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ダンシング・ハバナ 

2007, 03. 18 (Sun) 22:21



1958年、父親の転勤に伴ってキューバへとやって来た18歳のケイティ(ロモーラ・ガライ)は、ハビエル(ディエゴ・ルナ)という青年と知り合う。
彼の夢は家族とアメリカへ移住することであり、その夢を叶えるため、ケイティとハビエルはダンス大会の優勝を目指す。(シネマトゥデイ)

真面目で成績優秀な高校生のケイティ、一家の住家は外国人用高級ホテル。
そのホテルでウェイターとして働くハビエルと知り合い、彼の情熱的なダンスに惹かれてしまう。
社交ダンスしか知らなかった彼女は、キューバの激しい踊りに衝撃を受け、心惹かれていく。
アメリカ移住を望むハビエルに「ダンス大会で優勝すれば賞金がもらえる」と持ちかけ、秘密の猛練習が始まった。
主役の二人は初々しく、ダンスシーンも爽やか。
ダンス大会への練習で、お互いが少しずつ引かれていく感じがよく伝わります~人種や貧富の差が壁を作っているみたいけど、その微妙な感じが良かった。
特別上手なダンスではないかもしれないけど、お互いが信頼しあって素敵なダンスをすることができるんです。
両親は反対しつつも、二人のダンスは認めてくれ、愛情も感じました。

カストロの革命軍がハバナへと進撃していたころで、革命によって皮肉にも移住は必要なくなります。
この後、キューバはアメリカと反目することになるのですね。
“キューバのダンスは奴隷のダンス~なりたい自分になれるダンスなんだ”というセリフや、場末のクラブで情熱的に踊るキューバの人達からは熱気を感じます。

ディエゴ・ルナが良いです。
可愛いいセクシー!

一大ダンス・ムーブメントを起した『ダーティ・ダンシング』のリメイク。
でも随分内容は違うみたいです。
前作のメインキャスト、パトリック・スウェイジがゲスト出演。
彼は「ゴースト/ニューヨークの幻」のサム役さんでした。

2005年 7/9公開 アメリカ映画
監督 ガイ・ファーランド

ロード・オブ・ドッグタウン 

2007, 03. 18 (Sun) 17:47

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カリフォルニアのビーチでサーフィンに明け暮れる若者、ステイシー、ジェイ、トニーの3人はサーフ・ショップを経営するスキップ(ヒース・レジャー)の仲間に憧れて、スキップが結成したスケート・ボードチームZ-BOYSで数々の大会で頭角を表し、次第にスケート・ボードにのめり込む。
スケート・ボードを操った少年達の実話に基づく話。

青春、友情、恋愛、裏切り、お金か名誉か仲間かプライドか。
70年代に一世を風靡したZ-BOYSを描いた青春映画。
主演の若者たちは結構イケメン!
スケートボードの技だけでも見応え十分ですが、それぞれの人間ドラマも丁寧に描かれています。
サーフィンやスケートボードがわからなくても大丈夫。
何かを求めて疾走する少年達と、彼らを取り巻く人達の物語。
栄光をつかむと、更に上になりたいと思う。
ドッグタウンでトップになった彼らは、世界を目指そうとしますが、本来の気持ちや情熱からは違う方向へと流れていく…
憧れや友情の時間は、それぞれが選んだ道によって、なかなか戻ることができなくなり気持ちが離れていってしまう。
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レオ君に似てないですか?

水を抜いたプールでスケートボードに乗り、空高く舞い上がっていた彼らの笑顔は本物。
どんなに技術を向上させても、そんな楽しいひと時が永遠に続いていって欲しいと観る者にも伝えてくれる。
涙がでました。
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金髪ロンゲのヒース

スキップ役のヒース・レジャーはどこか憎めないサーフ・ショップの経営者。
兄貴的な存在で3人を上手く利用して…との思いとは別に、彼らはどんどんステップアップして離れていってしまう。
時代の流れにどう生きようとするのか…。
70年代のヒッピーでそんなイカレ方は面白い。
また役ごとに全然違う顔を観せてもらえた!

そしてこの3人の仲間で、彼らを影から支える形のシド(マイケル・アンガラノ)がとにかく可愛くて良い子です。
泣けます。

メンバーのステイシー・ベラルタが脚本を担当し、他のメンバーも役づくりに協力しているそう。

ジェイ : エミール・ハーシュ
トニー : ヴィクター・ラサック
ステイシー : ジョン・ロビンソン

2005年12/10公開 アメリカ・ドイツ映画
監督 キャサリン・ハードウィック


秘密のかけら 

2007, 03. 18 (Sun) 17:31



若い女性ジャーナリストのカレン・オコナー(アリソン・ローマン)は、50年代に起きた不可解な事件に当時一世を風靡していた人気コンビのコリンズ(コリン・ファース)とモリス(ケヴィン・ベーコン)が関わっているのではないかと疑問を抱く。(シネマトゥデイより)

1957年に若い女性がホテルの一室から死体で発見された事実をめぐって、15年後にひとりの女性編集者カレンが真相を究明するお話。
ショウビズ界で起きたスキャンダルの真相、入り乱れた時間軸、予期せぬストーリー展開のサスペンスドラマ。
『ミスティック・リバー』のケヴィン・ベーコンと『ブリジット・ジョーンズの日記』のコリン・ファースが、殺人事件の鍵を握る人気コンビを相性ぴったりに演じています。
アリソン・ローマンは『ビッグ・フィッシュ』で、ジェシカ・ラング演じるママの若い頃を演じてましたが、今回官能的なシーンに体当たり。(スタントありでしょうか…?)

でも、なんか詰まらなかったなあ~正直こんな女性のタイプが苦手…
自分は正しい!!と追い詰めてくようで、「私は真実が知りたいだけ」とか言いなが、体を武器にしてる感じするし…
この女性ジャーナリストに嫌悪感を抱いてしまったからダメだったのかしら。
特にラストで被害者の母親になにやら偉そうな事言っちゃって、あなたもその死んだ女性と大して変わらないんじゃないの~なのにいつのまにか、そんな事まで言えるんだ~と感じてしまった!


カレンにとってラニーは所謂幼い時からのヒーロー。
事件を暴露するわけではなく、ファンであるがゆえに無実を証明したかった。
このことはラストに向かって大事なキーポイントになっているけど、真実は自分にしか分からないもので、本当の二人を知ってしまう事は必ずしも良い事だったのだろうか?と思えてくる。
官能的な映像に惑わされそうなミステリーかも。
ケビンのお尻に興味がある方にはお薦め(笑)
2人のスターの物語として見たら面白いんじゃないか思うけど、全体的には締まりのなさが残る作品と感じました。

2005年 12/23日公開  カナダ・イギリス・アメリカ映画
監督 アトム・エゴヤン