ソウル・キッチン
2011, 03. 22 (Tue) 00:00
庶民派レストラン“ソウル・キッチン”を経営するギリシャ系移民のジノス(アダム・ボウスドウコス)は、不運続きの日々を過ごしていた。
そんなある日、シェフのシェインを雇うことになるが…。
様々な民族が集うハンブルクの大衆食堂を舞台に、個性豊かな面々が繰り広げる悲喜こもごもの人生模様をユーモラスに綴るヒューマン・コメディ。
2011年 1/22公開 ドイツ/フランス/イタリア映画
ファティ・アキン監督
「愛より強く」「そして、私たちは愛に帰る」、3部作となる次回作の前に、ガラリと作風を変え、思い切ってリフレッシュを計ったファティ・アキン監督。
新境地となるエンターテイメント作品は、ご自分にとっても挑戦であったそうですが、「ソウル・キッチン」は、下ネタにも笑わされ、遠距離になった恋人、仮出所してきた兄、ギックリ腰に税金滞納の督促と、定番ながらも活かされた伏線で楽しめるお話でした。
カンヌ・ベルリン・ヴェネチアと、映画祭全て受賞と言うことですね~36歳でこれは凄い!

傾いたレストランにカリスマ・シェフが現れ、建て直していくヒューマン物語かと思っていたので、少しドラマな部分や変化が乏しい感じがして、個人的な好みからはちょっと外れていましたが、作品自体は面白く出来ていると思います。
ソウル・ミュージックやR&Bの音楽、ジノスのギックリ腰ネタが終始笑いを引っ張り、彼を中心に軽快なテンポで進んでいきます。
古い倉庫を改築した「ソウル・キッチン」が、とっても良い!!
小奇麗とは言えないけど、雑然とした空間の日常と、その町に暮らす人たちが妙にマッチしている。
出されるフードはジャンキーな冷凍食品やレトルトで、レストランとは名ばかりの素人料理なのに、それを好んでやってくる客でそこそこの人気店(笑)
上品で本格的なシェインの料理には目もくれないのがおかしい。
できればもっと料理の数々を見たかったかな。
楽しい仲間と過ごせる“居心地の良い場所、時間”があるのは有り難いものです。
個性的なキャラクターが織り成す、陽気でポジティブな作品でした。
コメント
KLY
ファンキーな音楽に乗せて楽しんじゃいました。(笑)ドイツなのにソウル、妙にアメリカ的だけど、ヤッパリ見てるとドイツだなぁって、この微妙な空気感が気に入ってます^^
オリーブリー
KLYさんへ
こんにちは。
もう少し料理の数々が見たかったけど、ギックリ腰とラストのタブレットオチがベタで面白かったです(笑)
良いトコのお嬢さんで美人でスレンダーな彼女が、どーしてジノス???とずっと不思議でしたo(*^▽^*)o~♪爆!
latifa
オリーブリーさん、こんにちは!
オリーブリーさんの感じたこと、そのまんま自分と重なって、嬉しいな〜。
そうそう、このレストラン自体は良い感じで気に入っちゃったんだけれど、ストーリーがそれほど・・・。もっとお料理とか、シェフの活躍も見たかったですよね。
>カンヌ・ベルリン・ヴェネチアと、映画祭全て受賞と言うことですね〜36歳でこれは凄い!
確かに凄いわ・・・。
オリーブリー
migさんへ
こちら、ホームドラマな感じかな〜と思っていたら、コメディタッチだったんですね。
そこそこの笑いで楽しめました。
オリーブリー
latifaさんへ
こんにちは。
面白いことは面白かったけど、自分のイメージとちょっと違ってたんで、私もlatifaさんの言われる意味が良く分かりました(*^-゚)vィェィ♪笑。
>ストーリーがそれほど・・・
ふつうにベタでしたね(爆)
乱交(?)パーティーみたいにもなっちゃってたし(;^_^A アセアセ・・・
これまでの監督作品とも全く別物でした。
sakurai
3月頃の
公開って、あのあわただしい時だったんですね。
なんか、あれからものすごく時間が経ったような気がします。
私、ドイツ映画のなんとも節操のないところが好きで。
フランス映画の難解さもなく、イギリス映画の慇懃さもなく、イタリア映画の解放感もなく、どこかアメリカに媚を売ってるような、自分らしさが出せないけど、そこをあえて押しだしてるところみたいなのが、妙に気に入ってるんですよ。
これもその常道で、とっても好み。
いつも行く映画館での上映じゃなかったので、見逃すとこでした。
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