2007_03
12
(Mon)17:09

カサノバ

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あらゆる女性をその魅力でとりこにするカサノバ(ヒース・レジャー)は、不貞や異端行為の罪で死罪を言い渡される。
ヴェネチア総督のとりなしで何とか無罪放免となったものの、まもなく始まるカーニバルが終わるまでに良家の子女と結婚するよう命令される。
そんな折、彼は女性の解放を唱える美女フランチェスカ(シエナ・ミラー)と出会う…(シネマトゥデイより)

前半はドタバタとコミカルで、嘘を突き通すカサノバの慌てぶりが可笑しく、後半は絶体絶命の危機に陥るカサノバとフランチェスカの運命が描かれる。
テンポも良くキャストも個性派揃い、ラストはちょっとしたどんでん返し。
“プレイボーイ”の代名詞として語り継がれる“カサノバ”
この人物像を基に『ショコラ』『ギルバート・グレイプ』のラッセ・ハルストレムが描くカサノバの世界。
カサノバのつく嘘、フランチェスカの秘密、プッチ司教やパプリッツィオ、フランチェスカの母親やヴィクトリアなど交えて状況はどんどん複雑化~その様子が楽しい。
プレイボーイと構えすぎず、どこか滑稽で無鉄砲で憎めない…そんな親しみを覚えてしまいます。
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「ブロークバック・マウンテン」で寡黙なヒースを観た後だったので、なんだかお茶目であたふたと可愛らしいかったです!
私的には修道院の廊下を靴下片手に慌てて逃げていく様がなんとも好みでした!
フランチェスカの婚約者のパプリッツィオ(オリヴァー・プラット)の人の良さや、プッチ司教(ジェレミー・アイアンズ)の冷酷で大真面目なんだけど、どこか抜けてるとこが終始物語を引っ張り笑えます。
ヴェネチアの街並みも綺麗でした!
史実と期待すると裏切られるでしょうね~ロマンティックコメディとしたら楽しめる作品と思います。

ヒース・レジャーはハル・ベリーがアカデミーを獲得した『チョコレート』で、B・B・ソートンの息子役が衝撃でしたが、幅の広い役者さんで大好きです!
次回作「バットマン」でジャック・ニコルソンが演じて話題だったジョーカー役に決まったとか~楽しみです♪

アラン・ドロン、マルチェロ・マストロヤンニ、ドナルド・サザーランドなど、過去に様々なスターが演じてきた有名なプレイボーイ、ジャコモ・カサノバ。
お好みはあれど、ヒースも仲間入りです。

2006年 6/17公開 アメリカ映画
監督 ラッセ・ハルストレム

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2007_03
12
(Mon)16:58

ジャーヘッド



大学進学を止めアメリカ海兵隊に入ったスオフォード(ジェイク・ギレンホール)
祖父も父も海兵隊員だったこともあり、祖国のため訓練に耐え、偵察狙撃隊STAの候補に抜擢される。
過酷な訓練の末、60名の候補者から絞り込まれた8名に残ったスオフォード。
そんなある日湾岸戦争が勃発し、イラクに派遣され開戦まで待機を命じられるが、それは緊張感と退屈が入り混じった生活だった。

祖父も父も“ジャーヘッド”(ポットのように刈り上げた頭で、頭が空っぽの海兵隊員の意味だそう)
湾岸戦争での実体験を赤裸々につづったA・スオフォードのベストセラー小説の映画化。
空爆とメディアが主導するハイテク戦争と言われた湾岸戦争。
敵の姿などどこにもない砂漠で、ひたすら“その時”を待つ若い海兵隊員の退屈と衝動。
これまでの戦争映画のように、寡黙な状況下で生きるか死ぬかではない分、人間性や生々しい現実が感じられます。
現代の戦争なのか…ガスマスクを付けながらフットボールしたり、「スターウォーズ」のセリフが出たり、ラップで騒ぎ、サソリの戦いで賭けをして暇を持て余す日々。
訓練中に仲間が死亡したり、悲惨な傷跡を目にすることはあっても、イラク兵と戦闘することはありません。
『地獄の黙示録』を鑑賞しながら盛り上がる姿は、しだいに内にある狂気を呼び起こさせてるよう。
“一発ぐらい撃たせてくれ!”と懇願する姿は、通常の戦争映画ではあり得ないことでしょう。
戦争は終結し、訓練の成果は発揮される事もなく帰国する。
そのエネルギーが不完全燃焼で終わった時、彼らは生きる気力さえももぎ取られたよう。

技術が進歩した現代にあっては戦争のかたちが変わっている…時にユーモラスに半面痛烈に描き出したこの映画は、今までにはない新しい戦争映画なのでしょう。
鑑賞後に大きな衝撃はないですが、戦争ってやっぱり、人間のその後の人生に大きな影を残す…その虚しさは感じます。
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ジェイク・ギレンホールは好演です!
この方は若手の中でも演技派ですねえ~10代の頃のお顔はチト濃い感じもしてあまり好きではなかったですが、作品には好きなものは結構ありました。
最近はそのお顔にも慣れてのか、妙な甘さが取れたのか?…良いです!
共演のピーター・サースガード(ジェイクとは義理の兄弟)オスカー俳優のジェイミー・フォックス、クリス・クーパーと演技派揃いで見応え充分の人間ドラマです。

2006年 2/11公開 アメリカ映画
監督 サム・メンデス

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(Mon)02:38

旅するジーンズと16歳の夏



固い友情で結ばれた4人の女の子達は、16歳の夏休みを生まれて初めてバラバラに過ごすことに。
内気なリーナは祖父母の住むギリシャへ、情熱的なカルメンは離婚した父親のもとへ、母を亡くしても天真爛漫なブリジットはメキシコのサッカー・キャンプへ、シニカルなティビーは地元でバイトをしながらドキュメンタリー映画を制作する予定。
それぞれの出発の前日、4人は体型の違う全員になぜかぴったり合う不思議なジーンズを見つける。
この1本のジーンズを1週間ずつ順番ではく約束を交わし、
4人はそれぞれの夏に旅立っていく(goo映画より)

母親同士がマタニティ教室で知り合ったのが縁で、それ以来16年間親友の少女達。
それまであまり経験しなかったような、人生の痛みや幸福を知っていくお話です。
体型も性格もまるで違う4人ですが、なぜか1本のジーンズを共有できてしまうところはファンタジーだけど、そのジーンズがもたらすストーリーは現実的なもの。

1番目リーナは両親の故郷ギリシャへ遊びに行きます。
そこで出会う人達との交流と、いつもおとなしいリーナが振り絞った勇気。
山添いに立ち並ぶ真っ白な建物と美しい海~ギリシャの景色はとても美しい!

2番目ティビーは地元に残り、自己製作映画の機材を買うためにアルバイトの毎日。
12歳の少女と知り合い初めは少し戸惑うのですが、その少女からとても大切なことを教えられることになります。

3番目カルメンは家を出て行ってしまった父親のところへ遊びに行きます。
ところが父親が再婚することになり、両親の離婚がいつまでも心の傷になっているカルメンは、いろいろと傷ついて帰ってきてしまう。

4番目ブリジットは女子サッカーの合宿でメキシコに。
自分に自信があって、好きになった大学生のコーチにも猛烈アタック。
でもそれが実ると、なぜか虚しくなってしまいます。
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ジーンズに勇気をもらいながら、苦悩や現実に立ち向かっていく少女達。
いじらしく、不器用で、純粋。
どの子の悩みもとても共感し易く、心が打たれます。
最初、16歳ぐらいの怖いもの知らずでオバカな女達が、キャーキャー騒ぐような映画か、
そうでなくても若い子向きかと思っていたのですが…大変、大変、失礼しました!!
私のようなおばさんが観てもその胸の内が伝わってきますし、
クライマックスに近づくあたりからは泣かされっぱなしです! 
同年代の方はもちろん、思春期を大きく通り過ぎた大人の心をも掴むと思います。

自分の殻を破りたかったリーナ。
生きる意味を知りたかったデイビー。
母の死を乗り越えたかったブリジット。
父親の愛情が欲しかったカルメン。
もしかしたら、不思議なジーンズではなかったかもしれないけれど、
彼女達の友情こそが不思議であり、確かなものだったのだろうと思いました。
若いっていいですね~迷ったり悩んだりしながらも、友達と語り合い、励まし合って、皆成長するんですね。
お薦め作品です!

出演は、アンバー・タンブリン アメリカ・フェレーラ ブレイク・ライブリー アレクシス・ブレーデル

2005年 10/1公開 アメリカ映画
監督 ケン・クワピス

2007_03
12
(Mon)00:40

ナイトミュージアム



ニューヨークで暮らす失業中のラリー(ベン・スティラー)は前妻(キム・レイヴァー)が再婚すると知り動揺する。
愛する息子ニッキー(ジェイク・チェリー)とのきずなを保つために、ラリーは自然史博物館の深夜勤務の夜警員の仕事を引き受け、真夜中に警備を始める。
ある夜、展示物が魔法を使ったように生き返り、ローマのグラディエーターやカウボーイたちがジオラマから飛び出して戦いを始め…(シネマトゥデイ)

17日からの公開作品がたくさんあるので、先行上映で観てきました。
博物館の展示物が夜になると動き出し、日の出には元に戻る。
ティラノサウルスやアフリカの動物、ローマ皇帝や西部開拓時代のカウボーイ、
モアイ像がガムを噛み、いたずら好きなサル等が大乱闘。

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ベン・スティラーだから面白いんでしょうね!
大爆笑ではないけれど、どこか滑稽でクスクス笑える無難な作品に仕上がっていたと思います。
タイヤのネタやラリーがサルと張り合うシーンなどは面白いですね~大人げ無さが妙に笑えたりして!

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ストーリーはお気軽で、特別構えてみる必要もなく楽しめれると思います。
ルーズベルトにロビン・ウィリアムス、
ノンクレジットでオーウェン・ウィルソンも。

春休みにお子様とお薦めの作品です。
歴史背景など知っていると、更に笑えるかもしれません。
こんな博物館楽しそうですね~♪
「おもちゃのチャチャチャ」なんて歌を思い出しました。
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2007年 3/17公開 アメリカ映画
監督 ショーン・レヴィ
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