2007_03
28
(Wed)19:04

ステップ・アップ



低所得地区で生まれ育ったタイラー(チャニング・テイタム)は、ダンスの才能に恵まれているが、軽犯罪を繰り返す日々を送っていた。
ある夜、悪友と名門メリーランド芸術学校に忍び込み、騒動を起こし捕まったタイラーは、芸術学校での奉仕活動を命じられる。
そこでタイラーはバレリーナのノーラ(ジェナ・ティーワン)と出会う。
彼女はプロがスカウトに来る発表会にすべてを賭けていた。
もしそこでチャンスを掴めなかったら、ダンスを諦めなくてはならない(goo映画)

ダンス映画歴代5位だそう。
ダンス映画と言えば~私の印象は「コーラスライン」「フラッシュダンス」などかな。(「サタデーナイト・フィーバー」もかぁ…)

内容はさておき、ダンス・シーンが良いならば楽しいだろう…と観賞。
貧しい青年と恵まれた少女が出会い、クラシック・バレエとストリート・ダンスが見事に融合~斬新な踊りへと変化していき、
お互いが今までにない新しい発見を経験し、二人は恋に落ちる。
やはりストーリー展開はミエミエでベタ、かといって大きな失敗もなさそう…
それぞれが挫折を乗り越え、夢に向かって新たな一歩を踏み出す作品。
ダンスは、ストリートダンスとクラシックバレエの融合で、多少新しい。
クラブで踊るシーンと、最後の発表会のシーンは“圧巻”とまではいかないけど、楽しめる場面です。
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ペプシなどのCMで注目を浴び「コーチ・カーター」に出演したチャニング・テイタムと、
ジャネット・ジャクソンのバックダンサーとして活躍したジェナ・ディーワン。
で、この共演がきっかけで、このお二人、只今ラブラブだそう。

芸術学校の生徒たちは、皆プロを目指していて一生懸命。
そんな姿に、タイラーは次第に影響を受けていく。
タイラーの低所得地区生活では、“夢”なんて持てないのです。
努力することは格好が悪くておバカなこと~どうせ俺たちはダメなんだからあ~~な雰囲気の中にいるんですね。
タイラーの黒人友達が、彼が美術学校でダンスの練習相手をしていると知ると、思いっきり非難します。
「女を取るのか!友情を取るのか!」
努力したってどうもならない、頑張るなんてダサい、今のままでいいんだ、俺達は…。
と、自堕落な生活に戻そうとします。
悪い環境でも、仲間がいれば安心できるんでしょう~良い方に這い上がろうとするのを阻止したいのでしょうかね。
夢を持つというのはどんな環境や状況でも、強い意志が必要ですね、もちろん才能もですが。
タイラーの妹(?)カミーユがおませで可愛らしく、校長の貫禄は良かった。
若い方のデート・ムビーに最適ではないかなあ~。
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音楽はもちろん文句なし。
なのに、残念なのはエンド・ロール…日本の配給はエイベックス。
だからといって、倖田來未流さなくても!!!
作品と何の関係もないし、映画を観た人のこと考えてないと思いますよ。
子供向けの映画じゃあるまいし、字幕版のオリジナル観たのに、和製英語(?!)のような曲が流れてきてガッカリです。
良いも悪いも、エンド・ロール観ながら色々と頭の中で思い返して考えたりしませんか?
良い映画ならなお更のこと、劇中の音楽が流れてくると、またシーンが蘇ったりしますよね。
そんな雰囲気まったく考えてません。
私の感想とすれば、可もなく不可もない、程よいトコで終わったこの映画、これは戴けません!!
テンション↓↓です!!
逆に倖田さんのファンはどうなんでしょう~映画にとってつけなくても、今は十分に売れるでしょうし…♪

しかもその後、コンテストとかで(選ばれた?)数人の素人ダンス映像まで…☆☆
いつもは館内にライトが点くまで席を立ちませんが、さすがに中座しました。
ど~~して、最後の最後にこんなものを見せられなければならないの???疑問です。
映画「ステップ・アップ」を観に来たのですから…お金払って!!

2007年 3/17公開 アメリカ映画 
監督 アン・フレッチャー
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2007_03
28
(Wed)18:36

かもめ食堂



サチエ(小林聡美)は、ヘルシンキで“かもめ食堂”を始めたが客はゼロ。
ある日彼女は最初の客で日本かぶれの青年トンミ(ヤルッコ・ニエミ)にガッチャマンの歌詞を教えてくれと言われるが、出だししか思い出せない。
彼女は偶然本屋でミドリ(片桐はいり)を見かけ…(シネマトゥデイ)
公開当時から評判の良い声が多く、最近WOWOWで鑑賞しました。北欧でおにぎりを売りにする食堂開店。
冒頭、小林聡美の“太った生き物が美味しそうにご飯を食べている姿を見るのが好きなのだ”というナレーションにウンウンとうなずける!
片桐はいりはガッチャマンの歌詞を尋ねられ、ノートを取り出し書きながら歌いだす様子も、なんとなく解るなあ!

食堂とイメージすれど、シンプルでお洒落な厨房や、家具、食器類。
なのにお客は日本かぶれの若者だけ。
でも、サチエは慌てず騒がず~コップを磨き、テーブルを拭き…いつかお客さまは来てくれると信じている。
これが日本での話なら待つだけなんて、このご時世とんでもないかもしれないけれど、ヘルシンキの時の流れの中では許されそう…。
当てもなく旅に出て、店を手伝うようになったミドリと、
空港で荷物が行方不明になって身動きがとれなくなったマサコ(もたいまさこ)が加わり、
ゆっくりとした穏やかな優しい時間が流れていく。 
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個人的には、この3人と同じ年代。
もうここまで生きてきたら、多少の挫折も経験済みで、怖いものも余りないかもしれない。
嫌な事や余計な事を考えていても、なるようになる…でも、まだまだこれからの人生だから!
劇中、そう思えるセリフもたくさん聞かれます。

あちらの方の“おにぎり”への反応が可笑しいです~でも洋服に付いたご飯粒…やはり皆、同じ事しますね(笑)
その他、カツや唐揚げでしょうか~定食風なメニューも美味しそうだし、シナモン・ロールも食べたい!

ゆったりと~まったりと流れていく映画には、途中から退屈でたまらないものもたくさんありますが(最近では「ブロークン・フラワーズ」)
この作品はそんな時間のなかに、幸せな気持ちになれる良質さが詰まってます。
イライラしたり、気にしたりせずに、自分をわきまえた賢い生き方、心穏やかに、心優しくありたいと…理想だったり、無理であったりしても、そんな気持ちは何処か忘れずにいたいと感じました。

群ようこが本作のために書き下ろした小説。
3人の個性的な女優がフィンランドの首都ヘルシンキを舞台に、のんびり~ゆったり繰り広げていく演技も素晴しい!
邦画だけど、どこか違う香りと空気が味わえる映画。
そんな価値のある良い作品です。
井上陽水の「クレイジーラヴ」も作品に合っていて良かったです。

2006年 3/11公開 日本映画
監督 荻上直子

2007_03
28
(Wed)18:03

遠い空の向こうに



1957年10月、ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。
ウエスト・ヴァージニア州の炭坑の町コールウッドで、
その美しい軌跡を見ていた青年ホーマー(ジェイク・ギレンホール)は、自らの手でロケットを打ち上げたいと思い、級友3人とともに本格的なロケットづくりにとりかかった。

NASA元エンジニアの自伝小説「ロケット・ボーイズ」を映画化したもの。
ロケットへの夢に賭けた若者たちの挑戦を描いたドラマ。

廃坑寸前の炭鉱町、ここで育ったら炭坑夫になることが決まったようなもの。
高校生のホーマーはロケットの魅力に取り付かれ、見様見真似でロケットを作っては失敗を繰り返す。
3人の友人と共に将来の夢への実現に向けて動き出す。
全米の科学コンクールに優勝できれば、奨学金で大学進学できると教師の後押しで懸命に努力する少年達。
「ロケット・ボーイズ」は所謂 “オタク” “変人”
そして、それぞれに家庭の事情も抱えている。
そんな彼らのロケット打ち上げと言う、まるでお遊びのような事に、同級生も町の人達も冷ややかだったが、次第に理解者が増えてくる。
試行錯誤を繰り返し、夢へと胸膨らませるホーマーのもう一つの問題は、炭鉱夫のリーダー的存在の父(クリス・クーパー)との確執。
炭鉱の仕事に誇りを持っている父は、自分の仕事に興味を持たず、ロケットにうつつを抜かすのが気に入らない。
今や炭鉱が時代の流れに押しつぶされようとしていると感じながらも、息子の夢を阻もうとする。
でもそれらは観ていて決して嫌気を感じる事じゃなく、
ただ頑固で信念があると言う事が逆に感動し、父親の生き様を感じることができます。

ロケット製作過程が意外と面白いです。
線路をこっそりもらっちゃったり!
オチの虚しさも結構好き。
感動的なサクセス自伝映画だけれど、何かそれだけではないストーリー展開の良さと、
爽やかな青春時代を思い出させてくれる作品。
ラストはやはり涙無くしては観れない!
「ロケットボーイズ」の達成感や満足感が観る側にもしっかりと伝わってきます。
エンドロールで、ロケット・ボーイズたちのその後も紹介されます。
当時19歳ぐらいのジェイク・ギレンホール~田舎町の純粋な高校生を違和感なく演じています。
あの奥底から輝くような大きな瞳が、夢見る少年っぽい!

ソ連の世界初の人工衛星打ち上げで、
それまで科学技術の分野で最先端であるという意識を持っていたアメリカが受けたショック “スプートニク・ショック”
結果、教育・軍事・科学技術部門の改革の必要性が認識され、
NASAが設立されたりアポロ計画が立ち上がったりして、危機感の中で大きく再編されたんですね。

2000年 2/26公開 アメリカ映画
監督 ジョー・ジョンストン

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