「米映画批評会議賞」 監督賞にティム・バートン
2007, 12. 07 (Fri) 23:57
米アカデミー賞の前哨戦レースの幕開けとなる米映画批評会議賞(ナショナル・ボード・オブ・レビュー)が、12月5日発表されました。
作品賞には、米国の対メキシコ国境を舞台にした犯罪劇、ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン監督作品「ノーカントリー」が受賞。
昨年は「硫黄島からの手紙」が受賞し、オスカー候補になりました。
「ノーカントリー」もこれでアカデミー作品賞ノミネートは、ほぼ確実でしょうか。
他、トップ10作品
「The Bucket List」 ロブ・ライナー監督
「Lars and the Real Girl」 Craig Gillespie監督
「ジュノー」 ジェイソン・ライトマン監督
「ボーン・アルティメイタム」 ポール・グリーングラス監督
「ジェシー・ジェームズの暗殺」 アンドリュー・ドミニク監督
ブラッド・ピット ケイシー・アフレック
「つぐない」(Atonement) ジョー・ライト監督
キーラ・ナイトレイ
「イン・トゥ・ザ・ワイルド」 ショーン・ペン監督
「君のためなら千回でも」 マーク・フォースター監督
「マイケル・クレイトン」 トニー・ギルロイ監督
ジョージ・クルーニー
「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」 ティム・バートン監督

そして監督賞には、
ティム・バートンが選ばれました!!
当然、「スウィーニー・トッド」もアカデミー作品賞戦上で注目されるでしょうか…
そしてジョニーとヘレナにも期待が持てますね♪

主演男優賞
ジョージ・クルーニー 「マイケル・クレイトン」
助演男優賞
ケイシー・アフレック 「ジェシー・ジェームズの暗殺」
外国語映画賞
作品賞には「潜水服は蝶の夢を見る」 フランス映画
「夜になるまえに」のジュリアン・シュナーベル監督作品。
全身不随の男性が主人公のお話でとても評判もよろしいようです。
マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ。
テイストはアメリカ要素があるとか。
他、トップ5作品
「迷子の警察音楽隊」 イスラエル
「ヒトラーの贋札」 オーストリア
「4ヶ月、3週と2日」 ルーマニア
「ラスト、コーション[色・戒]」 中国
「エディット・ピアフ 愛の賛歌」 フランス
今年のアカデミー受賞作の「善き人のためのソナタ」だけに限らず「パンズ・ラビリンス」の出来も素晴しいものでしたから、来年もたくさんの良作に出会えるのだろうと、期待でイッパイです。
インディペンデント映画賞作品トップ10
「アウェイ・フロム・ハー」
ジュリー・クリスティ
「Great World of Sound」
「Honeydripper」
「エラの谷」(In the Valley of Elah)
トミー・リー・ジョーンズ シャーリーズ・セロン
スーザン・サランドン ジェームズ・フランコ
「マイティ・ハート 愛と絆」
「その名にちなんで」
「ONCE ダブリンの街角で」
「The Savages」
「Starting Out in the Evening」
「ウェイトレス おいしい人生のつくりかた」
(映画データベースallcinemaより)
11/27には“ゴッサム賞”にショーン・ペン監督の「イントゥ・ザ・ワイルド」が、
「サイドウェイ」 「ブロークバック・マウンテン」 「リトル・ミス・サンシャイン 」が受賞した
“インディペンデント・スピリット賞”では、
歌手ボブ・ディランの人生を描いたトッド・ヘインズ監督作「アイム・ノット・ゼア」が、作品賞、監督賞はじめ、
ディランを演じたケイト・ブランシェットが助演女優賞などで最多ノミネーション。
ボブ・ディランを演じるのは、ケイト他、
リチャード・ギア、クリスチャン・ベール、ヒース・レジャーなど5人、6人?
ローラ・リニーとフィリップ・シーモア・ホフマンの姉弟が、
偏屈な父の介護をするというブラックな笑いのドラマ「The Savages」など…
インディペンデント系の作品は楽しみです。
ゴールデン・グローブ賞もあるし、
年末からは、やはり“賞”をある程度(かなり?)意識した公開となりますね。
多くに評価された作品の公開は、待ち遠しいものです!