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ブラッド・ダイアモンド 

2007, 04. 08 (Sun) 00:27



内戦が続くアフリカ。
漁師のソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)は、村を襲撃してきた“RUF”によってダイヤモンド採掘場へと連れていかれる。
離れてしまった家族を思いながら、ダイヤモンドを採掘する日々。
ある日、彼はめったに採掘されないというピンク・ダイヤモンドを見つける。
地中に埋めたダイヤモンドの存在が、
ダイヤの密売人であるダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)の知ることとなる。
ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)は、
反政府組織“RUF”の資金源となっている“ブラッド・ダイヤモンド”の真相を探っていた。
ピンク・ダイヤモンドをめぐって、それぞれの思惑が動き出す。

1990年代後半のアフリカ、シエラレオネでの激しい内戦を描いた社会派アクション映画。
“ブラッド・ダイヤモンド”と言われる不正な取引をめぐる争いを、サスペンスフルに描く。
地域紛争が激化する“ブラッド・ダイヤモンド”の現実問題に言及した内容について、
米国務省が批判したことでも話題となった問題作(goo映画より)

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記念や感謝の気持ちへの贈り物だったり、婚約指輪だったり~その永遠の輝きに、人は何を求めているのか。
その原石がどこで採掘され、どんな経過をたどって自分の手元に落ち着いたのか…
そんなことは1度も考えたことはなかった。
しかも“紛争ダイヤ”という怪しげな名称のダイヤモンドが存在するなんて!

エピソードは別としても、背景は全て事実なんだろう。
シエラレオネで内戦が激化し、RUFが村人を襲い、体力のある男はダイヤ採掘、子供は洗脳して兵士にし、見せしめの為に凶行の数々を繰り返した。
採掘したダイヤはRUFの資金源として、密売人によって隣国に持ち込まれる。
その後ある方法で、正規のルートに紛れ、磨かれた希少な高級品として流通されてくる。
私達がダイヤの輝きに胸を躍らせても、
それは決して幸せの象徴のようなものではないのかも知れない…。

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銃撃戦あり、悲惨な場面も多々あり、そのショッキングな出来事に目を覆いたくもなりますが、
貴重な資源が国民の生活を潤すどころか、戦争の道具になり、
先進国がそれを煽り国民は苦しんでいる。
採掘での過酷な労働や、テロリストへの資金源になるという闇の部分は、恐ろしい事に今も確実に存在するという事なんです。
これは、石油や金等をめぐって起きている事も同じ。
そういう意味でも、是非多くの人に見てもらいたいと感じました。
女性ならひとつは持っているだろうそのダイヤは、
もしかしたら“紛争ダイヤモンド”なのかも…。

本年度アカデミー賞主演男優でノミネートされたディカプリオ。
「ギルバート・グレイプ」は、あの幼ない表情が生かされて名演でした!
その後、彼の作品を全て観ている訳ではありませんが、正直演技に大きく感動した事ありませんでした(数作、好みはありますが)
オスカー受賞のフォレストさんの「ラストキング・オブ・スコットランド」を観ていないのでわかりませんが、
このディカプリオはオスカーに値するような素晴らしい演技で、
キャリアの最高傑作なのでは…と思いました!。
「ディパーテッド」なんかより、ずっ~と良かった♪ 

アフリカ出身のジャイモン・フンスーは、やはり本年度助演男優賞にノミネートされ、
「リトル・ミス・サンシャイン」のハジケタお爺を演じたアラン・アーキンにオスカーがいきましたが、
この演技も十分に値のあるものと思います!
ここでの彼の存在はとてもリアルで、家族を思い、息子を思う真正直な父親の姿は感動でした。

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ジェニファー・コネリーも嫌味のない静かな美しさで、
女性を強調しすぎない魅力のある演技はとても好感が持てました。

この3人のそれぞれの指名感のようなものが明確に表現されていて、
作品の完成度も高いのではないでしょうか。

ダイヤモンドを購入する時は4つのC
color(色)
cut(カット)
clarity(透明度)
carat(カラット)
をチェックすることが大切だと言われる。
しかし、実は5つめのC「conflict(争い)」が存在する。

チラシを読んで初めて知ったその事実!

2007年 4/7 公開 アメリカ映画
監督 エドワード・ズウィック