2007_02
12
(Mon)19:38

ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド



結合体双生児のトム(ハリー・トレッダウェイ)とバリー(ルーク・トレッダウェイ)は、
外界から隔離された人里離れた場所で暮らしていたが、 18歳の時、父親からある興行主に売られてしまう。

2人は音楽の訓練を受け、1975年、ロックバンド「ザ・バンバン」としてデビュー。
「ザ・バンバン」は、イギリスのロックシーンで一躍スターとなっていく・・。

ドキュメンタリー手法で描いたロックミュージシャンのニセ伝記映画。
撮影や関係者の証言、ライブ映像に至るまですべてが徹底していて、
フィクションなのかノンフィクションなのか解らなくなるほどです。

この独特な世界観を言葉で現すのは難しいので、
私はこの映画が好きとだけにしておきます。

とにかくこの双子がとっても美しい!!
この美しさにチョットヤラレてしまったから、この映画が好きなのかな!
ロック・スターを演じる“美しい”双子の数々のシーンは、
破滅的で繊細で、切なくて、衝撃的・・・
二人の横顔と正面の顔が重なる瞬間~眼の美しさ、鼻筋の綺麗さにはため息も!

2007年 1/20公開 イギリス映画

監督 キース・フルトン ルイス・ペペ
2007_02
12
(Mon)19:22

世界最速のインディアン



ニュージーランド南部のインバカーギル。
かつて優秀なエンジニアだったバート(アンソニー・ホプキンス)は、
家族もなく貧しいが、自ら改良したバイクで数々の国内記録を残していた。
バートの夢は、1920年型のバイク“インディアン”号を苦心して改良し、
米国ユタ州ボンヌヴィル(ボンヌヴィル塩平原)で「スピード・ウィーク」の大会で世界記録に挑戦することだった。

“インディアン”とは当時のカリスマバイク。
インディアンが自由に馬を乗りこなすことから、鉄の馬という意味で名づけられたとか。

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アメリカへ渡り、この“インディアン”号を牽引しながらのロードムービー。
さらに狭心症と前立腺肥大という病気も抱え、
ニトログリセリン持参の挑戦!
行く先々で人々との交流が暖かく、習慣の違いに戸惑いながらも笑いあり、ハラハラあり、素敵な作品に仕上がっています。
1960年代の車や街並みのデザインも素敵だし、 壮大な景色もとても美しい。

40年もの間、1台のマシンに愛情を捧げ改造し続ける老人。
悪気はないが爆音など、ご近所からも迷惑がられ気味(笑)
ただ一人親友のお隣の子供を除いては、レースで結果が出せるとは誰も思ってはいない。
それでも自分の主張は曲げず、年寄りだからといって隠居せず、
お金がなくても、病気があろうが夢を諦めず、
人に優しく、感謝し、そんな愛すべきバート・マンロー。
なんてカッコイイ爺様なんでしょう!
そしてこの物語、誰一人として悪い人間が出てこない!
とにかく、皆が前向きでポジティブ!
観ていてとても暖かい気持ちになります。

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アンソニー・ホプキンスと言えば、
まず“レクター博士”でしょう。
『日の名残り』 『ハワーズ・エンド』
最近は『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』での年老いた数学者。
今まであまり観たことがないホプキンスさんを観たいと思われたら、
とっても、チャーミング?!な彼を是非どうぞ♪

夢を諦めないといえば、
先日観た『幸せのちから』もそうですが、
こちらは老いても夢を諦めるな、
人生63歳からだ~と言わんばかりの元気が出る映画でした!

2007年 2/3公開 ニュージーランド/アメリカ映画
監督 ロジャー・ドナルドソン
2007_02
12
(Mon)18:56

幸せのちから



骨密度を測る新型医療機器のセールスマンとして生計を立てるクリス(ウィル・スミス)は、
大儲けを見込んで買い取った機器を思うように売ることができず、家賃や税金を払えない状態に陥ってしまう。
妻のリンダ(タンディ・ニュートン)にも去られた彼は、証券会社の正社員を目指して養成コースを受講しようとするが…(シネマトゥディより)
全財産21ドルから億万長者になったクリス・ガードナーの実話に基づいた作品。

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何かわからないけど、物足りなさは確かに残りました。
母親はチョット私には受け入れられないタイプ。
お金の苦労は誰もしたくないし、
不安になるのは当たり前だけど、
この母親は無責任というのか~子供をわりと簡単に手放したので、
そんなことが出来るものかなあ~と。

これでもかあ~~と泣かされなかったのは結果的には良かったのかな。
子供の為には何が何でも頑張れる親の心、守るものを持つ強さは感じました。
とにかくウィルはよく走ってたし、彼のお子様も可愛らしいかったです♪
親子モノのお話しと言うよりは、男のサクセス・ストーリーと観た方が良いかもしれません。

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“貧すれば鈍す”という言葉がありますが、
この親子には一切その言葉が当て嵌まらない前向きで、
凛とした印象は人間諦めたらいかん。。と再確認。
ラストでの感情を押えた歓びの演技は静かな感動を覚えました。

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流れる音楽が80年代のブラック・コンテンポラリーで懐かしかったです。

■第79回アカデミー賞ノミネート
*主演男優賞 ウィル・スミス

2007年 1/27公開 アメリカ映画
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
2007_02
12
(Mon)18:32

フランキー・ワイルドの素晴らしき世界



イビサのクラブを熱狂させるカリスマDJフランキー・ワイルド(ポール・ケイ)は、突然聴力を失ってしまう。
失意の日々を送っていたが、読唇術の女性教師ペネロペ(ベアトリス・バタルダ)と出会い、再生へと歩き出す。
ある日、耳が聞こえなくても振動で音を感じることに気づいた彼は、DJ再起を決意。

フランキー・ワイルドについてインタビューに答える業界関係者のシーンが時折入るので,
ドキュメンタリーかと思っていたら、
実在する複数のミュージシャンのエピソードをもとに生み出された人物で、それ風につくったフィクションでニセの伝記映画作品だそう。

不謹慎で、自堕落で、お下劣。
酒と煙草とドラッグ・・
エプロン(?)姿の着ぐるみ風のパンダかクマの幻影までも登場し、チョット笑える部分も・・!

フランキー役のポール・ケイはDJの特訓を受け、破滅的でありながら、どこか憎めない愛らしいキャラクターを好演。
ただ読唇術を取得するまでの描き方が希薄だったのと、
ペネロペを演じたベアトリスの演技が素晴しかったので、
自分の声が聞こえているかの様に話すフランキーには、
リアリティが少し欠けた感じがしたのが残念。

音は聴くものではなく感じるもの。
フラメンコの熱い音楽とダンスから振動を肌で感じたフランキー。
音を足から全身へと感じ、見事復活。

ラストで彼が選択した道は、本当の幸せを得たように見え、
ただの逆境を乗り越える再生の物語ではなく良かったです。
何かを失った事によって、新たな生き方や新たな発見できるから人間は素晴しい。

作品には時折無音シーンがあり、フランキー自身を体感するような感覚。
ほのかな感動が感じられました。

2006年 12/23公開 イギリス/カナダ映画
監督 マイケル・ドース
2007_02
12
(Mon)18:01

ディパーテッド



犯罪者一族の過去と決別するために警察官となったビリー(レオナルド・ディカプリオ)
マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)によって警察官に仕立てられたコリン(マット・デイモン)
ビリーはマフィアの潜入調査を命じられ、コステロ一味に潜り込む。
コリンは有能な警察官を装いながら、コステロに情報を流し続ける。

マフィアに潜入した警察官と警察に潜入したマフィア。
警察学校の同期生でありながら、互いの存在を知らない2人。
コステロに命運を握られ、同じ女を愛するようになる。
やがて警察もマフィアも組織内の内通者(ネズミ)の存在に気づき、
2人はそれぞれ窮地に追い込まれる・・・

香港映画『インファナルアフェア』のリメイク。
私は未見ですが、
本家ファンの方にはあまり評判が良ろしくないようで・・

本家ではマフィアのボスの座を巡って、激しい抗争があったり、
自分の家族や愛する人なども絡んでくる背景などがあるからこそ、
2人が“善と悪”の間で揺れ動く心情などが伝わってくるそうですが、
ビリーの方にはその様子があるようには感じますが、
どちらかと言えば“自分の正体がバレるのを恐れている”方を強く感じました。
また愛した女性が別々だったのが、
こちらでは同じ女性であったり、
警部役も2人のキャラに分けたりと設定は多少違うようです。

クライム・アクションと観れば楽しめると思います。
ただ本家を観てない私でも、
ラストはこんなんで・・有りなのかなぁ~~とちょっとガッカリしましたけど!
その他、伏線としても??な箇所があるし、
えっ、結局あれとこれとあれはど~なった・・と私の緩んだ脳には解らずじまい。

とにかくニコルソンがインパクト在りすぎ!上手すぎ!
あの怪演(時々、シャイニング)を延々と観せられたら、
若手二人は霞んでしまいそう。
だから終盤にかけては余計にどう味付けするのか注目でしたが、
チョット納得いかなかったなあ~!!

「フェイク」のジョニーのような潜入捜査官をきっちり描いた作品では無かったように思いました。

■第79回アカデミー賞ノミネート
*作品賞
*監督賞 マーティン・スコセッシ
*助演男優賞 マーク・ウォルバーグ
*脚色賞
*編集賞

2007年 1/20公開 アメリカ映画
監督 マーティン・スコセッシ
2007_02
12
(Mon)17:43

ラッキーナンバー7




今年、劇場初鑑賞映画です(^^♪

仕事を首になり、友人ニックを訪ねニューヨークにやって来た青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)
ところが彼は行方不明。
ニックの借金取り立てに突然ギャングがやって来て、
彼に間違えられたスレヴンは大物ギャングのボス(モーガン・フリーマン)の元へ。
ボスは借金返済の代わりに敵対するギャング、ラビ(ベン・キングズレー)の息子殺害を命令。
しぶしぶ了解したスレヴンは、その後まもなく今度はラビに誘拐される。
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ギャングの対立(と言っても、派手なドンパチはありません)に翻弄される若者を中心に、2転3転するストーリー。
冒頭から色んなシーンや回想シーンがあり、
謎や疑問がラストに向けて綺麗に繋がっていきます。
中盤あたりそのセリフの多さからか中だるみしそうにもなりましたが、
個性派ベテランさんの表情等から感じる演技力はさすが!
ニューヨークを舞台にユーモラスなタッチでも描かれているクライムサスペンス。

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対立するギャングの親分にモーガン・フリーマンとベン・キングズレー!
品のある静かな迫力が感じられます。

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両ギャングを監視するニューヨーク市警のブリコウスキーには
『Shall we dance』のスタンリー・トゥッチ。

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この物語の鍵を握っている凄腕の暗殺者グッドキャットにブルース・ウィリス。

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『ホワイト・ライズ』『ブラック・ダリア』のジョシュ・ハートネット。
バスタオル1枚のシーンは冒頭からかなり長く続き、
コミカルな役どころも好演♪
ニックの隣人でスレヴンの恋人となるリンジーにルーシー・リュー。

チョットしたどんでん返しがラストに明らかになります。
ベテランさんの演技は観もの♪

2007年 1/13公開 アメリカ映画
監督 ポール・マクギガン
2007_02
12
(Mon)16:23

パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン/呪われた海賊たち

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海賊たちが大海を牛耳っていた頃のカリブ海の英国植民地の港町。
総督のひとり娘エリザベス(キーラ・ナイトレイ)が極悪非道な海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)にさらわれる。
狙いは彼女が持つ黄金のメダル。
彼女を愛する鍛冶屋のウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)は、自らをキャプテンと名乗る一匹狼の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の助けを借りて救出に乗り出す。

『ロード・オブ・ザ・リング』でその美しさを披露してくれたオーランド・ブルーム目当てだったけど、
“Good day”とエリザベスの馬車を見送った次の瞬間・・・
颯爽と(笑)現れたこの怪しげで汚い男キャプテン・ジャック・スパロウに、私、数秒で一目ぼれ(一目ぼれなんて初体験!)~鍛冶屋の剣術シーンが終わる頃にはfall in love♪

能天気で飄々とした舌先三寸のお調子者、
流血を嫌う戦略上手、汚い身なりなのに綺麗な顔立ち、
時々見せる凛とした表情、
敵だか味方だか~間抜けなのか賢いのか判別しにくいその振る舞い・・
ブラック・パールと海をこよなく愛するそんなキャプテン・ジャックが大好き!

こんな娯楽大作・・と言われる方もいらっしゃいますが、
自分にはストーリーからキャラクターから音楽からぴったり好みが合った作品。
生真面目なウィル、勝気な令嬢エリザベス、総督ノリントン、バルボッサを始め海賊、クルー達、皆が個性的で夫々の見せ場で楽しませてくれる。
今でも一番観続けてる映画です♪

最初はジョニー・デップよりキャプテン・ジャック・スパロウに惚れてしまったのは確実で(苦笑)
それから「シザー・ハンズ」のエドワードだったと知り、
この作品は豪く感動した覚えがあるものの、あのハサミ君がジョニーだったとは!
ジョニーの他の作品を見ていくうち今度は共演者に気がなりだして、色んな映画を観るようになりました。

この映画と出会ったことで、自分の生活がかなり変わってしまったと言ってもよいかも知れません。
私に取ってはそんな大切な1本です♪

2003年 8/2公開 アメリカ映画
監督 ゴア・ヴァービンスキー