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そして父になる 

2013, 09. 26 (Thu) 23:43

そして父になる8511000

大手建設会社のエリート社員、野々宮良多(福山雅治)は、学歴、仕事、家庭と勝ち組人生を歩んでいる。
都内の高級マンションで、妻みどり(尾野真千子)と6歳になる息子慶多と何不自由のない暮らしを送っていたある日、慶多が病院内で取り違えられた他人の子供だったことが判明する。
相手方は、群馬で小さな電器店を営む斎木雄大(リリー・フランキー)とゆかり(真木よう子)夫婦と、その長男の琉晴。
病院側から「交換するなら早いうちが良い」と促され、交流を重ねながら、今後の決断を下すことになるが…。


子供の取り違えという出来事に遭遇した2組の家族を通して、親子の絆や愛をテーマに描く。
第66回カンヌ国際映画祭審査委員賞受賞。

2013年 3/28公開 日本映画
監督 是枝裕和
カメラに映る姿と噛まれたストロー{★★★★㊤4/5}

出生時に病院で赤ん坊が取り違えられ、6年後にその事実を知った2組の家族。
「血縁」か「育てた時間」か―――。
両家の交流と苦悩を通し、エリート街道を歩んできた良多が、父親として成長していく物語。

先行上映で。
ヘビーなテーマだが、余計な説明も激しい感情の起伏も無い。
わずかなカットに家族の背景や葛藤が凝縮され、まるでスライドショーのように、印象的な場面が次々と流れていく。
特に両家族の対照的な生活空間の見せ方が素晴らしく、餃子とすき焼きの微笑ましいシーンから、交換された子供ふたりが、慣れない環境で見せる声無き戸惑いには切なくなる。
仕事の手を止め、琉晴を待ち構える良多のシーンは秀逸だった。
子役たちと主要キャスト4人はもちろん、多くは登場しないが、ワンクッション置く祖父母のベテラン勢、他人事な上司や弁護士と、それぞれの立場での関わり合いや見解が分かりやすく、誰もが自然体のお芝居でリアリティがあった。
このような映画の感想はキリが無く、経験値でも違ってくると思うが、もし自分だったらと、様々な立場で色々と考えさせられる映画だった。
そして父になる54
都会で品良く暮らす野々宮家は、エリート意識の強い夫と、良妻賢母の控えめな妻。
前橋で電気屋を営む気の良い斎木家は、がさつだが子煩悩な夫と、3人の子供と半ボケの父を抱え、奮闘する肝っ玉母さん。
野々宮家のひとり息子は、有名私立のお受験やピアノのお稽古ごとを頑張る聞き分けの良い優等生タイプに育ち、斎木家の長男は、3世代家族で奔放に育てられ、弟や妹と元気に遊ぶやんちゃ坊主だ。

良多は、金に細かい雄大の言動や、我が子である琉晴に対しても冷ややかな目線を送る。
初めて斎木家を訪れた時、「こ、これは、いくら何でも、、、」と本音を漏らし、挙句、「経済的な心配はないから、二人とも引き取る」と言い出し、雄大夫妻を怒らせる。
家族がより良い暮らしをするため、糧を得るのも父親の姿だと思うが、常に上からで無神経な良多には、これまで我が子として育ててきた子供を返す場所として、また育てられた実子を受け入れるにも、斎木家の有り方が許容範囲ではないのだろう。
同じようなレベルの家庭環境ならまだ良かったのかも知れないが、良多は、精神的な苦悩だけでなく、現実的な格差から生じる戸惑いや躊躇いにも追い討ちをかけられる。
まさに「負けたことない奴ってのは、ほんとうに人の気持ちもわかんないんだな…」のひとり蚊帳の外状態。

不満があっても口に出さず、仕事人間の夫と円満に暮らしてきた妻のみどり。
慶多に愛情の全てを注ぎ混んできたみどりは、我が子ではなかったという事実に押しつぶされそうだ。
しかもみどりはもう子供を産めない身体だと言う。
そして父になる154
野々宮家とは経済面や教育方針も違う斎木家だが、両親は子育てを楽しみ、子供達は明るい笑顔を絶やさない。
特別なことは何もしなくても、日常生活の中で、子供と一緒に成長している。
病院側への誠意(慰謝料)や裁判といった場面でも、起こってしまった事にジタバタせず、腹をくくっているようだ。
戸惑いや苦悩はあるが、野々宮家の選択に従い、野々宮家を支えているようにも思えた。
外見も年収も良多より劣る雄大だが、壊れたおもちゃをハンダコテで直すなんて、子供達にはカッコいいパパだろう(笑)
良多には見せなかった笑顔が自然と出てくる慶多が子供らしくてホッとする。
確かに雄大の言うとおり、子供と本気で楽しく遊べる時期なんて、ほんとうに短い。

妻のゆかりは逆境に強く平等だ。
わずかなかすり傷には無頓着だが、人の心の隙間は見逃さないよう。
みどりに取っても無くてはならない存在になっていく。
そして父になる100
経験者には、どちらの母親も共感できた。
子供の扱いが上手で大らかなゆかりに感心し、みどりの複雑な心境には何度か涙がこみ上げてきた。
夫の「やっぱりな…」の言葉に深く傷つきながらも実子を受け入れようとするが、無機質なマンションで、退屈そうな琉晴とみどりの距離感が痛々しく、「琉晴が少し可愛く思えてきた。でもその分、慶多に申し訳ないと思う」と言うみどりは、この先も絶対に慶多が恋しいと思い続けるだろう。
それは琉晴に取っても不幸なこと。

一番の被害者は子供達。
理解するにはまだ幼ないが、異様な状況を受け入れるしかないと察する慶多と琉晴が健気だ。
琉晴が家出して戻って来たとき、迎えに来た良多の声を聞いた慶多は、どんなに飛び出して行きたかったろうか。
「パパとママちゃうやん、なんで」と言っていた琉晴も、大好きな撃ち合いゴッコで、初めて「次はお父さん!」と自然に言えた。
一人っ子で両親に守られてきた慶多がお兄ちゃんらしく振舞う姿、高層マンションの部屋に張ったテントの中で、流れ星に「パパとママに会いたい。ごめんなさい」と顔を覆った琉晴。
大人が思う以上に、子供は状況を把握し、思いっきり気を使ってるのだ。(涙)
そして父になる80
父親としての良多の価値観は、理想の息子を育てるためだけのもので、そこから外れることには違和感を覚えるという、何とも理不尽な感情なのだ。
子育て経験者は、多かれ少なかれ、良多のように理想の子供に育てられると錯覚し、良かれという思いが無理強いであったと、はっと気づいた人もいるのではなかろうか。
私もモチロンそうだった(苦笑)
おまけに良多がそうやって育ててきた息子は、他人の子供だったから、自分でも思いも寄らぬ感情を経験することになる。
初めて親になる経緯は、妊娠出産する女の方がちょっとだけ早いが、やはり夫婦ともどちらも未熟。
子供と一緒に成長し、パートナーとも足並みが揃っていなければならないと思う。
自分の生い立ちや人生を振り返りながら、琉晴と慶多に本来の父性を目覚めさせてもらった良多。
慶多と琉晴もまた、2人の父親と2人の母親に愛されながら育てられていくのだろう。
夫婦、家族、親子、それぞれ色んなカタチがあり、そこが自分に取って最良の居場所ならそれで良い。
「血なんて繋がっていなくても、一緒に暮らしてたら情は沸くし、似てくるし、夫婦だってそういうことあるじゃない、親子だってそうなんじゃないかしらね…」
ほんとうにそう感じるラストだった。

*この時代、どうしてそんなことが起こったのか…。
この映画が話題になった時から、ずーーっと気になっていた。
ありえない!!!
しかも動機に驚いた!!
そんなん、時効だとか、深々と謝って済むことかっ!!
良多の生い立ちと似たようなバックグラウンドで、心情の変化を強調したかったのか?
風吹ジュンがさりげなくやんわりと良い芝居してた。
あれだけで十分でしょ。
他にやりようがなかったのか、、、(汗)
*慶多は良多の母校を受験したようだし、おそらく良多の父は、事業の失敗か賭け事か、負債でも抱え、破産でもして今の環境になったのだろうか。
*琉晴クンは何故に関西弁?(笑)
*ピアノのメロディが作品に温かみをもたらしていた。

コメント

たいむ

こんにちは

さすが経験者の感想。
私としても概ねきっとそういうものだろうなぁと思いながら見ていたけれど、子供のいない我が家では何かを言える気がしなくって。。。
強いて言うなら、みどりの気持ちなら少しはわかるってことくらい?

子供って、親が思っている以上に大人な部分も持っていて、結構気を遣っていたりするって思ってます。
慶多のパートが多かったけれど、薄々分かっていながら「なんで」を繰り返すしかなかった琉晴には泣けました。
良多の息子である分より利発な子だっただろうし。

2013/09/27 (Fri) 16:43 | たいむ | 編集 | 返信

にゃむばなな

こんばんわ

血の繋がりなど関係なく、同じ屋根の下で暮らす子供を自分の子供のように面倒を見る。
これはホームステイを受け入れる家族では当たり前にやっていることなのですが、実体験としてこういう時でも女性の方が親としての活躍は素晴らしいですね。

きっとこの2家族も血の繋がりなど関係なく、心の繋がりで良好な関係を続けていけるはず。
2つの家族で1つの大家族。これもまた考えようによっては家族の在り方なのかも知れませんね。

2013/09/27 (Fri) 18:25 | にゃむばなな | 編集 | 返信

rose_chocolat

母たち

>経験者には、どちらの母親も共感できた
ですね。どっちかの母親が、何かが欠落している役でなくてよかったです。
その代わり、父たちの方針はかなり違っていて、そこが「父になる」というタイトルの所以だと思いました。

2013/09/27 (Fri) 21:49 | rose_chocolat | 編集 | 返信

えい

こんにちは。

おはようございます。
女性、そして母親でなければとうていここまでの視点は持ちえないなと思いました。
先ほど私のツイッターにリンク張らせていただきました。
事後報告ですみません。

2013/09/28 (Sat) 09:54 | えい | 編集 | 返信

オリーブリー

たいむさんへ

こんばんは。

大家族でワイワイ暮らしていた琉晴にとったら、野々宮家は退屈でしょうね~。
豪華なご馳走を兄弟と取り合うことなく、お腹イッパイ食べれても、琉晴に取って生活事態に楽しみを見出せない環境ですよね。
おまけに箸の使い方を風呂で練習させるとか、決め事を読ますとか、あれって、まさに表面上だけで子供には一方通行ですよ(苦笑)
みどりは慶多との三人の写真を飾るし、多分、かかってきた電話も慶多からだったのでしょうか?あれじゃ、琉晴くんがいくらなんでも可哀相です。

私たちにも当然子供時代があったわけで、彼らの目線では、もう何が何だか分かんないけど、泣いたり暴れたりせず、わずかな知恵で、ただそうしてるしかないんだろうな~と不憫でなりませんでしたよ。
ほんと、琉晴くんの素直な気持ちと良多たちにごめんなさいと言った瞬間、ドーっと涙が溢れました。

小学校入学したら、あとほんの数年だと思いますよ、所謂、親の言うことを素直にきくというのは…(苦笑)
もうその後は、成長と共に、ひとりの人間として扱わなくてはならないのを痛感させられるだけで、嬉しくもあり、哀しくもあり、、、。
だからそれまでの親子関係って、後々にも影響を与えるから、大事なんだと思います。

ところで、“橋の下でひろわれた”ですが(爆)
ネットも無い時代、(爆)全国的なものだったんでしょうかね!!
昭和(?爆)世代は、一度は言われてるんじゃあない?
良い子にしていないと、と、予防線張られてましたよね~そんな親の遊び心(?)も今の時代はないかな。
これって、懐かしい財産でしょうかo(^▽^)o

2013/09/28 (Sat) 18:54 | オリーブリー | 編集 | 返信

オリーブリー

にゃむばななさんへ

こんばんは。

病院側は早い方がいいというけど、本当は、焦る必要はないと思うんですよね。
週末のお泊りを何年続けてもいいと思うし、6年の時間を費やしたなら、実子との本来の親子関係になるには、やはりそれだけかかると思いますよ。
そのうちに子供の方も段々理解できる年齢になるし、親の方もどちらかではなく、どちらともの親として、成長していくでしょうし、ここの2家族なら、そうやって時間をかけて二人の子供と良い関係になれるような気がしました。
まあ、あくまでも理想なので、綺麗ごとなのかも知れませんが…(苦笑)

母親って、子供の事を考えると、父親に理想像を求めてしまうと思います。
特に息子だったら、こんな風な父息子の関係がいいな~と勝手に(笑)
良い悪いではなく、みどりはもう少し、夫と子育てについて話し合わなければならないでしょうね~。

2013/09/28 (Sat) 19:05 | オリーブリー | 編集 | 返信

オリーブリー

rose_chocolatさんへ

こんばんは。

>どっちかの母親が、何かが欠落している役でなくてよかったです。

ほんとうにそうですよね~実際問題、過去の事例では、問題多々ありな家族もあったようですが、掘り下げたり広げすぎると、散漫になってしまう可能性もあるから、あんばい良くまとめて正解だったと思います^^


>父たちの方針

妊娠出産を経て、子供=母親が強いもんじゃないですか。
父親って、入りにくいものがあったりするんでしょうかね~。
でも奥さんも子供も、お父さんが道しるべだと思ってるはずだから、、頑張れ、パパって感じです(v^▽)o笑!!

2013/09/29 (Sun) 01:23 | オリーブリー | 編集 | 返信

オリーブリー

えいさんへ

こんばんは。

こちらこそ、ありがとうございます。
色んな立場で観れる作品でしたが、どうしても母親目線が強くなります(笑)
希林さん目線もそう遠くないかな^^

あの祖母も、「そういえば、ご近所さんが似てないねぇーなんて、、、」と言ったりするけど、それが何だとうろたえることなく、自然体でしたね。
ステキなおばあちゃんでした。

2013/09/30 (Mon) 00:01 | オリーブリー | 編集 | 返信

風子

パパが好き

慶多の撮った写真には泣かされました。
彼にとっては、パパだったんですよね。

2013/10/06 (Sun) 17:05 | 風子 | 編集 | 返信

オリーブリー

風子さんへ

こんにちは。

カメラをあげると言われて断った理由が分かり、いじらしくて泣けましたね。
子供はああやって、知らない内に親のことをいっぱい見ているんだな。

2013/10/09 (Wed) 14:05 | オリーブリー | 編集 | 返信

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  •  そして父になる
  • そして父になる '13:日本 ◆監督:是枝裕和「奇跡」「空気人形」 ◆主演:福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、黄升げん、風吹ジュン、國村隼、樹木希林、夏八木勲、中村ゆり、ピエール瀧、高橋和也、田中哲司、井浦新 ◆STORY◆学歴、仕...
  • 2013.11.25 (Mon) 12:37 | C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜
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  •  そして父になる
  • 是枝監督の最新作は、カンヌ映画祭で審査員賞を受賞したこの作品。福山雅治と尾野真千子、リリー・フランキーと真木よう子の2組の夫婦に起きた子供の取り違えを通して、家族とは何か、父親とは何かを問う。 野々宮良多(福山雅治)は、一流会社に勤めてタワーマンション...
  • 2013.12.28 (Sat) 13:01 | まてぃの徒然映画+雑記
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  •  映画『そして父になる』を観て
  • 13-79.そして父になる■英題:Like Father,Like Son■配給:ギャガ■製作年、国:2013年、日本■上映時間:120分■料金:0円(ポイント利用)■観賞日:10月5日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷) □監督・脚本・編集:是枝裕和◆福山雅治◆真木よう子◆リリー・フランキー◆小...
  • 2014.04.14 (Mon) 23:04 | kintyre's Diary 新館