が病室に居る時に愛人から電話がかかり(随分と勝手な女だと思ったんですが!!)
ジャン=ドーの一文字ずつを単語にしていく彼女の表情が、見ていてとても切なく感じました。
この時、「なんでよっ!」とチョット彼にむっとしたのですが、
後から考えてみたら誕生日のプレゼントに妻から贈られた本と彼女の言葉で「一緒に潜水服で沈んでしまう」と言っていたと思うので、
これ以上、妻には辛い思いをさせれないという裏腹な気持ちだったのかしら~と…
周りの人達は「E、S、A、R・・・」と何度もアルファベットを読み上げ、
ジャン=ドーは瞬を繰り返す。
それは義務的ではなく自然であり、そして献身的でした。

ジャンの父パピノ(マックス・フォン・シドー)出番は少ないですが、
電話のシーンには本当に胸が熱くなり涙が溢れました。
彼はこのようになって初めて、
今まで仕事を理由に顧みなかった家族の大切さを改めて知ることがたくさんあったのでしょう。
エンディングの映像も良かったです!

病がテーマではあるけれど、決して悲観的な内容ではなく、
逆に本当に大切なもの…
そして生きる勇気を教えてくれる、そんな映画でありました。

主演のマチュー・アマルリック、
撮影には入れ歯など入れて痛みも伴いながら挑んだそうですが、
目の動きなど名演技!!
次回作は「007」の悪役だそうです。
彼の目の役のカメラさん、カメラに向かって芝居した役者さん、皆さん素晴らしいですね!
医師役のパトリック・シェネ とクロード役のアンヌ・コンシニ。
どこかで観た~と気になってたら「愛されるために、ここにいる」でダンス踊ってた二人だ!
途中で思い出したら、あっと声が出そうに(苦笑)
私の所では昨日からの公開でしたが、
170席ほどの劇場、ほぼ満員でした!
たくさんの方に観て欲しいと感じた作品です。
2008年 2/9公開 フランス/アメリカ映画
監督 ジュリアン・シュナーベル
ライラの冒険 黄金の羅針盤
2008, 02. 23 (Sat) 23:22

現実とは違う平行世界(パラレル・ワールド)
そんな不思議な世界で、幼い頃に両親を亡くし、
オックスフォード大学のジョーダン学寮に暮らす12歳の少女ライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、一心同体の守護精霊“ダイモン” (パンタライモン 声フレディ・ハイモア)といつも行動を共にしていた。
彼女の叔父、アスリエル卿(ダニエル・クレイグ)は、
ダストと呼ばれる謎の粒子の秘密を解明すべく北の地へと探検に向かう。
一方、ロンドン上流社会の実力者コールター夫人(ニコール・キッドマン)は、
ライラへの接近を図る。
周囲では子どもたちが行方不明になる事件が相次ぎ、ライラの親友、ロジャーまでも姿を消してしまう。
子どもたちが北の地に連れ去られていることを突き止めたライラは、
学長から手渡された黄金に輝く“真理計”を手に、北の地を目指し危険な旅に出た。

フィリップ・プルマンの“ライラの冒険”三部作を、
壮大なスケールで映画化した冒険ファンタジー超大作。
本作はその第一弾。

先行上映観て来ました。
“ダスト”なる哲学的な謎をテーマにして、
ダイモンという守護神が、子供の時期には色々とその生態が変化しますが、
大人になるとその人物の性格を象徴する姿となり変身しなくなる。
コールター夫人は、ゴールデン・モンキー~凶暴なサル。
アスリエル卿は、ステルマリア~豹。
ダイモンでその人の本質的な性格が解るようですね。
他に、ヘビ、鷹、梟など、何やら良からぬ企みを持つ者も、
そのダイモンで何となく怪しさが感じられます。

色々と変身するライラのパンは、子供たちが喜びそうなキャラクターであるのは間違いないでしょうねぇ~
また、かつて最強の王として君臨した鎧グマのイオレク(声イアン・マッケラン)は、
カッコ良かったです(笑)


魔女セラフィナ(エヴァ・グリーン)
テキサスからやって来たサム(リー・スコーズビー)
二人ともライラの味方ではあるけど、まだまだ謎の人物。。。
サムのダイモン、ウサギのヘスターの声をキャシー・ベイツが担当してるけど、
殆ど出番がなしでチョット残念!

冒険へと向かう主人公、飛行船や気球、放浪ジプシャンとの船旅、
空飛ぶ魔女、寒い氷の大地で迫る危険…
これまでもファンタジーで描かれてきたものと大きくは変わりがない感じがしたので、
そのアイテムに珍しさが欠けてしまった感じは否めなく、
これと言う大きな見せ場もなく~to be continue…
冒頭、ざっとナレーションされる物語の世界観が、なかなか頭に入り混んでくれない。
ゴールデン・コンパスの謎や使い方(?)もいつの間にかライラがこなしていて、
3本の針をどうたらこうたら~と、よく解らなかったよお~!!

ダコタ・ブルー・リチャーズは、とっても美しいお嬢ちゃんなんだけど、
キャラクターがおてんばで好奇心旺盛、物怖じしない(気の強そうな?)女の子であるが為か…
それが狙いなんだろうが、時折チラッと見られる底意地の悪そうな目つきがどうも好かない。
特に最初、ジプシーの友達にハッタリを効かす時は、子供らしさがなくて何だか嫌ぁ~な怖さ(笑)
そんなハッタリや嘘(想像、空想?)が戦略に役に立つんだけど、
ラストでは、なるほどね~だからか~と思える理由はあったのだけど(苦笑)
チョット、私には苦手系なお子ちゃまかもしれない…
あっ、ライラのダイモンの声、フレディ君!
私は「チョコレート工場」以来なので、彼の声とは思えなかった!
声変わりしたのかしら?そんな年頃ですよね。


ニコールの悪女、個人的には好き♪
とにかく美しいわ!!
衣装も素敵♪
それだけでウットリ~(笑)

ダニエル・クレイグ「インベージョン」に続いて、登場シーンが少ない!
彼のダイモン、女豹のステルマリア…
しなやかな動きでセクシーさもあった(笑)

これはもう次回作へのプロローグ的な内容と観たほうが良いのかしら?
「ハリポタ」ほどはいかないけど、お子様には楽しめるでしょう。
大人は…どうだろう??
2008年 3/1公開 アメリカ映画
監督 クリス・ワイツ
エコール
2008, 02. 21 (Thu) 23:50

高い塀で外界と遮断された森の中の学校に、
6歳の少女イリス(ゾエ・オークレール)が棺に入れられてやってきた。
年長のビアンカ(ベランジェール・オーブルージュ)は、棺を鍵で開ける。
そこでは6歳から12歳までの少女たちが年齢を区別するリボンと白い制服を身につけ、
5軒の宿舎に分かれて住んでいた。
少女達以外には、年配の召使と、エディス(エレーヌ・ドゥ・フジュロール)
エヴァ(マリオン・コティヤール)という若い女性教師二人がその森に住んでいる。
少女達は、ダンスと自然の生態を教師から学んでいた。
宿舎からは最年長の少女たち(紫リボン)だけが、毎晩の外出を許されていた。
少女達は清楚で愛らしく、年長者は年少者(赤リボン)の世話をする。
森の外へは決して出られず、外界との接触も禁止、規律正しい生活をおくっている。

何だか、不思議で妙な雰囲気…
純真無垢と言えばそうだろうが、
見ようによってはまだ発達途中の少女達が、女ばかりの中で無邪気に下着姿で泳いだりする無防備さ…
この子達は、何の目的でここに連れて来られ暮らしているの?
毎夜、ビアンカは何処で何をしているの?
と、とにかくそんな疑問ばかりが気になって仕方がない!
良からぬ方へと邪推する(苦笑)
幼虫からさなぎ~そして綺麗な蝶へ…
彼女達は至って自然にしているのだろうが、
幼児期から思春期へ向かう前の、純粋ゆえのエロテック?!
初めての環境に慣れない不安と戸惑い、
可愛がってくれた上級生が居なくなった寂しさからの嫉妬…
イリスがやって来てからの1年が、
ダンスのレッスンや自然の森の中で遊ぶ姿の中で描かれています。
が、なんか、そこそこにその趣味の方にはウケそうな(?)感じが…(苦笑)
二人の若い大人の教師と少女の対比…
マリオンはバレエの先生なのですが、
ブルマのようなパンツからお尻がはち切れんばかりで胸もボリュームたっぷり。
この学校で育ったのでしょうか~いかにも影がある感じで意味深なセリフが結構あり、
二人の教師からここの子供達のことを想像するしか出来なかったです。

「プロヴァンスの贈り物」でのマリオン
ネタバレ↓
脱走をしようとボートに乗った少女が誤って亡くなったり、
毎年、年中者(青リボン)の中から、
ダンスに優れた少女一人が校長先生に選ばれ学校を去ることが出来るのだが、
選ばれなかったアリスは、壁をよじ登り外界へと消えていった事件もあり…
やはりここには怖い何かがあるのかしら??
亡くなった子を親に返すこともなかったし。。。
親もいないのか?
捨てられたのか?
ビアンカ達最上級生は、
毎晩学校の資金集めの為に、顔のわからない観客の前でダンスを披露していた。
それはきっと、その趣味の人向けだったのではないかなあ~
羽を付けた衣装を着て、羽化する前の蝶を表現したようなダンスは、
決して上手いとは思えなかったので…
そして、いよいよ卒業の時がやって来て、地下からトロッコのような電車に乗り込む。
着いた場所は一体どんな所なんだろう?
とっても大きな施設のような、ダンスの学校?
引き渡された大人の後をついて外界へと歩いていく…
大きな噴水を前に、森で暮らしていた時と同じように靴を脱ぎ上着を脱ぎ、水遊びするビアンカ。
その向こうに見える男へと投げかけられた視線が、無邪気でもあり色っぽくもあり…
学校へは、新しい棺がやって来た。
現れた少女を満面の笑みで見つめるイリスには、もうすっかり不安は消えていた。
彼女達のリボンの色が変わる日。
そうして毎年順番に、ビアンカと同じように。。。
一体、少女たちはどこから来て、どこへ行くのか?
何のために踊るのか?
外界へと羽化した彼女たちに待っているのは?
“女”(の性)を描いた繊細な感性のある作品とは思うけど、結局なにひとつ解らなかった。
こんな描き方がどうこうと言うよりは、
それぞれでの場面の事が、ラストではある程度こう言う事だったのね~と納得したいなあ。
私のように純粋な心がない者には、思わせぶりばかりだと良からぬ想像しかできないし(苦笑)
所謂、
そんな一般的な感覚で観ていたら、いけないような(?)作品であることは間違いないよう。。。
広く大きな感性で…みたいな♪
原題は「INNOCENCE」無邪気
「エコール」学校
どちらも物語には通じるタイトルなんですが…
マリオン・コティヤールが出て来た時、何だか安心した~良かったわ!!
この人もいろんな役柄をこなしますね!

「エデット・ピアフ~」のマリオン

素顔はこんな人…
次回はジョニーと共演だそうです!
ティムの「ビッグ・フィッシュ」では、エドワードの息子妻を演じてましたねぇ~。
「エデット・ピアフ~」でアカデミーもノミネートされてますから~オスカー受賞できると良いです!!
2006年 11/4公開 ベルギー/フランス/イギリス
監督 ルシール・アザリロヴィック
近づいてきたアカデミー賞…
2008, 02. 19 (Tue) 15:43

昨年11月5日から続いていた米脚本家組合(WGA)ストライキは、2月12日正式に終了し、
これでアカデミー賞も完璧に安心ですね(ホッ)
主演男優賞ノミネート、
ジョニー・デップオスカー受賞の可能性は…
こちら
「人気を分け合うダニエル・デイ=ルイスとジョージ・クルーニーがともにオスカー受賞経験者。
アカデミーが2人に2つ目のオスカー像を授与することを躊躇えば、票はデップに流れ込んでくるだろう。
その可能性は決して低くなく、3度目のノミネートにして念願のオスカー像受賞となるかもしれない。」
おお~~~


これは、期待できそうなお言葉

ジャックもジェームズ・バリも良かったけど、
今回のトッドは本当にジョニーらしくて素晴らしかったと思うので、受賞できることを願いますが…

第80回アカデミー賞は、日本時間2月25日(月)午前開催されます

この日は朝からテレビ前を離れられません!
エリザベス:ゴールデン・エイジ
2008, 02. 18 (Mon) 23:07

25歳でイングランド女王に即位したエリザベス1世(ケイト・ブランシェット)
父王ヘンリー8世の遺志を継ぎプロテスタントの女王として即位したが、国内にはカトリック信者が大勢おり、不安と憎悪が渦巻いていた。
スペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は、欧州全土をカトリックにする誓いを立て、
イングランドをも手中に収めようと事あるごとに圧力をかけてきた。
さらに幽門されているカトリック派のスコットランド女王メアリー・スチュアート(サマンサ・モートン)は、エリザベスが不義の子であることから、正統な王位継承権が自分にあると主張していた。
ある日、新世界から帰還したばかりの航海士ウォルター・ローリー(クライヴ・オーウェン)が現われる。
やがて交流を重ねるうち互いに惹かれ合い、“ヴァージン・クイーン”を貫き通していたエリザベスの心は揺らぎ始める。
イングランド国王の娘として生まれながら、私生児の烙印を押されたエリザベスが運命を切り開いていく姿を描いた「エリザベス」(98)の続編。

前作同様ケイト・ブランシェット、
“女王”はこんな人であったのだろう~そう思える演技!
彼女だからこそ、安心して観れる映画。
凛とした女王の姿と、一人の女性として恋心を抱く切なさ…
スペインの使者たちに浴びせる力強い宣告、
若い侍女べス(アビー・コーニッシュ)とローリーを踊らせるエリザベスが、
自分に置き換えて眺めるシーン、
スペインとの戦いの前にウォルターに懇願するシーンは、やはり一人の女性。

自分の分身とさえ言った侍女ベスとウォルターに裏切られた時の嫉妬。
自ら鎧を着て白馬に乗り、戦場へおもむく凛々しい騎士の姿。
クールであり、時折見せる女性らしい表情や、困惑、嫉妬…
女王といえども、生身の人間、女、そんな弱さが逆に人間らしさを感じ、
民の為の女王であったのだと感じずにはいられない。
ケイトの顔立ちにピッタリで内面が良く表現されてると思いました。
もうひとつは、豪華な衣装の数々!
オスカーにノミネートされただけあって、それだけでも観る価値がありますね♪

他の俳優さんたち、特に侍女べスのアビー・コーニッシュは、
若い女性の魅力がたっぷりとあって可愛らしかったです。
スコットランド女王メアリーのサマンサ・モートン、私は好きな女優さんではないのですが、
やっぱり上手です!!
打ち首になる時、黒いマントの下の真っ赤なドレス、最後、何と呟いたのでしょうか…

ただ、始まりの1585年、
前作から引き続き、献身的に女王に尽くす側近のフランシス(ジェフリー・ラッシュ)に、
エリザベスは子供がいないから安泰ではないなどと言われたり(この年代、彼女はもう50代~まだそんな可能性を期待?)本意ではないが、お見合いをしたり(圧力に負けずに外交をうまく運ぶため?)
100%歴史に忠実ではないにせよ、チョット違和感…
ローリーは最初、資金目当ての宮廷訪問のようだったけど、
その後、女王とべスとの間での気持ちの移り変わりや真意など、あまり丁寧には描かれていなかったので理解しにくかった。
クライマックス、スペイン無敵艦隊との戦いは活劇っぽくて、リアリティに欠けてた感じもした。


前作は随分前に観たのであまり詳しくは覚えていないのですが、
ストーリーとしては幽門されていた頃や、
レスター伯ロバート・ダドリー(ジョセフ・ファインズ)との愛の物語りなど、
ドラマな展開が結構あり「面白かった!」と見応えがあったのと比べると、今作は物足りなさはあるのではないかなあ~。
全体的な物語の運びとしては、チョット残念に思える内容だった。
目で楽しむ映画として、
大きなスクリーンで観るに相応しい作品であるのは間違いないと思います。

女王になったからといって安泰ではなく、宗教戦争や忍び寄る暗殺計画など、
多分一瞬たりとも気の抜く時が無いのでしょう。
ローリーの事も含め、ギリギリのところで生きている感じがした。
(史実はもっと複雑だろうが…)
“ヴァージン・クィーン”として女の幸せを捨て、大英帝国の“ゴールデン・エイジ”(=黄金時代)を築き「国家に生を捧げた女王」に君臨したのは、そんな彼女の強さであったのでしょう。
ラストにべスの赤ん坊を抱きながら、
女王であり女性である彼女の笑顔は、実に美しく素敵であったと思いました。

生涯独身の処女王(the Virgin Queen)と呼ばれるが、
実際には数人の愛人を持っていた。
レスター伯ロバート・ダドリー、エセックス伯ロバート・デヴァルー(レスター伯とエセックス伯は義理の親子)、ウォルター・ローリー卿らである。
特にダドリーとは一時は結婚まで考えたが、その妻エイミーが階段から落ちて死亡する事件が起こり、ダドリーとの共謀説が流れたため、結婚を断念した。
ローリー卿は新大陸(アメリカ)にエリザベスに因みヴァージニアを建設するなどし好意を得ていたが、エリザベスの侍女と極秘結婚したためロンドン塔に幽閉される。
エセックス伯に対して女王が老齢に達していたこともあり寛容であったが、
1601年2月、エリザベスに対して反乱を起こすに至り、処刑を命じた。 (Wikipedia)
2008年 2/16公開 イギリス映画
監督 シェカール・カプール
スキャナー・ダークリー
2008, 02. 17 (Sun) 01:57

アメリカのカリフォルニア州オレンジ郡郊外、
覆面麻薬捜査官のボブ・アークター(キアヌ・リーヴス)は、
自らもドラッグ中毒であるにも関わらず、
ドラッグ仲間のジム・バリス(ロバート・ダウニーJr.)らの監視を行っていた。
ある日、上司から自分自身に対する監視をせよとの不可解な指令を受ける。
SF作家フィリップ・K・ディックのベストセラー小説を映画化。
ドラッグに汚染された近未来のアメリカを舞台に、
自身もドラッグにおぼれる覆面麻薬捜査官の現実と妄想が入り混じる。
実写映像にデジタル・ペインティングを施したアニメ映像。

“物質D”なる強力なドラッグが蔓延しているアメリカ。
ドラッグの生産拠点をつかむべく、アークターは密売人の監視を命じられる。
それはアークター本人だった。
と言うのも、捜査官任務の時には、姿を完全に隠す"スクランブル・スーツ"なるものを着ているので、上司ですら本当の自分の姿は知らないということ。

ジャンキーのバリス(ロバート・ダウニーJr.)とルックマン(ウッディ・ハレルソン)と共に暮らし、
売人の女性ドナ(ウィノナ・ライダー)が恋人。
麻薬“物質D”には、脳の識別能力を壊す副作用があり、
常用すると自分自身ですら認識できなくなるらしい。
アークターも次第にドラッグによる影響で、幻覚、被害妄想、人格分裂に。
結末には、とてつもない事態が待っている…


出演者が元となる実写を撮影した後、
忠実に絵で上書きする手法で作られているロトスコープと言われるアニメ映像は、
その作業に19ヶ月近くもかかったという。
このような映画の感想は難しい(苦笑)
ジャンキーな内容は苦手ですが、
この映像だと、実写と見るかアニメと見るか~全編がアートで斬新な印象を受けるので、
実写なドラマで作られるより内容に入っていきやすかったです。
でもそのアニメ処理はかなり実写に近いので、色彩や動きに浮いた感じがするというか、
字幕も読みたいし、なんとなく落ち着いて集中できない。
特にSFっぽい所もなく、どちらかと言うと同じような流れで淡々と進んでいく感じ。
登場人物やその関係、目的などちょっと把握しにくいし、
現実か妄想か幻覚か入り混じる症状などは、分かりにくい内容だった。
それでもこのアニメ映像とえらくマッチしてる(それが特徴なんだろうけど)
何だろう?~こう、非現実的な感じと、やはりドラッグの怖さ…現実への警告はリアル。

冒頭、かなり重症なジャンキー、フレック(ロリー・コクレイン)が、
虫にたかられ何度も髪を洗い流す場面は、現実か?幻覚か?と思わせられ効果的で印象に残る。
アークターが目にするバリスとルックマンが虫に見えてしまう場面も、
幻覚を描くには解りやすい最適な手法なんだと思いました。

アークターが自分で自分を監視するうち、
ドラッグで犯された脳は自分が誰なのかも認識しにくいものとなり、
悲しい末路が待ってるんだけど(でも、当初の目的は達成できるのかなぁ~青い花…)
普通の映画と違って、理解と意識は難しいかも。
作家自らの経験談なんですか、、、
ドラッグへの警告、メッセージはしっかりとありました。
★余談
キアヌ、もさっ~としたトコ、「公園キーちゃん」っぽくて(笑)
2006年 12/9公開 アメリカ映画
監督 リチャード・リンクレイター
デート・ウィズ・ドリュー
2008, 02. 16 (Sat) 19:46

6歳の時に「E.T.」を観て以来ドリュー・バリモアに心奪われてしまった27歳の青年ブライアン。
仕事も恋人もなく人生に行き詰まりを感じていた彼は、クイズ番組で賞金1100ドルを獲得した。
最後の答えが“ドリュー・バリモア”だったことから、運命を感じてしまう。
賞金の1100ドルを元手に、長年の夢だったドリューとのデートを実現させるため、
30日後には返却しなければならない高級カメラを手に、無謀にも思えるプロジェクトに挑戦する。
映画監督を夢見る無名の“一般人青年”が、
憧れのドリュー・バリモアと1ヵ月に以内にデートをすると、手繰りしながら実現へと近づいていくドキュメンタリー。

公開当時、どうしようか迷ったけど、先日のWOWOW放送で。
お金出すほどでもなかった…良かった(苦笑)
一般の素人さんのこんな企画、成功するの?
でも目的果たせないと観てる方には無意味になっても仕方ないし、
きっとデートできたんだろう~と疑心暗鬼の中で観始めたら、
この彼はものすごく前向きで明るい!
そんな彼だからか、友人も何かと協力してくれる。
ひとつ間違えばストーカー行為ギリギリ(笑)
映画関係の学校(?)へ行ってたからか、コネを使って知人の友人の俳優に会ったり、
「チャーリーズ・エンジェル」の脚本家に会ったりするけど、なかなかドリューにはたどり着かない。
所属事務所にプロモーションビデオ送っても、ストーカーと思われた様子。

それでも前向きなんですよねえ~~~!
で、多毛なんです(笑)
腕も胸も皮膚が見えないくらいの毛地帯です!
ドリューとデートするために、エステ行ったり、
専属のトレーナー(もちろんお金がないのでタダで)お願いして体鍛えたりもします。
「チャーリーズ・エンジェルズ」のプレミアに、偽造入行証作って侵入(苦笑)
何とかドリューと挨拶は出来たものの、今回の企画は告げられず…

期限の30日が迫る中、
切羽詰まってネットに企画のホームページを作って、彼女に伝えようとする。
(まず最初にやるべきだったよ~笑)
ちょっと、ゴタゴタしたものの、この反響が続々とあって、
ドリューの事務所から連絡がきて、念願のデートへ♪

と、だから何?と言ってしまえば、そんな内容だし(苦笑)
ドキュメンタリーって、自分の興味に嵌らないと詰まらないと思いますが、
ファン心理は解りますね~“会いたい”と願う夢を諦めず進み続ける。
失敗しても何度もトライする。
ブライアンの熱い情熱は十分に感じました。
デートに現れたドリューも、キュートで可愛い!
でも憧れの人を目の前にして、良くあんなに次々と話せるというか…?!
もし、万が一、自分にそんなチャンスがあって、
しかも英語がペラペラに話せたと仮定しても、
ジョニーと二人なんて!!!!?
もう頭が真っ白で、ど~~して良いのか想像もつかない…
ただ、ボーーーーーッと固まるだけかも(笑)
彼は凄いよぉ~大物だなあ~と感心。
あと、本当に凄い毛ですよ(爆)
何度かTシャツ捲って胸毛見せるけど、迷い込んだ虫も脱出できなさそう~髭の青さも半端じゃないもの…
つい数年前の私なら、もうそれだけで鑑賞意欲を損なわれていたけど、
最近は色んな(?)免疫がついたお陰か乗り切れましたが…
ジュリア・ロバーツのお兄ちゃん、エリック・ロバーツと、
ドリューと交際していた「スタンド・バイ・ミー」のコリー・フェルドマンがチラリと出てきます。
彼の憧れ、ドリューちゃん♪

2006年 12/16公開 アメリカ映画
監督 ブライアン・ハーズリンガー
ジョン・ガン
ブレット・ウィン
恋するレシピ ~理想のオトコの作り方~
2008, 02. 15 (Fri) 13:17

35歳になるトリップ(マシュー・マコノヒー)は、
両親(テリー・ブラッドショウ、キャシー・ベイツ)と同居してお気楽な毎日を送っている。
息子の行く末を案じた両親は、
親離れを促すカウンセラーのポーラ(サラ・ジェシカ・パーカー)を雇う。
相手の好みを理解し、擬似恋愛で彼女に愛された男は、
自信をつけ自立し巣立っていくというシナリオ。
クライアントとは恋愛関係にならない、肉体関係を持たないポリシーのポーラと、
あくまでも女性はお遊び感覚だったトリップは、
お互いを知るうちに次第に惹かれあっていく…
ハッピーなラブコメ…日本未公開作品。

設定はアレコレあれど、お決まりの流れでベタに進んでいきます。
両親と同居しているのが問題児…って、チョット面白い!
日本の特に長男なら、親と同居してるのなんて特別問題にされることもないけど(嫁にいくなら、少しネックにはなるだろうけど)あちらでは親の方から懸念するんですね…
イケメンでそこそこの収入もあり、
同じく親と同居組の男友達と優雅(?)に遊ぶトリップに取って、
付き合ってる彼女を家に連れてくる時、それは終わりを意味する。
真剣に女性を愛せない…そんな過去があるよう。
ポーラもまた、過去に愛した男性が、
親から自立できない事で破局したことからこの仕事に就いたらしい。
ポーラが親から依頼を受け、自分に近づいて来たとは知らないトリップと、
自立させようと受けた仕事が、ポーラに取って思わぬ展開に…


ラブコメは、脇の役者さんで楽しめる要素もあると思うのですが、
トリップの両親を演じたキャシー・ベイツとテリー・ブラッドショウは、
親の微妙な心理を面白可笑しく淡々と演じ、
「ナショナル・トレジャー」のジャスティン・バーサ、ついこの前観た「テラビシアにかける橋」の音楽の先生、ズーイー・デシャネルも個性的でクスッと笑えます。


いい年になっても男友達3人の遊びが面白い!!
サバイバルゲームはやってみたいなあ~~!
マシュー・マコノヒーは鍛えた体もご披露して、小動物やイルカと戯れたり、可愛らしい(笑)
食事や洗濯、至れり尽くせりだもの~娘でも出て行かないよね(苦笑)
サラ・ジェシカ・パーカー、チョット頑張って若作りしたかな?!
最初、何となく違和感があったけど、その内見慣れてきた(笑)
いつもは気になるお顔の長さがあまり感じなかったのは、下ろした髪のおかげ?

90分ほど、軽めにサクッと楽しめると思います。
2006年 アメリカ映画 日本未公開
監督トム・デイ
デスパレートな妻たち/シーズン3
2008, 02. 14 (Thu) 18:21
第19話 「停電の夜に」 (2/13)

カルロスとイーディは一夜を共にした。
が、ベッドでの相性は最悪だったよう…
互いのプライドをかけ再挑戦したが、テーブルが壊れ2人とも病院へ。
後日トラバースを連れて動物園に行き、
家族に間違えられたことなど、撮影した写真を眺めながら話すうち、
次第に温かな気持ちに。
今度はバッチリの相性だった。
スーザンとイアンは、買い物へと出かける。
偶然マイクと会ったイアンは、どうしても彼の存在が気になって仕方がない。
スーザンの運転での帰り道、仕事を理由にロンドンへの引っ越しを提案する。
突然現れたシカを避けようとしてハンドルを切ると、2人の車は湖へと転落。
岸まで泳ごうとするスーザンに、イアンはカナヅチだと告白。
通りかかったマイクに救助される。

マイクに助けられたことが不本意でならないイアンは、ベッドで男性としてうまく機能せず。
その落胆ぶりに、スーザンは引っ越しの了解をする。
家を売ろうと言うイアンに、大切な友だちがいるから売却はしないとスーザンが答えると、
マイクへの嫉妬心を露にした発言をし始める。
ロンドンへの移住は、マイクから離すためだったと気づいたスーザンは、
自分を信用されていないとうんざり。
今度マイクの名前を出したら別れると宣告する。

苛立つスーザンは、マイクに救出のお礼のプレゼントを持っていく。
心配したマイクに聞かれケンカしたことを話すと、マイクは思わずスーザンにキスをした。
スーザンは慌てて家に戻ると、イアンは二度と疑ったり嫉妬しないと約束する。
市長候補ビクターに、簡単には一線を越えさせないガブリエルだったが、
応援集会での雄姿にときめき、自らリムジンで関係を許す。
その後、ビクターからの連絡が途絶えてしまい、早まったと後悔するガブリエル。
イーディは嫉妬させれば良いと、クローゼットの修理に来ていた若いマッチョな男トビーに目をつける。
ガブリエルはトビーを連れて討論会に現れ、ビクターの前でいちゃつき始める。
何度も詫びの電話を入れるビクターだが、取り合ってもらえず、
直接会いに来てガブリエルに恋をしているのだと告げる。

腰の手術をして動けないトムに代わり、リネットは店を切り盛りして大忙し。
副店長を雇うことになり、4つ星レストランの元副料理長リックが面接にやって来る。
仕事のストレスでドラッグに手を出したが、
もう1年以上断っていると正直に打ち明けたリックを、リネットは適任だと判断。
だがトムは、元ジャンキーなどとんでもないと断固拒否。
家事の手伝いに来てくれているマクラスキーさんは、
我が儘で八つ当たりするトムに我慢の限界となり、もうお断りとピザ屋に子供たちを置いていく。
リックが面接の返事を聞きに来店。
トムの反対を伝えて断るが、毎週ドラッグテストを受けても構わないからと言われる。
注文したカルツォーネが不味いから取り替えろと文句を言う客に、
クタクタで限界のリネットは、落ち込み泣き出す寸前に…
リックの助け船で客は納得し、リネットはそのまま彼を雇うことにした。
トムから謝罪の電話を受けたマクラスキーさんは、
「トムはおバカだけど、リネットの為と思えばだからねえ…
案外、あの夫婦は良い夫婦だと思うよ~私達には負けるけど」
と傍らの冷凍庫に話しかける。
中には、亡夫ギルバートの遺体が…!
ある夜、ウィステリア通りは停電になる。
暗闇の中で、マクラスキーさんは階段から落ちて骨折。
冷凍庫が気になって救急車に乗るのを拒否するが、電気が回復したのを見届けて安心して入院。
ところが、冷凍庫はショートを起こして壊れてしまった。

停電でピザが焼けない店内。
リックのアイディアで、代わりにカルボナーラを作って出す事にした。
ピザよりずっと利益率が良いと気づいたリネットは、トムにメニュー変更を提案。
子供達の受けは上々なのに、家族向けの手頃なレストランを目指すトムは却下。
だが反対を押し切りメニューを変更すると、
たちまち店の評判は上がり、地元の新聞で紹介されるほどになる。
もちろんトムは大不満。
リネットはリックと過ごす閉店後の時間に、少しの安らぎを感じ始めていた。
パーカーはアイスクリーム目当てにマクラスキーさんの留守宅に忍び込み、冷凍庫の中に遺体を発見する。

停電で止まったエレベーターの中で、ガブリエルはビクターと愛し合おうとするが、瞬間電気が回復。
だが、その様子は監視カメラで撮られていた…
翌朝、ビクターに結婚を申し込まれたガブリエルは、
カルロスとの離婚で疲れたので、次は絶対大丈夫という確信がなければ結婚はしたくないと申し出を断る。
ビクターをゆすろうと、エレベーターでの写真を持って現れた男に、ガブリエルはネガを返せと殴りかかる。
ちょうど通りがかった警官が男を逮捕。
証拠として押収された写真が新聞の紙面に。
スキャンダルで支持率急落のビクターは記者会見を開くが、
相手が娼婦だから隠しているのだと責められても、ガブリエルの素性を明かさない。
ガブリエルは自らマイクの前に立ち、
写真の直前にプロポーズされ、つい熱くなりすぎたのだと説明。
スキャンダルはラブストーリーへと一転。
イーディはお互いの家でコソコソと付き合うのが我慢できない。
担当している不動産物件を利用することにした。
ある日、客を連れてきた他の不動産業者に見つかってしまう。
付き合っているのだからバレても構わないというイーディに、
カルロスはガブリエルに知られたくないと話す。
まだ彼女への未練があり、自分とは体だけの関係だったのかとイーディは怒って出て行く。
マイクへの気持ちで心が揺れるスーザンは、イアンとの結婚準備を急ぐ。
イアンは礼も兼ね、嫉妬していないと証明するためマイクを夕食に招待した。
スーザンは、式の料理を担当するマギーが恋人募集中だと知り一緒にと招待する。
マイクはマギーに嫌われるよう、わざと前科のことなどを話したり、
イアンとマギーが席を外すと、
スーザンにプロポーズする為、会いに行く途中で事故にあった事も思い出し、
記憶が戻り、今でも愛していると告げる。
マギーが持参した結婚式用の2種類のケーキ…
エレガンスで伝統的なイギリス風と、素朴で甘いアメリカの定番バターケーキ。
まるでイアンとマイクのようなケーキを前に、選択を迫られたスーザンはパニック。
マイクからスーザンに告白したと聞かされたイアンは、ポーカーの勝敗の事を口にする。
2人が自分を賭けの対象にしていたと知ったスーザンは激怒。
どちらとも結婚しない、今すぐ家から出て行けと怒鳴る。

マクラスキーさんの見舞いに連れて行ってもらったパーカーは、
「おじさんがいた」と告げる。
リネットが席を外した時に事情を教えてもらったパーカーは納得。
誰にも言わないと約束する。
留守宅の様子を見にきた隣人により、悪臭を放ちだした遺体は発見され、
退院間じかのマクラスキーさんは逮捕されてしまう。
少しずつ男女関係が複雑になってきたかなぁ~

一番揺れてるのは、スーザン。
それにしても、このイアンって男はリッチでも格好の悪い男

泳げない

それ以上に、性格貧乏で嫌だわぁ~

どうよ、この器の小ささ

嫉妬しないと言いながら、すごく露骨で女々しい(苦笑)
この顔も嫌い

スーザンのような脳天気で気配りに欠ける女性は、
マイクの寛大な優しさに包まれていた方が、本人も周りも平和に暮らせる(笑)
確かに前科はあるけど、この街では数少ないまともな人だし

イアンだと「割れ鍋に綴じ蓋」みたいで、先が見えてる。
イーディは凄いなあ~~

この人“ご近所キラー”??!

マイクにもモーションかけたし、スーザンの元旦那とも同棲してたし、今度はカルロスでしょう。
手近で済ませるトコが何とも

ガブリエルさま~
もう、何も言うことありません

ど~~ぞ、思う存分お好きにどうぞ(笑)
でも、こんなおっちゃんで良いんかい??

リネット可哀想だわ~
トムは元々から我が儘だとは思うけど、今回は特に酷い

自分の店で自分の夢は解るけど、家族の生活もあるし今は身動き取れないなんだから、
少しは意地にならないで乗り切る事を考えれば…
プロの料理人と比べても仕方がないんだから、利口な経営者を目指して欲しい。
追い詰められたリネットにも、何やら危ない空気が…

来週は、マクラスキーさんの秘密が…かな

楽しみです

ブラック・スネーク・モーン
2008, 02. 13 (Wed) 19:19

アメリカ南部の田舎町に暮らす初老の黒人ラザラス(サミュエル・L・ジャクソン)は、
実の弟に妻を寝取られた上に別れを宣告され、憤りを隠せない日々を送っている。
ある朝、道端で半裸のまま血だらけで倒れている若い女性レイ(クリスティーナ・リッチ)を見つける。
恋人ロニー(ジャスティン・ティンバーレイク)が軍隊に入隊して離れ離れになり、
誰とでも寝てしまうセックス依存症の彼女は、男に暴行され道端に捨てられたのだった。
街でレイの噂を聞いたラザラスは、彼女を更生させる事を決意。
なんと鎖で繋いで家に監禁する。
タイトルの「ブラック・スネーク・モーン」は、
ブルースマンのブラインド・レモン・ジェファーソンの名曲から。
幼少期の性的虐待が原因でセックス依存症になってしまった少女と、
妻に去られた孤独な男の心の交流を描いたヒューマンドラマ。

目を離すと男漁りの病が出るので、かなりな荒療法。
最初は悪態をついてるレイだが、
次第にラザラスの優しさと真の男の強さを感じるようになり心が通い始める。
ラザラスとレイには、それぞれに愛する人がいるのだけれど、
お互い“愛”に苦しんでいる。
全く異質な二人の心が通い合う様子は、父と娘のような関係でもあると思う。

“不安や孤独を感じると欲情してしまう”こんな病気もあるんでしょう~
レイは少女の頃、母親のパートナーから、
性的虐待を受けていたことが深い傷と残っているのですが、
見て見ぬ振りをして守ってくれなかった母親の態度が、更に彼女を傷つけることになってしまったようです。
この母親というのが、レイを“あばずれ”と決め付け相当冷たく当たっていました。
母娘の関係を少しでも修復できれば、今まで言えなかった事もぶつけれたらと、
不器用ながら歩み寄ろうとするレイに、親として子供の気持ちを解かってやろうとか、
受け止めてやろうとかする気持ちがない!
もしかしたら母親も若い頃に無茶をしていて、自分を見るようで嫌だったのか…

「ブラック・スネーク」は誰の心の中にもあり、そしてブルースは歌われる。
上手くいかない人生や傷ついた心、おかした過ちや絶望、悲しみ…
嵐の雷の中、ラザラスは魂の叫びのようにギター片手に歌います。

レイの恋人ロニーが、身体的(精神的)な事情で軍から帰されてきます。
この辺りから、少し展開が変わってきますが、
全編から更正した、させたという人間ドラマな部分はそんなに強く感じませんでした。
感動したとか、涙が出たとかもありません。
同じクレイグ・ブリュワー監督なら、
やはり音楽がテーマになってる「ハッスル&フロウ」は、物語の展開がしっかりしていたし、
主人公や周りの変化も伝わってウルッとなったのですが…
ラストはそれぞれが新しい幸せの一歩を踏み出したのですが、
ラザラスには落ち着いた人生が待っているように見える一方、
ロニーと共にするレイ…
この二人の先が何だか不安でいっぱいになってしまって。
ロニーが抱えていた心の悩みが何だったのか解らなかったので、
彼に「大丈夫よ」と優しくなだめるように歌を聞かせるレイが、
自分にも言い聞かせていただろう~そんな胸のうちが少し辛く感じてしまいました。
この二人は、果たしてこの先、大丈夫だろうか~
2007年 9/1公開 アメリカ映画
監督 クレイグ・ブリュワー
スネーク・フライト
2008, 02. 12 (Tue) 22:01

大物ギャングのエディ・キムを、刑務所に送ろうとしていたロサンジェルスの検事が殺害された。
偶然現場を目撃したのは、ショーン・ジョーンズ(ネイサン・フィリップス)という青年。
ショーンをLAの大陪審で証言させるため、
ベテランFBIのネヴィル・フリン(サミュエル・L・ジャクソン)が、ハワイから彼の護衛につく。
しかし、キムはショーンの口を封じるため、
彼が乗り込んだLA行きの便に大量の毒ヘビを積荷として忍び込ませていた。
飛行機が上空に達すると、時限式の箱が開き、
ありとあらゆる種類の毒ヘビたちが一斉に解き放たれた。
飛行中のジャンボ機内で、数千匹の毒ヘビが乗客たちに襲いかかる、
サミュエル・L・ジャクソン主演の“本格B級パニック・ムービー”
監督は「デッドコースター」「セルラー」のデヴィッド・R・エリス。

凄い!
B級のパニック・ムービー!!
たまにこんなのは、と~っても楽しめる♪
しかも、サミュエル・L・ジャクソン!!(苦笑)
休日夜のWOWOW放送、バカバカしい?と思いながらも、
家族揃ってテレビ前から離れられなくなって。。。

飛行機といえば、地に足は着いていないし、気流などで揺れを感じる怖さはあっても、
まさかこんな所で大量のヘビと遭遇するなんて~一体誰が想像できるでしょう?!
バックの中に、足元に、洋服の中まで!
酸素マスクと共に、ヘビがザワワァァーーーと落ちてくる?!
巨大な大蛇が、デカイおじさんを丸呑み?
狭い機内は、ギャーギャーと大騒ぎ…
コブラにシヤャ━━━━━━━ッ☆ とか言われたら、当然、騒がずにはいられないけど、
なぜだか笑わずにはいられない。。。のは、なぜ、、、O(≧∇≦)O !!
だって、トイレでラブラブ中の彼女は、ヘビに…★
用を足しにきた男性は、便器から現れたヘビに…★

何の罪もない乗客は巻き添えくらって、その運命はいかに。。。
か、かわいそう~~~!!
数名の乗客がこのパニック経験で、今までの自分から一皮剥けたみたいけど(脱皮がテーマ?~苦笑)

副機長だったかな?あんなに怪我してるんだから、ど~~~して一人にしとくんだよ!
ヘビ退治の為に、他に誰かコックピットにいなさいよぉ~(っ`Д´)っ!!
と、文句言いながら~ラストのランディングに向けての展開に、ありえなーいーーー!!!
大量のヘビに楽しませて貰いました♪
2006年 10/21公開 アメリカ映画
監督 デヴィッド・R・エリス